買ってはいけないガムとは?

ガムと聞くと、「人生において一度も口にしたことがない人はいない」と言えるほど、私たちの生活には欠かせない存在ですよね。

ガムを噛むことによる利点についてはよく耳にしますが、反対にデメリットや健康への悪影響について疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

確かに、ガムを噛むことで得られる利点は多く存在します。

しかし、過剰に摂取することで体に悪影響を及ぼす可能性があることも否定できません。

今回は、あまり知られていないガムの危険性について詳しく解説していきたいと思います。

それでは、早速見ていきましょう。

ガムはどのように作られているのか?


「ガム」を長時間噛んだ後に残る、味がなくなった部分は「ガムベース」と呼ばれています。

ガムベースの成分には、木の樹液を煮詰めて作る天然チクルや、石油由来の酢酸ビニル樹脂、さらにはエステルガム、ポリイソブチレン、炭酸カルシウムなど、さまざまな物質が含まれています。

ガムベース自体には味がないため、甘味料や香料、そして柔らかさを出すための軟化剤を加えることで、私たちが普段楽しんでいる「ガム」となるのです。

ガムベースには厳格な基準が設けられており、体内に摂取しても問題ないことが確認されていますが、その一方で、ガムベースに加えられる甘味料にはさまざまな危険性が指摘されています。

次に、そんな潜在的な危険を持つ甘味料について詳しく見ていきましょう。

ガムに含まれる甘味料の主な種類

1. マルチトール

マルチトールは、でんぷんから生成される麦芽糖を原料とした糖アルコールの一種です。

カロリーは砂糖の約半分程度で、虫歯の原因になりにくい甘味料として知られています。

ただし、マルチトールを過剰に摂取すると下痢を引き起こす可能性があるとの報告もあります。

2. アスパルテーム

アスパルテームは、砂糖の約200倍の甘さを持つ合成甘味料で、自然界には存在しない化合物です。

経口摂取された後、小腸でフェニルアラニン(50%)、アスパラギン酸(40%)、そして有害なメタノール(10%)に分解され、消化吸収されます。

その後、通常のアミノ酸のようにタンパク質に合成されたり、脱アミノ化された後にエネルギー源として分解されたりします。

これらの成分が健康に影響を及ぼす可能性があると考えられており、現在でもその安全性や危険性については論争が続いている人口甘味料の一つです。

3. アセスルファムK

アセスルファムKもアスパルテームと同様に、砂糖の約200倍の甘さを持つ人工甘味料です。

この甘味料は、人体に利用されない物質であり、分子量が小さいため消化ができず、体内ではほとんど代謝されないためカロリーはゼロという特性があります。そのため、ダイエット食品に多く使用されることが一般的です。

カロリーはゼロですが、体にとっては異物として認識されるため、頭痛やアレルギー、さらには腹痛や下痢の症状を引き起こす可能性があるのです。

4. キシリトール

キシリトールは虫歯を引き起こさない甘味料として知られています。

世界中でその安全性が認められているため、リスクが少ないものですが、一度に大量に摂取するとお腹が緩くなるといった副作用も指摘されています。

以上が、市販されている多くの「ガム」に含まれる主要な甘味料の例です。

これらは一見安全であると言われていますが、摂取過多による体への悪影響が存在することが理解できると思います。

ガムの過剰摂取がもたらす悪影響とは?

ガムを噛むことによる利点は、メディアや書籍などでしばしば取り上げられています。

確かに、ガムを噛むことは集中力を向上させたり、虫歯のリスクを低減させたり、さらには食欲を抑えてダイエット効果を得ることもできるなど、多くの利点があります。

しかし、そんなガムでも過剰に摂取することによる悪影響は皆無ではありません。

1. 顎関節への影響

ガムを長時間噛んでいると、顎の筋肉が疲れ、その疲労が極度に進行すると関節周辺に痛みを引き起こすことがあります。

また、その疲労が蓄積されることで頭痛が生じる場合もあります。

日常的にガムを噛む習慣がある方で、頭痛の頻度が増えたと感じているなら、その原因が噛み過ぎによる筋肉の疲労から来ているかもしれません。

2. 歯への影響

何度も強くガムを噛むと、歯の表面にあるエナメル質が摩耗し、知覚過敏を引き起こす要因となります。また、噛み合わせが悪くなり、フェイスラインに影響を及ぼすこともあります。

砂糖が多く含まれたガムを長時間噛むことで、口腔内に糖が多く残り、虫歯のリスクが高まることもあるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「ガム」は健康に良い面も多くありますが、実は過剰に摂取することで体に悪影響を及ぼす可能性があることが分かりました。

スーパーやコンビニで「ガム」を手に取る際、裏面の成分表示を確認すると、意外と多くの製品に人工甘味料が含まれていることに気づくでしょう。

健康のためにガムを噛んでいたのに、それが結果として頭痛や虫歯の原因になるのであれば、本末転倒ですよね?

歯科医院や薬局で販売されている医療機関専用の製品は、キシリトール含有率が90%以上のものがほとんどで、虫歯予防に役立ちます。一方で、コンビニ等で販売されている商品には、含有率が50%以下のものや、ひどいものでは数%しか含まれていないものも存在します。

同じ「ガム」を選ぶのであれば、キシリトールの含有率が90%以上のものを選ぶことをおすすめします。

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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