「仕事の日はついコンビニやスーパーでお弁当を購入してしまう」
このような方々は非常に多くいらっしゃるのではないでしょうか。
近年、コンビニでは以前よりも多種多様なお弁当が取り揃えられるようになりました。

また、スーパーでも独自に製造したオリジナルのお弁当を販売している店舗も増えてきています。
ですが、これらのお弁当の栄養バランスや健康面についてはどうなのでしょうか。
手軽で様々な選択肢があるため、つい手に取ってしまうことが多いですが、実際には健康に良いとは言えない面も多く存在します。
そこで、本記事では以下の内容について詳しく解説していきたいと思います。
・なぜコンビニやスーパーでお弁当を購入することが望ましくないのか
・購入を避けるべきお弁当の種類
・購入しても問題ないお弁当の種類
これらの点についてしっかりと説明していきますので、ぜひ最後までお付き合いいただければ嬉しいです。
コンビニやスーパーのお弁当を買うべきでない理由
まず、コンビニやスーパーで販売されているお弁当が健康に良くないとされる理由の一つは、食品添加物が含まれているためです。
食品添加物が使用される理由はいくつか存在しています。
まず第一の理由は、保存性を高めるためです。
食中毒を引き起こす原因となり得る菌の繁殖を防止したり、食材の腐敗や変色を抑えるためには、食品添加物が欠かせないのです。
特にコンビニのお弁当には、多くの防腐剤が使用されていることがよく知られています。
そのため、賞味期限が設定されているにもかかわらず、実際にはかなりの期間、腐敗せずに保存が可能なことが多いのです。
保存性を向上させるために、味付けが濃くなっていることもあります。
第二の理由は、見た目の美味しさを演出するためです。
視覚的に美味しそうに見せることで、消費者の購買意欲を喚起する必要があるため、着色料などを用いて色合いを調整したり、逆に漂白剤を使って色素を取り去って見た目を整えています。
第三の理由は、香りや風味を良くするためです。
もともとの食品の風味を引き立てるために、甘味料や香料、香辛料、酸味料、苦味料などのさまざまな成分を加え、食欲を引き立たせる工夫がなされています。
このような理由から、コンビニやスーパーのお弁当は健康に良くないとされています。
さらに、コストを抑えるためや見た目のボリューム感を出すために、揚げ物が多く含まれていたり、栄養バランスが偏っている点も、体に良くない要因の一つです。
対照的に、自炊をする場合は、自身が食べる量を調整して作ることができます。
もちろん、保存料や着色料などの化学物質を使用することはありません。
また、自炊の場合は日持ちを重視する必要がないため、自然と味付けが薄味になる傾向があります。
購入を避けるべきお弁当の具体例
次に、どのようなお弁当を購入すべきでないのかを具体的に見ていきましょう。
最初に挙げられるのは、糖質が高いお弁当です。
コンビニやスーパーのお弁当には、糖質が多いものが多く見受けられます。
例えば、ご飯を主体にした丼ものやパスタ、ドリアといった料理は、炭水化物が豊富である一方、野菜の量が少ないため、糖質過多になりやすいのです。
また、油脂が多く含まれているお弁当についても注意が必要です。
油は時間が経過するにつれて酸化していきます。
酸化した油は「過酸化脂質」と呼ばれる有害物質に変わることがあります。
このような油を消化することは体に負担をかけるだけでなく、長期間にわたって酸化した油を摂取し続けることは、健康に悪影響を及ぼすことも考えられます。
コンビニやスーパーで販売されているお弁当は、通常、作りたてではなく、時間が経過したものがほとんどです。
そのため、油脂を多く含む料理は基本的に避けた方が良いでしょう。
購入しても問題ないお弁当の選び方
次に、どのようなお弁当なら購入しても良いとされるのか、具体的に説明していきます。
スーパーやコンビニでお弁当を選ぶ際に注意したいポイントは二つあります。
一つ目のポイントは「主食・主菜・副菜」を意識することです。
コンビニやスーパーのお弁当は、主食であるご飯や麺類が多くなりがちです。
そのため、主菜としての肉や魚といったタンパク質、さらに副菜としての野菜やきのこ、海藻類などのビタミン、ミネラル、食物繊維を含むものを選ぶことで、栄養バランスを整えることができます。
最近では「〇日分の野菜が摂れる」など、野菜をメインにしたお弁当も登場しているため、そういった選択肢も良いと思います。

また、一人用の鍋などスープ類もお勧めです。
こちらは野菜とタンパク質を同時に摂取できる上に、胃腸にも優しいため、健康にも良い選択肢です。
どうしても、丼ものやパスタなどの主食系のお弁当を食べたい場合は、サラダなどの副菜を別に購入して補うなど、工夫をすることも良い方法だと思います。
二つ目のポイントは、塩分が少ないお弁当を選ぶことです。
日本人の成人における1日の塩分摂取量の目安は、男性が7.5グラム未満、女性が6.5グラム未満とされています。
コンビニやスーパーのお弁当には、栄養表示に塩分量が記載されています。
これを一食あたりに換算し、基準値を超えていないかを確認することが推奨されます。
ちなみに、1日の塩分目標値をそれぞれ三分割すると、男性が2.5グラム、女性が2.16グラムとなります。
以上が、コンビニやスーパーでお弁当を選ぶ際に注意すべきポイントです。
購入してはいけないお弁当と、購入しても良いお弁当について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
毎日自炊をするのは非常に手間がかかりますし、忙しい日常の中でついついスーパーやコンビニのお弁当を選びがちだと思います。
しかし、そのようなお弁当は体に負担をかけることが少なくありません。
もし購入する際には、しっかりと内容や種類に目を向け、意識して選ぶことを忘れないでほしいと思います。
今回お伝えした内容が、今後の生活に少しでも役立てていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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