この記事では、ポケット型WiFiの選び方について詳しく解説していきます。
- ポケット型WiFiの契約を検討中だが、どのサービスを選べばよいかわからない
- 外出先でオンライン会議を頻繁に行うため、ポケット型WiFiを検討している
- ポケット型WiFiを提供する会社を選ぶ際のポイントを知りたい
本記事は、上記のような方々に向けて内容をお届けします。
現在、ポケット型WiFiを考慮している方は、ぜひ最後までお読みください。
ポケット型WiFiとは?
ポケット型WiFiは、持ち運び可能なモバイルWiFiルーターのことを指します。
このデバイスは無線通信が可能で、自宅でも外出先でもスマートフォンやパソコンをインターネットに接続できる利便性があります。このため、仕事上外でオンライン会議を行う方や、移動中に動画を視聴する方にとっては、非常に重要なアイテムとなるでしょう。
しかし、ポケット型WiFiを提供する企業は数十社も存在するため、どのサービスを選べばよいのか迷う方も多いのが現実です。そこで今回は、ポケット型WiFiの利点や欠点を解説し、サービス選びの際に注意すべきポイントについてお伝えします。
なお、ポケットWiFiという名称を耳にしたことがある方は多いと思いますが、実際にはポケットWiFiはワイモバイル社が提供しているモバイルWiFiルーターの商品名を指します。したがって、ポケット型WiFiとポケットWiFiを混同しないように注意してください。本記事では、ポケット型WiFiという表記を使用します。
ポケット型WiFiのメリット4つ
まずは、ポケット型WiFiのメリットについて詳しく見ていきましょう。
主なメリットは以下の4つです。
それでは、1つずつ詳しく見ていきます。
持ち運びができる
ポケット型WiFiの最大の利点は、持ち運びができる点です。
ポケット型WiFiをカバンの中に忍ばせておけば、どこにいてもスマートフォンやパソコンをインターネットに接続できます。「それはスマートフォンのテザリング機能と何が違うの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
確かにテザリングもポケット型WiFiと同じように、スマートフォンやパソコンなどの機器をインターネットに接続できます。しかし、テザリングの場合、スマートフォンが親機となるため、バッテリーが急速に消耗したり、データ容量の多い作業には向かないといった特徴があります。
また、スマホの契約プランによりますが、ポケット型WiFiを契約する方が月額料金が安くなることも多いです。
開通工事が必要ない
ポケット型WiFiのもう一つのメリットは、開通工事が不要であることです。
固定回線では開通工事が必要なため、実際に使用できるまでに1か月以上かかることもありますが、ポケット型WiFiであれば、デバイスが手元に届いた瞬間からすぐに使用できるため、面倒な手間は一切かかりません。もちろん、配線や設備も必要ありません。
複数端末を同時に接続できる
ポケット型WiFiは、複数の端末を同時に接続できるという特長もあります。
外出先で「スマートフォンもパソコンもインターネットに繋ぎたい」というニーズは多いですよね。ポケット型WiFiのほとんどは、10台以上のデバイスを同時接続できるため、友人や家族とシェアして使うことも可能です。
ただし、複数の端末を同時に接続すると、通信速度が低下する可能性があるため、使わない端末は接続を切っておくことをおすすめします。
高速通信が可能
ポケット型WiFiは、高速通信が可能である点も大きなメリットです。
通信速度はMbpsという単位で表され、この数値が大きいほど高速通信が可能です。ポケット型WiFiの多くは、30Mbpsから40Mbps程度の速度が出るため、比較的快適にインターネットを楽しむことができるでしょう。
データ通信量を多く消費するオンラインゲームなどを行う方は、50Mbps以上のモデルを選ぶことが重要ですので、注意が必要です。最近では、5Gに対応したポケット型WiFiも販売されているので、使用目的に応じたサービス選びが重要です。
ポケット型WiFiのデメリット3つ
次に、ポケット型WiFiのデメリットについて解説します。
主なデメリットは以下の3つです。
これから、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
接続が不安定になることがある
ポケット型WiFiは、時には接続が不安定になることがあります。
接続が不安定になる主な原因として、対応エリア外にいること、接続する端末が多すぎること、障害物が電波を遮るなどの要因が考えられます。そのため、家に直接回線を引き込む固定回線と比べると、回線が安定しづらいと感じることがあるでしょう。
また、ポケット型WiFi自体の性能が不足していることも、接続の不安定さに寄与するため、できるだけ高性能なモデルを選ぶことを推奨します。
充電が必要
ポケット型WiFiは、事前に充電を行っておく必要があります。
外出先でパソコンを使用したいと思っても、ポケット型WiFiのバッテリーが切れてしまっていてはインターネットに接続することができません。万が一に備えて、モバイルバッテリーも一緒に持ち歩くと安心です。
契約期間内の解約は違約金が発生する
ポケット型WiFiの多くは、契約期間に関する縛りが設けられています。
一般的には1年から3年の契約が多く、契約期間内に解約すると違約金が2万円程度発生する場合があります。そのため、「使っていないのに違約金がもったいなくて解約できない」という方も多いのが実情です。中には、契約期間の縛りがないプランを提供している会社もありますので、必ず事前に確認しておくことが重要です。
ポケット型WiFiを選ぶときの注意点
ここからは、ポケット型WiFiを選ぶ際の注意点についてご紹介します。
選択する際に気を付けたいポイントは、主に以下の4つです。
・対応エリアの確認
・料金の確認
・通信速度の確認
これらはすべて重要な要素ですので、一緒に見ていきましょう。
データ容量の確認
最初に確認すべきは、データ容量です。
ポケット型WiFiのデータ容量は「1日あたり〇GBまで」「1ヶ月あたり〇GBまで」「無制限」の大きく3つに分類されます。無制限プランでも、データ容量を超えると通信制限がかかるので注意が必要です。
自分がどの程度のデータ容量が必要かを、現在のスマートフォンの使用状況などから把握し、適切なプランを選ぶようにしましょう。なお、自宅に回線を引いていない方や頻繁に外でオンライン会議を行う方には、データ無制限プランが特におすすめです。
対応エリアの確認
対応エリアの確認も非常に重要なポイントです。
ポケット型WiFiには、通信可能なエリアと通信ができないエリアが存在します。使いたい時に対象エリア外では、全く利用できないので注意が必要です。
どのサービスを選ぶかによって対象エリアは異なるため、必ず自宅や職場がそのエリア内に含まれているかどうかを確認しましょう。
料金の確認
ポケット型WiFiの料金は、契約するプランと本体の価格によって決まります。
プランはデータ容量によって異なりますが、一般的には月額3,000円から4,000円程度の料金が考えられます。また、本体価格については、選択するプランによって割引が適用されることもあります。
例えば、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIに初めて申し込むと、本体価格が1円になるだけでなく、5,000ポイントのキャッシュバックがあるため、非常にお得に契約することが可能です。
月額費用を少しでも抑えたい方は、割引やキャンペーンを利用できるサービスを選ぶことをおすすめします。
通信速度の確認
ポケット型WiFiを選ぶ際には、通信速度のチェックも欠かせません。
通信速度によって使用感が大きく変わるため、インターネットで何を行うのか目的を明確にすることが重要です。
例えば、SNSを閲覧したりYouTubeで動画を楽しむ程度であれば、20Mbps程度の速度で問題ありません。しかし、データ量の多いゲームをしたり、家族全員での共有を考えているのであれば、40Mbps以上のプランを選ぶことをお勧めします。
快適にインターネットを使用するためにも、通信速度の確認を忘れないようにしましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
この記事の内容を振り返ってみましょう。
▶ポケット型WiFiとは
▶ポケット型WiFiのメリット4つ
・持ち運びができる
・開通工事が不要
・複数端末を同時接続可能
・高速通信が実現できる
▶ポケット型WiFiのデメリット3つ
・接続が不安定になることがある
・充電が必要
・契約期間内の解約には違約金が発生する
▶ポケット型WiFiを選ぶときの注意点
・データ容量の確認
・対応エリアの確認
・料金の確認
・通信速度の確認
いかがでしたでしょうか?
現在、50社以上がポケット型WiFiサービスを提供していると言われており、その中から選ぶのは容易ではありません。しかし、今回お伝えしたポイントを意識して選択することで、自分にぴったりのポケット型WiFiを見つけることができるでしょう。
聞いた情報だけでなく、自身でしっかりと比較検討を行っていただければと思います。今回の記事が少しでも参考になったのであれば、幸いです。
コメント