買ってはいけないお茶!その理由は?
そのお茶、危険かもしれません!飲むのを待ってください!
私たちが毎日の食事の際に楽しむお茶。そのお茶は、どの店舗で購入したのか、どの国からのものなのか、さらにはどのような種類のお茶であるのかについて、考えたことはありますか?
日本のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで手に入る茶葉やペットボトル入りの緑茶には、実は農薬が含まれていることがあります。
この問題について、さらに詳しく掘り下げていきましょう。
スーパーやコンビニの茶葉やペットボトルのお茶
日本国内で流通している茶葉やコンビニで販売されているペットボトルのお茶は、主に緑茶ですが、残念ながら農薬が含まれています。具体的には、ネオニコチノイド系農薬という種類の農薬です。
この農薬は水に非常に溶けやすく、温度が270度以上になると分解される性質を持っています。したがって、日本と同様の高温多湿の環境で栽培されているスリランカの紅茶には、ネオニコチノイド系農薬は含まれていないと考えられています。これは、紅茶の発酵過程で農薬が消失するためです。
日本のスーパーマーケットやコンビニで販売されている茶葉やペットボトルの緑茶には、検体1gあたり10億分の1gのネオニコチノイド系農薬が含まれています。これは、競技用プールにインクを1、2滴垂らした際の濃度に相当すると言われています。この濃度は、外国に輸出する際には、検疫で問題視されないレベルです。
日本国内では、厚生労働省が許可している濃度はその8分の1であるとのことです。このことから、他国に比べてかなり緩い基準であることが明らかです。
多量に摂取することによる急性中毒
一定量の摂取であれば問題ないようですが、
多量摂取をすると急性中毒を引き起こす可能性があります。
具体的にどのような症状が現れるかというと・・
- 呼吸困難 5.吐き気
- 昏睡 6.嘔吐
- 頻脈 7.発汗
- 低血圧
などの症状が報告されています。実際、10年前に流行した緑茶ダイエットの際には、
- 手が震える 4.フラフラする
- 不整脈 5.食欲が無くなる
- 目がうつろになる 6.心臓がバクバクする
といった症状が出た人たちが、その後お茶の摂取をやめることで数週間以内に回復した事例もあります。また、胎児期から幼児期にかけては、農薬による発達障害のリスクも指摘されています。
具体的には、以下のような障害が含まれます。
●自閉症スペクトラム障害
●注意欠陥多動性障害
などが挙げられます。
美味しい無農薬の緑茶を作るポイントは?
美味しい緑茶を作るためには、無農薬であることが重要だとはいえ、有機栽培が必ずしもおいしいお茶を生み出すわけではありません。実際には、栽培環境、栽培にかかる時間、最終的な仕上げが重要な要素となります。
①自然のままの環境
美味しい緑茶を作るためには、山野草のように自然な環境でお茶の木を育てることが不可欠です。厳しい自然環境の中で成長したお茶の木は、その香りや味わいに奥行きが生まれ、豊かな風味を持つ緑茶になります。
②じっくり時間をかける
無農薬の緑茶を生産するためには、じっくりと時間をかけることが求められます。
茶葉に含まれるミネラル成分は、のど越しや味の深みを増し、お茶の美味しさの要素となります。また、味わいを豊かにし、コクを感じられる緑茶に仕上げるためには、茶葉の細胞の大きさよりもその密度が重要です。密度の高い茶葉は、ポリフェノールとミネラルが豊富に含まれ、深い味わいへとつながります。
③仕上げ
美味しい緑茶を得るには、仕上げの工程がとても重要です。日本では、緑茶を仕上げる際に茎を取り除くことが一般的です。その理由は、見た目を重視するためです。茎を取り除くことで、香りがよりシャープになりますが、実際には茎にはミネラルが豊富に含まれ、甘みも強いので、緑茶の味わいや香りに深みを加えてくれる要素となります。
美味しい緑茶の入れ方
1.おすすめの急須
おすすめの急須は、内側全体が網になっているものです。このタイプの急須は、他のタイプと比べて目詰まりしにくく、スムーズにお茶を淹れることができます。
2.お茶に適した水
お茶を淹れる際には、軟水のミネラルウォーターまたは軟水の水道水が適しています。
※日本茶の良さは、独特の「甘味」にあります。硬水を使用すると、苦味の強いお茶になってしまうことがあります。
※日本の水道水は硬度50%以下の軟水です。沸騰させることで、熱分解が進み、炭酸ガスが飛び去り、より軟水化します。
3.お茶の量
お茶の量は、通常1人あたり2gが目安です。
一般的なサイズの茶さじを使うと、大体1杯分で5~6g程度になります。ティースプーンを使う場合は、普通に盛ると約2杯分になります。
4.お湯の温度
お湯の温度は、だいたい80℃前後が適切です。
一度コップにお湯を移して湯冷ましをする方法が、特におすすめです。
5.抽出時間
お茶を淹れる際は、30秒から40秒程度で急須を回しながら入れると良いでしょう。
この方法を用いることで、お茶の味がしっかりと抽出されます。
6.注ぎ方
お茶の量や濃度が均一になるように、何回かに分けて注ぎます。
お茶の保存方法
●未開封のお茶は、袋のまま冷蔵庫で保存することをおすすめします。長期間保存する場合は、冷凍庫が理想的です。冷凍庫から取り出した後は、常温に戻してから開封してください。
●封を開けたお茶は、茶缶などの密閉容器に移し、冷暗所で保存してください。
●お茶を購入する際は、100gずつ小分けにしてもらうと良いでしょう。
●お茶は鮮度が最も重要です。特に上級品は変質が早いので、開封したらできるだけ早めに消費するよう心がけてください。
まとめ
今回は、買ってはいけないお茶についてお話ししました。
何気なく購入しているお茶ですが、まさか農薬が含まれているとは信じられない方も多いことでしょう。
いずれにせよ、体に良いとされるものでも過剰に摂取することは避けるべきです。適度な量を楽しむことが大切ですね。
コメント
そらアドマイヤ―水和剤(https://www.greenjapan.co.jp/adomaiya_s.htm)にたいなネオニコチノイド系農薬もお茶対象で登録されていますが、だからといって「日本の茶葉やコンビニで売っている茶葉やペットボトルのお茶。
主に緑茶ですが、農薬が入っています。ネオニコチノイド系農薬という農薬です。」というのは飛躍し過ぎでしょう。
何しろ許可されていることと実際に使うことは全く別物ですので。
そもそもネオニコチノイド殺虫剤については1998年以前からチャノミドリヒメヨコバイ(茶の主要害虫)に対する薬効の低下が静岡県の茶生産現場から挙がっていて(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps/2009/56/2009_56_107/_pdf/-char/ja 小澤朗人・小杉由紀夫氏・片井祐介 ・吉崎真紀「茶園のチャノミドリヒメヨコバイに対するネオニコチノイド系殺虫剤の防除効果の低下 」冒頭)、これをきっかけに小澤朗人氏・小杉由紀夫氏 ・片井祐介氏 ・吉崎真紀氏が1998 年~2008 年(2006 年は除く)にネオニコチノイド殺虫剤のチャノミドリヒメヨコバイに対する防除効果を静岡県農林技術研究所茶業研究センター内茶園で試験し、2004年には被害防止率が35.1%に低下し、その後も被害防止率が低迷するという結果を得ています(前掲論文)。そうすると、農家が態々かくの如く効果が疑問視されているネオニコチノイドを使うでしょうか。1999年には多々良 明 夫氏が「チ ャに お けるBT剤 とIGR剤 を基 幹 と した天 敵保 護 防 除体 系 下 での害 虫 と天 敵 類 の発 生」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps1999/1999/46/1999_46_119/_pdf)という、新しいタイプの殺虫剤を使った害虫防除に係る研究を発表していることも踏まえると、今もってネオニコチノイドを使う茶農家がどれくらいいるのか甚だ疑問です。
それに、平成17年9月30日日付で農林水産省消費・安全局長より各農政局長、沖縄総合事務局長、北海道知事宛に「総合的病害虫・雑草管理(IPM)実践指針について」(17消安第6260号)が発せられ、右通達において利用可能なすべての防除技術を経済性を考慮しつつ慎重に検討し、病害虫・雑草の発生増加を抑えるための適切な手段を総合的に講じる総合的病害虫・雑草管理(IPM)が謳われ(https://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/t0000830.html)茶の関して土着天敵の活用が謳われています。石島力氏・藤 田 夏 姫氏・佐 藤 安 志氏・大泰司誠氏の研究によると、2005年8月に静岡県島田市金谷の野菜茶業研究所圃場のチャハマキ卵塊からキイロタマゴバチを採取し、各種農薬のキイロタマゴバチ雌成虫に対する補正死亡率を試験した処、チアクロプリド水和剤を除くネオニコチノイド系殺虫剤は補正死亡率83.3~100%の高い補正死亡率を示した一方、IGR(昆虫の脱皮 , 変態や生殖 に かかわ る 生理作用を か く乱 す る 化合物の総称(https://jppa.or.jp/archive/pdf/52_07_01.pdf 中村知史「昆虫成長制御剤開発の最近の動向」)系農薬ではピリプロキシフェンマイクロカプセル剤を除き13.3%~23.3%の低い補正死亡率が示され、チャノコカクモンハマキ、チャハマキの重要な天敵の一として知られるキイロタマゴバチがネオニコチノイドに対し高い感受性を持つことが示唆されました(https://www.jstage.jst.go.jp/article/cha/2010/110/2010_110_59/_pdf 石島力氏・藤 田 夏 姫氏・佐 藤 安 志氏・大泰司誠「チャのハマキガ類の卵寄生蜂キイロタマゴバチ成虫に対する各種農薬の影響」)
以上、ネオニコチノイドを茶農家目線で見ると、主要害虫の一であるチャノミドリヒメヨコバイに対して効果が薄い、IGR剤であれば対して影響のない天敵もネオニコチノイドなら殺してしまうということになり、一体何のための殺虫剤なんだということになりますよ。
そんなもの今もって使い続けている茶農家ってどれくらいいるんですかね。
農家が収量・品質に悪影響を及ぼす病害虫の防除のために農薬を散布するという当たり前の前提に立てば、これだけ茶農家にとってデメリットだらけのネオニコチノイドがお茶に入っているというのは、現実味がないですね。
何処情報でどれくらい検体調べたものなのか等教えてもらえますか。