若々しさを保ち、いつまでも健康でいたいと考えるのは、多くの人に共通する願いではないでしょうか。また、『最近、肌のハリが失われてきた』『髪のツヤやコシが不足している』と感じている方も多いかもしれませんが、もしかすると、あなたが普段摂取している食品がその原因となっている可能性があります。
毎日の食事から少しでも老化の進行を遅らせることができれば、嬉しいですよね。そこで、今回の内容では、
●老化の原因について
●老化を早める食品とは？
●老化を防ぐ食品とは？
これらのテーマについて詳しく解説していきます。
この記事をお読みいただくことで、老化のメカニズムを理解し、日常の食生活で注意すべきポイントが明確になるでしょう。ぜひ最後までお楽しみください。
老化を早める食品とは？買ってはいけないもの
避けるべき老化を促進する食品は、以下の3つです。
１．ハム・ソーセージなどの加工肉
２．ファーストフード
３．清涼飲料水・炭酸飲料
これらの食品は、どれも身近にあるものばかりではないでしょうか。その理由については、後ほど詳しく説明いたします。
まず、老化の原因について考えてみましょう。次のセクションで詳しくお話ししていきます。
老化を早める原因は何か？
老化の主要な原因の一つとして挙げられるのが、【糖化】です。
先に挙げた3つの食品は、糖化を引き起こしやすいものです。言い換えれば、これらは「老化を早める食品」と言えるのです！
次に、糖化のメカニズムについて詳しく見ていきましょう。
糖化が老化を早める理由とは？
糖化とは、簡単に言うと「体の焦げ」のことであり、たんぱく質と糖質が結合することによって起こる変性反応を指します。
糖質はエネルギー源として体内で利用されますが、一定の量を超えると、体内に余っている糖質とたんぱく質が結びつき、糖化が進行し、老化を促進する物質「AGE」が体に蓄積される原因となります。
たんぱく質は私たちの髪の毛、肌、血管、骨、内臓、そして筋肉を構成する重要な成分ですが、「AGE」はこれらのたんぱく質にダメージを与え、その機能を低下させる作用を持っています。
例えば、ホットケーキを作る際に、表面がこんがりと焼けてきつね色になることがありますが、これが食品の糖化の一例です。
ホットケーキに含まれる「砂糖」が、牛乳や卵の「たんぱく質」と結びつき、変性が起こっているのです。この現象は人間の体でも同様に発生します。
その結果、体を構成するたんぱく質が減少し、様々な老化の原因となってしまうのです。
老化を早める食品の理由について
これまで述べてきたように、老化を促進する食品は3つあります。ここでは、これらの食品がなぜ老化を加速させるのか、その理由について詳しくご説明します。
ハム・ソーセージなどの加工肉
ハムやソーセージ、ベーコンといった加工肉は、AGEが多く含まれています。加工肉は長期間の保存を目的として、製造過程で水分を取り除くことが多く、その結果、糖質とたんぱく質が結合しやすくなります。
また、ソーセージやベーコンは、朝食においてよくこんがりと焼いて食べられますが、焼くことでさらにAGEの量が増加します。調理する際は、ソーセージをボイルするなどの工夫が効果的です。
ファーストフード
ハンバーガーやポテト、コロッケ、チキンなどのファーストフードは、高カロリーであり、揚げたりこんがりと焼いたりといった高温調理が多いため、AGEが増える要因となります。
さらに、ファーストフード店で使用される油は、しばしば何度も再利用されているため、注意が必要です。また、家庭で調理するよりも油の温度が高くなるため、AGEの量が増加しやすいです。
清涼飲料水・炭酸飲料
清涼飲料水やジュース類には、人工甘味料（果糖ブドウ糖液糖）が含まれているため、注意が必要です。この果糖ブドウ糖液糖は、「ブドウ糖」の約10倍もAGEを蓄積しやすくなっています。
さらに、果糖ブドウ糖液糖はお菓子やガムシロップ、100%ではないフルーツジュースにも含まれているため、意識して避ける必要があります。
以上が老化を早める食品の理由です。
老化防止のために摂取すべき食品は？
ここまで、老化を早める食品やその理由について説明してきました。それでは、食生活において老化を防ぐためには、どのような食品を意識して摂取すればよいのでしょうか？
次に、「老けないために摂るべき食品」をご紹介します。
良質な動物性たんぱく質を摂取する
以下の動物性たんぱく質は、糖化を促進する「活性酸素」を除去し、AGEの生成を抑える効果があります。
- 肉類（特に胸肉）
- 魚類（特に白身魚）
- 卵
さらに、たんぱく質にはコラーゲンの元になるアミノ酸が含まれているため、老化防止には非常に効果的です。
活性酸素とは？
人間は常に呼吸を行い、酸素を体内に取り込むことで生命を維持しています。その過程で一部の酸素は、他の物質を酸化させる非常に強力なものであり、それが「活性酸素」と呼ばれています。
活性酸素は強い殺菌力を持ち、体内で重要な役割を果たしますが、増えすぎると細胞を攻撃し、生活習慣病の原因となることがあります。
抗糖化食品を取り入れる
次に、以下の抗糖化食品を摂取することで、AGEの生成を抑えることが期待できます。
- ブロッコリースプライト
- サニーレタス
- きのこ類
- どくだみ茶
抗酸化食品を意識的に摂る
以下の抗酸化食品を取り入れることで、「体のサビ」を防ぐことができます。
- ごま類（特に黒ごま）
- チョコレート（カカオ成分が70％以上のもの。ただし、1日50g以内に抑えましょう。）
- ねぎ類（特に玉ねぎ）
- ブロッコリー
- ナッツ類
酸化とは？
老化の原因として糖化と並んで重要な要素となるのが、「体のサビ」と呼ばれる【酸化】です。これは活性酸素によって引き起こされます。
例えば、切ったリンゴが空気に触れると茶色に変色することがありますが、これと同じ現象が人間の体にも起こります。
以上が、老けないために摂取すべき食品です。これらの食品を日常的に意識して食事に取り入れるようにしましょう！
まとめ
老化を早める食品として挙げられるのは、以下の3つです。
１．ハム・ソーセージなどの加工肉
２．ファーストフード
３．清涼飲料水・炭酸飲料
これらの食品は、日常的にできるだけ避けるよう心がけましょう。いつまでも健康的に過ごすために、この記事の内容が皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント