なぜ、中古の一眼カメラを買ってはいけないのか?

中古カメラの利点

一眼レフカメラを中古で購入する際の大きな利点は、何と言っても新品に比べて価格が安く手に入るという点です。この点は中古カメラを検討する際の魅力的な要素として、多くの方が重視することでしょう。

しかし、その他の利点についてはあまり思いつかないかもしれません。

中古市場を上手に利用すれば、非常にお得な買い物ができることも確かです。中古市場における価格の安さ以外の利点としては、すでに生産が終了しているモデルや、入手困難な特別なカメラを手に入れることができる点が挙げられます。このように、希少性のあるモデルを求める方には魅力的かもしれません。

シャッター部品の寿命について

カメラには、元来シャッター部分の寿命が存在します。たとえそれが名機と言われるものであったとしても、中古品を購入する際にはその点を十分に理解しておく必要があります。

例えば、シャッターの寿命が10万回の撮影に設定されている場合、すでに9万回シャッターを切ったカメラを購入すると、残り1万回でシャッターが壊れてしまう可能性が高いのです。このような状況下では、シャッターを切らずにコレクションとして楽しむことを目的としている方には、中古の購入も選択肢として良いかもしれませんが、通常は撮影を楽しむためにカメラを使うことが多いので、中古カメラの購入はあまりお勧めできません。

中古カメラを購入する場所

予算の都合上、中古カメラしか購入できない場合は、カメラのキタムラやマップカメラなど、信頼できるお店で中古を購入することをお勧めします。

これらのお店では、中古品を購入しても保証期間が半年から1年程度つくため、安心して買い物ができます。

カメラ初心者の方は、オークションなどでの購入は避けた方が良いでしょう。

その理由は、オークションで販売されているカメラは基本的に保証がつかないことが多く、ノークレーム・返品不可という出品者がほとんどだからです。万が一、オークションで購入したカメラがすぐに故障した場合、修理代が新品を購入するよりも高くつく可能性もあります。

中古品で大きな損失を被りたくないですよね。特にカメラ初心者の場合、質の良い中古カメラを見極めることが難しいかもしれませんので、やはり新品の購入をお勧めします。初心者や中古に不安を感じる方は、新品のカメラを選ぶべきです。

中古カメラの相場とデメリット

人気のある中古カメラの相場は、新品の約1割安い程度となることが多いです。逆に言うと、たった1割の価格差しかないことになります。

これで、すぐに壊れてしまうようなリスクを背負うのは避けたいものです。中古カメラのデメリットは、壊れやすいという点だけではありません。

カメラ初心者の場合、何か写りが悪いと感じても、それが故障によるものだとは気付かないことが多いのです。一度故障に気づいてしまうと、次からはまた故障したのではないかと心配してしまいます。

このように毎回故障を気にしながら撮影するのは非常に疲れるものでしょう。そのため、カメラ初心者には新品での購入を強くお勧めします。たった1割の価格差のために、いつ壊れるかわからないリスクを負う必要があるのでしょうか?そのような状況は避ける方が賢明です。

カメラからの早期撤退

カメラに興味を持って購入したものの、実際に写真を撮りに出かけるのが面倒になり、結局カメラから早期に撤退するケースもあります。このような場合、カメラを売却することになると思いますが、中古カメラを売るよりも、新品のカメラを売った方が換金率が高いのです。

将来的に売却を考えている方は、カメラを新品で購入する方が賢い選択と言えるでしょう。

中古カメラ購入時の注意事項

中古カメラを購入する際には、いくつかの注意点がありますので、以下にお伝えします。

  • カメラ初心者はオークションを避けること
  • ファインダー内に埃や曇りがないかを確認すること
  • イメージセンサーにゴミや傷がないかをチェックすること
  • カメラ本体に大きな傷やへこみがないかを確認すること
  • ボタン類の操作が正常にできるかどうかを確かめること
  • バッテリー、充電器、説明書などの付属品が揃っているかを確認すること

以上の6点は必ず確認しておきましょう。

中古品は一般的に古くなるほど故障のリスクが高まるため、なるべく新しいモデルを選ぶことが重要です。

中古品の最大の利点は、価格が安いという点に尽きます。

たとえば、カメラボディに加えレンズ2本を購入した場合、それぞれが1万円安かったとしたら、合計で3万円の節約になるわけです。このように、トータルで3万円安いとなると、購入を考える方も多いのではないでしょうか。

ただし、すぐに故障して修理に出さなければならない場合、その得た3万円が消えてしまう可能性もありますが…。

まとめ

中古カメラを購入する方は、基本的な知識とコスト感覚を持った中級者以上の方に限るべきです。カメラ初心者の方は、中古を選ぶべきではありません。オークションで購入してしまった場合、保証もなく返品もできないような状況に陥ることになれば、非常に大きな損失を被ることになります。

大きな損失を避けるためにも、新品のカメラを選ぶことをお勧めします。

中古を購入する際の注意点については前述しましたが、ファインダーの曇りやイメージセンサーの傷、ボタン類が正常に動作するかどうかをしっかりと確認することが肝心です。

手に取って確認することが必要です。

ファインダーの曇りがある場合、湿気によってカビが生えている可能性があるため、注意が必要です。精密機械ですので、湿気の多い場所で保管されていたカメラは避けるべきです。

ネットで商品画面だけを見て購入するのは非常にリスクが高いです。オンラインで購入する際は、掲載写真が多い商品を選ぶことが重要です。また、気になる点があれば、出品者にしっかりと質問をして、不安要素を解消しておきましょう。トラブルを未然に防ぐことができます。

中古カメラのメリットは、新品に比べて約1割安いという点です。それ以外の点はデメリットが多いと言えます。できれば、カメラは新品で購入することを強くお勧めします。

コメント

  1. 名無しさん より:

    中古を買うならカメラのキタムラだって?ご冗談を。私は交換レンズにしてもボディーにしてもこの店からカスの中古をつかまされているので新品なら良いが中古なんて二度と買う気はない。ネットオークションについても同じことだ。
    あらゆる物に対して言えるのだが中古を買うのはギャンブルであって当たりはずれは必ずあるからそのつもりで買わなければならない。精密な測定器でも持っていない限りは精度がどうなっているかなんて素人にはわからない。

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