ギターに興味がある方の中でも、特にアコースティックギターに挑戦してみたいという方は多いのではないでしょうか。この楽器は、エレキギターとは異なり、手軽に持ち運べて、どんな場所でも演奏することができるという大きな利点があります。
さらに、歌が好きな方には、ギターを弾きながら一人でライブを楽しむことができるのもアコースティックギターの魅力の一つです。自分の声とギターの音色が重なり合うことで、特別な演奏体験を得ることができます。
そんな魅力にあふれるアコースティックギターを始めたい方に向けて、初めてアコギを購入する際の注意点について詳しく解説していきます。
アコースティックギターの魅力
エレキギターにはないアコースティックギターの魅力とは、一体どのようなものなのでしょうか?
アコースティックギターの魅力を象徴する理由を、いくつか挙げてみましょう。
アコースティックギターの最大の魅力は、その温かみのある優しい音色です。エレキギターでは再現できない、弦の振動と木のボディが生み出す音は、非常に心地よく耳に響きます。
アコギを練習しているうちに、自分が奏でている音に癒されて、思わず眠くなってしまう経験をした方も多いのではないでしょうか。
アコースティックギターと気候
アコースティックギターの魅力を理解した上で、どのようなタイプのものを選ぶのが良いのか考えてみましょう。
性能やサウンド、重視するポイントはいろいろありますが、意外と見落としがちな重要なポイントに楽器の産地の気候と、自分の住んでいる地域の気候が挙げられます。
たとえば、有名なアコギのメーカーとしてアメリカのGibson(ギブソン)があります。ギターメーカーとしての歴史も長く、多くのファンを持つブランドです。
素晴らしいギターを提供していることは間違いありませんが、同じモデルのギターでもアメリカで使用する場合と日本で使用する場合では、サウンドが異なってしまうことをご存知でしょうか?
その原因は、湿度や温度といった気候条件にあります。
乾燥したアメリカの気候で使用されているギターと、高い湿度にさらされる日本の気候では、ギターの状態が変化し、それがサウンドに影響を与えることがあります。木材は生きている素材であるため、この点を感じる瞬間でもあります。
有名なブランドだからといって、必ずしもそのギターが日本の気候に適しているとは限らないのです。
また、YAMAHA(ヤマハ)やYairi(ヤイリ)、高峰などの日本製のギターは、日本の気候で使用することを考慮して作られているため、良い音がすることが多いという現象もよく見られます。
ギターの保管方法も重要ですが、手元に持つギターが生の木でできているため、湿度や温度の影響を強く受けることを考慮して、ギター選びを行うことが大切です。
子供用や左利き用ギターについて
お子さんにギターを習わせたいと考えている方や、手が小さい方は、どのアコギを選ぶと良いのでしょうか?
お子さんや手の小さな方は、弦が押さえやすいネックの短いミニギターを選びたくなるかもしれませんが、この選択はあまりお勧めできません。
手が小さくても、しっかりと練習すればフルサイズのアコギを弾けるようになるからです。
最初が楽だからという理由だけでミニギターを購入してしまうと、結局そのギターしか弾けない状況に陥ることになります。自分のギターでしか演奏できないというのは、後々非常に不便に感じることが多いです。
同じ理由で、左利きの方が左利き用のギターを購入することもあまりメリットがありません。
「自分のギターでしか弾けない」という状況を避けるためにも、初めてのギターとしてミニギターや左利き用ギターを選ぶことは控えた方が良いでしょう。
アコースティックギターは全て個体差がある
最後に、注意しておきたいポイントとして、アコースティックギターには同じメーカーの同じモデルでも音の個体差が存在することをご存知でしょうか?
これは、生の木材を使用し、生の音の鳴りが重要なアコースティックギターならではの特性であり、「同じモデルなら同じ音が出る」というわけではありません。
私の周囲でも、同じメーカー・同じモデルのギターを同時期に購入した人のギターが、それぞれ異なる音を持つということを確認したことがあります。
そのため、アコギを選ぶ際には、実際に弾いて音を確認した上で購入することが重要です。
※自分で試奏することが難しい場合でも、ショップの店員さんにお願いすれば、試奏して音を聞かせてくれるので安心してくださいね!
アコースティックギター選びまとめ
初心者の方がアコースティックギターを初めて購入する際の注意点をいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
- 有名な海外メーカーでも、日本の気候に合わない場合がある
- 子供や小さな手の方でも、ミニギターは購入しない方が良い(1本目としては不向き)
- アコギには個体差があるため、実際に弾いて音を確認してから購入することが重要
アコースティックギターは、一人で気軽に始められる素晴らしい楽器です。自分にぴったりのギターに出会い、楽しく音楽を続けていけると嬉しく思います♪
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