ドラッグストアやスーパーの売り場で、メンソレータムのリップをよく目にすることは多いのではないでしょうか。子供の頃から親しんでいるという方も多く、長年愛用しているという声もよく聞かれます。定番商品であるこのリップは、爽快感が感じられるのが特徴ですが、一方で「買ってはいけない」という意見も存在するようです。では、その理由は一体どこにあるのでしょうか。
メンソレータムの薬用リップスティックの問題点とは?

食品添加物について
書籍『買ってはいけない』によると、メンソレータムの薬用リップスティックに関する問題が指摘されています。それによると、唇の荒れや乾燥を改善するのは消費者の思い込みに過ぎないということで、実際には酸化防止剤などの食品添加物が危険であるとされています。具体的には、発ガン物質が含まれており、脱毛のリスクもあるという内容が含まれているため、驚かれる方も多いかもしれません。
メンソレータムにはワセリンやパラフィンなどの石油由来の保湿成分が含まれていますが、これらは多くの化粧品でも一般的に使用されています。また、羊の油脂から精製されたラノリンという成分も含まれていますが、特に危険性はないとされています。メンソレータムは1890年代に設立されたアメリカの会社であり、看板商品の問題が発覚すればすぐに回収や販売中止を行うでしょう。
人が使用しても危険性が低い成分が選ばれているため、過度に心配する必要はないと言えます。
眠気覚まし
ネット上で「買ってはいけない」という意見の中には、眠気覚ましとしての使用は避けるべきという内容が含まれています。眠気覚ましとして使用するというのは、本来の使い方から逸脱していると言えるでしょう。このように正しい使い方をしないことによって問題が発生しているのです。薬用リップスティックは、唇の荒れや乾燥を防ぐために使用するのが最も適切です。
例えば、試験勉強を夜遅くまで続けているときや、授業中に寝てはいけない場合に、目の下やその周囲にリップクリームを塗る方がいるようです。これは、薬用リップスティックに含まれるメントールやカンフルなどの清涼感を得るために行われているのです。
メントールやカンフルを唇に塗ると、スッキリとした爽快感が得られます。このため、粘膜部分や目の周囲、まぶたなどの皮膚が薄い場所に塗る使い方が問題視されています。確かに目が覚める感覚はありますが、これらの成分が刺激となり、目の痛みや涙が止まらないといった症状に悩まされる方も実際にいるようです。洗顔石鹸では落とせず、食器用洗剤で成分を落とす必要があるという方も見受けられ、大変な体験をされたようです。
また、目の下の頬に塗布した結果、肌が荒れてしまう方もいます。メントールは強い刺激を持っているため、肌が敏感な方には逆にダメージを与えることもあるようです。
口コミでの評判は?

化粧品の口コミサイトなどでは、メンソレータム薬用リップスティックについての良い評判も多く見受けられます。具体的には、どのような意見が寄せられているのでしょうか。
安くてどこでも手に入る
薬用リップスティックは、1本100円程度、または2本組で150円から200円程度で販売されています。ドラッグストアやスーパーの化粧品コーナーで見かけることが多いです。
手に入れやすく、価格が手頃で親しみやすいと感じている方も多いようです。メンソレータムは知名度の高いメーカーであり、安心して購入できる点も大きな魅力です。「子供の頃から使用しているので、今もそのまま使い続けている」「気が付いた時に予備として常に置いている」といった声も目立つのが特徴です。

清涼感がある
前述した通り、メンソレータム薬用リップスティックにはメントールやカンフルが配合されています。ハッカのような清涼感を好む方には「すっとする」という評価が高く、多くの支持を受けています。近年では、特に暑い夏の時期にマスクを着用することが一般的となっていますが、口元が蒸れてしまう時にも「すっきりとした感覚が得られる」と感じる方も多いようです。
メントール・カンフル無添加のリップもある
皮膚が敏感な方や香りが苦手な方にとって、メントールやカンフルの使用が難しい場合もあります。そんな方々にとって、薬用リップスティックは使いにくいかもしれませんね。
メンソレータム薬用リップナチュラルであれば、無味・無香料のため、非常に使いやすいです。薬用リップスティックのように唇の荒れや乾燥を防ぐ効果もあり、さらに香りがないため手持ちの口紅の邪魔をすることもなく、下地のリップとしても利用できるというメリットがあります。

唇の荒れがひどい人向けの商品もある
薬用リップスティックや薬用リップナチュラル以外にも、特に唇の皮向けやひび割れが酷い方に向けた商品も存在します。それが第3類医薬品のメンソレータム メディカルリップbです。これは、容器から指で取って塗るバームタイプのリップクリームです。

もし薬用リップスティックなどで唇の荒れが改善しない場合は、こちらの選択肢も考慮すると良いかもしれません。ただし、こちらにもメントールが含まれているため、使用する際には注意が必要です。
まとめ
メンソレータムの薬用リップスティックは、肌が敏感でない方にとっては特に問題なく使用できるアイテムです。唇を保護するために塗布するという正しい使用方法を心がけることが大切です。
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