産前に哺乳瓶を買ってはいけない?買うタイミングとおすすめの哺乳瓶を解説

出産を間近に控え、育児に必要なグッズを準備し始める方が多いのではないでしょうか。

育児に欠かせないアイテムとしてまず挙げられるのが『哺乳瓶』です。

しかし、哺乳瓶を赤ちゃんが生まれる前に購入するべきかどうか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回は、

 
  • 哺乳瓶は出産前に購入しない方が良いのか?
  • 哺乳瓶を選ぶ際のポイントは何か?
  • どのような哺乳瓶が特におすすめなのか?

このような疑問をお持ちの方に向けて、哺乳瓶を購入するタイミング選び方、さらにおすすめのアイテムについてご紹介いたします。

哺乳瓶は赤ちゃんへの授乳において非常に重要なアイテムです。

この記事を参考にして、愛らしいお子さんにぴったりの哺乳瓶を見つけてくださいね。

記事の要点は以下の通りです。

 
  • 哺乳瓶は産後に購入しても十分間に合う
  • 産前に哺乳瓶を買わない方が良い理由は「子どもに合ったものを選びづらい」から
  • 哺乳瓶のサイズ、素材、機能は月齢や重視する点によって異なる

それでは、これらのポイントについて詳しく解説していきます。

産前に哺乳瓶を買うべきではないのか?

買ってはいけない 哺乳瓶

哺乳瓶をいつ購入するかに迷うママは多いと思います。

産前に購入すべきなのか、それとも産後でも間に合うのか?

ここでは、哺乳瓶を購入するタイミングについて解説します。

産後に哺乳瓶を用意しても十分間に合う

結論から申し上げると、哺乳瓶は産後に購入しても十分に間に合います。

その理由は以下の通りです。

産後に哺乳瓶を用意しても間に合う理由
 
  • まずは母乳を試してみることが優先されるべき
  • 赤ちゃんに合った哺乳瓶を選ぶことが難しい場合もある
  • 病院で赤ちゃんに適した哺乳瓶が分かることもある
  • 無駄な出費を抑えるためにも、買い直しを避けられる
  • ドラッグストアやベビー用品店で簡単に手に入る

大切なのは、早急に哺乳瓶を揃えることではなく、赤ちゃんに合ったものや適切な本数を用意することです。

準備をしたい気持ちは理解できますが、焦らずに生まれてきた赤ちゃんの様子を見てから選ぶようにしましょう。

まずは母乳を優先して考える

「母乳で育てたい」と希望するママが多いのではないでしょうか?

しかし、出産後にしっかり母乳が出るかどうかに不安を感じ、一応哺乳瓶を用意しておく方も多いと思います。

哺乳瓶を用意すること自体は決して悪いことではありません。

母乳の出方やタイミングには個人差があります。

ただし、赤ちゃんを授乳している間に母乳の分泌量が増えていくこともよくあることです。

出産後はまず母乳を試してみることが大切です。

それでも母乳が難しい場合には、必要な数の哺乳瓶を用意するのが遅すぎるということはありません。

ちなみに、哺乳瓶の本数の目安は母乳とミルクの割合によって異なります。

必要な哺乳瓶の本数
 
  • 完全母乳の場合▶1~2本
  • 母乳とミルクの混合の場合▶ミルクが1日1~2回なら1~2本、それ以上であれば3~4本
  • 完全ミルクの場合▶3~4本

あくまで目安となります。

赤ちゃんが飲む量や哺乳瓶を洗うタイミングなども考慮すると、必要な数には個人差が出てくるでしょう。

ただし、哺乳瓶を何本も購入すると出費がかさむことは確かです。

やはり出産後に赤ちゃんの様子や生活スタイルを見ながら、適切な種類や本数を考えるのが最良の方法です。

哺乳瓶を使用する時期を考える

哺乳瓶が必要となる時期はおおよそ以下のようなものがあります。

哺乳瓶が必要な時期
 
  • 赤ちゃんが離乳食やおやつを食べるようになるまで
  • 母乳やミルク以外で水分補給ができるようになるまで

だいたい産後半年を過ぎる頃には、赤ちゃんが離乳食を食べられるようになることが多いです。

母乳も飲めるようになっていれば、哺乳瓶の出番はあっという間になくなってしまうかもしれません。

産前に準備をしておくことも良いですが、子どもに合わなければ、買い換えが必要になり、すぐに出番が終わることも珍しくありません。

産後に必要な種類や数量を把握してから購入することで、最小限の準備で済ませることが可能です。

哺乳瓶はサイズ・素材・機能性で選ぶべき

買ってはいけない 哺乳瓶

先に述べたように、哺乳瓶は産後に準備しても遅くはありません。

しかし、哺乳瓶にはさまざまな種類があり、どれを選べば良いか迷うことも多いでしょう。

実際に準備を始める時に「どれを選べばいいのか全くわからない」と悩むこともあります。

ここでは、哺乳瓶を選ぶ際のポイントをサイズ素材機能性の観点から詳しく解説します。

哺乳瓶のサイズ

哺乳瓶は主に以下のようなサイズで展開されています。

サイズ月齢ポイント
80ml新生児~2ヶ月頃・新生児は飲む量が少ない
・母乳がメインでミルクが少量の場合
160ml新生児~6ヶ月頃・80mlが用意できなくても120mlからスタートしても問題ない
・量販店などでも多く扱われているサイズ
200ml・240ml6ヶ月~9ヶ月・6ヶ月に満たなくても飲む量が増えたら使用可能
・ミルクの量が増えるため、飲む量の調節が必要になることもある

どのサイズを選ぶかは月齢や赤ちゃんがどれだけミルクを飲むかによって変わってきます。

ただ、前述の通り、哺乳瓶は長期間使うものではありません。

頻繁に買い換えることにもお金がかかります。

そのため、まずは一般的な160ml程度の哺乳瓶を2本用意しておくと、大抵のケースには対応できるでしょう。

160mlであれば、6ヶ月頃までは問題なくミルクを飲むことができるはずです。

母乳がしっかり出るようになれば、自然と哺乳瓶の使用頻度も減っていくことでしょう。

哺乳瓶の素材

哺乳瓶の素材は様々で、用途に応じて選ぶと使いやすくなります。

ここでは、赤ちゃんが加える『ニップル部分』と、ミルクを入れる『容器部分』に分けて、それぞれの素材の特徴を解説します。

ニップル部分の素材

ニップル部分は赤ちゃんが口に加え、ミルクを吸い出す部分です。

ニップル部分には様々な素材が使用されており、それぞれ異なる特徴を持っています。

素材特徴ポイント
シリコンゴム・熱に強い
・耐久性が高い
・ゴム特有の匂いが弱い
・やや硬め
・匂いが少なく赤ちゃんがくわえやすい
・煮沸や電子レンジ、食洗機に対応で衛生的
・赤ちゃんが硬めを嫌がることもある
・傷が付きやすく、雑菌に注意が必要
イソブレンゴム・柔らかい
・優れた弾力性
・耐久性が低い
・匂いがやや強い
・柔らかく、弾力性があるため飲みやすい
・耐久性が低く、傷みやすい
・匂いが強いため、赤ちゃんが嫌がることもある
天然ゴム・本物の乳首に最も近い感触
・ゴム特有の匂いを持つ
・本物の乳首に近い感覚で授乳できる
・ゴム特有の匂いを嫌がる赤ちゃんもいる

シリコンゴムで問題なく飲める赤ちゃんも多いようですが、もし合わない場合は他の素材を試してみるのも良いでしょう。

容器部分の素材

ミルクを入れる容器部分は『プラスチック製』『ガラス製』『トライタン製』『シリコン製』のものがあります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

素材特徴ポイント
プラスチック製・割れにくい
・軽量
・ミルクが冷めにくい
・匂いが少なく赤ちゃんがくわえやすい
・煮沸や電子レンジ、食洗機に対応で衛生的
・赤ちゃんが硬めを嫌がることもある
・傷が付きやすく、雑菌に注意が必要
ガラス製・傷が付きにくい、衛生的
・ミルクが冷めやすい
・煮沸可能
・重い
・傷が付きにくく衛生的で長持ちする
・重さがあるため、外出には不向き
・耐熱ガラスであれば煮沸や電子レンジで衛生的に使用可能
トライタン製・樹脂素材でできている
・プラスチックよりも劣化しにくい
・軽量で割れにくい
・割れにくく軽量なため、外出時に便利
・熱に弱く、煮沸や電子レンジでの消毒ができない場合もある
シリコン製・柔軟性がある
・熱に強い
・劣化しにくい
・匂いがつきやすい
・柔らかく割れないため手入れがしやすい
・煮沸や電子レンジに対応し、消毒が容易
・劣化して裂けることもある
・匂いがつきやすく、赤ちゃんが嫌がる場合もある

プラスチック製やガラス製の哺乳瓶が主に使われていますが、もし不具合があれば他の素材を試してみるのも良いでしょう。

哺乳瓶の機能性

最近では多様な機能を持った哺乳瓶が販売されています。

ニップル部分の機能その他の機能に分けてご紹介していきます。

ニップル部分の機能

ニップルの穴の形状もさまざまです。

ニップルの穴の形状によってミルクの出方が変わるため、赤ちゃんに合わせて調整しやすくなっています。

穴の種類特徴
丸穴・傾けるとミルクが出るため、新生児から使用しやすい
・穴からのミルクの量が決まっており、飲む量が増えた場合は買い換えが必要なこともある
スリーカット・吸引力が発達する2~3ヶ月頃から使用しやすい
・吸う力によってミルクの出る量が変わるため、幅広い赤ちゃんに適している
クロスカット・ミルクが出やすく、「たくさん飲ませたい」「時間がかかる」ときにおすすめ
・ミルクだけでなく果汁などもスムーズに出せる
・ある程度の吸引力が必要

その他の機能

その他にも便利な機能が付いている哺乳瓶があります。

例えば、ミルクの温度によって哺乳瓶の色が変わる、『マジックベイビー』(BOOBOO)のような商品です。

この機能により、毎回ニップルを外して温度を確認する手間が省けます。

また、飲む姿勢に配慮した哺乳瓶も存在します。

母乳を飲む際の姿勢と同じように、身体を起こして授乳することで赤ちゃんが空気を吸い込みすぎないように配慮されています。

これにより、吐き戻しやよだれが耳に流れ込むリスクを軽減することができます。

『ドクターベッタ』(ベッタ)は容器が曲線状になっているため、身体を起こした状態で授乳が可能です。

赤ちゃんがミルクを飲む様子や、親の負担軽減のために機能に注目して選ぶのも良いでしょう。

おすすめの哺乳瓶3選

買ってはいけない 哺乳瓶

これまで、哺乳瓶を購入するタイミングや選び方について詳しく解説してきました。

ただ、哺乳瓶は多様な商品が市場に出回っています。

購入する段階になって「結局どれが良いのか全くわからない」と悩む方も少なくありません。

そこで、数ある哺乳瓶の中から特におすすめのものを3つ厳選してご紹介します。

哺乳瓶選びに迷った際には、ぜひ参考にしてください。

ピジョン 母乳実感

ピジョン 母乳実感

メーカー:ピジョン
ニップルタイプ:丸穴(シリコンゴム)
容器素材:プラスチック
容量:160ml/240ml
重さ:63g

ピジョン 母乳実感のおすすめポイント
 
  • 乳児用アイテムで信頼のある『ピジョン』製
  • 母乳を吸うときと同じ口の動きでスムーズに飲める設計
  • 広口タイプで、食洗器対応なので洗いやすく衛生的
  • 手に持ちやすく、転がりにくい形状
  • 豊富なデザインがあり、選ぶ楽しさもある

ビーンスターク 哺乳びん 赤ちゃん思い

ビーンスターク 哺乳びん 赤ちゃん思い

メーカー:ビーンスターク
ニップルタイプ:クロスカット(シリコンゴム)
容器素材:トライタン
容量:150ml/240ml
重さ:110g

ビーンスターク 哺乳びん 赤ちゃん思いのおすすめポイント
 
  • トライタン製の容器で安全性が高い
  • 赤ちゃんの咀嚼力を考慮して設計されており、離乳がスムーズに行える
  • 新生児から卒乳までワンサイズで対応可能
  • 他の哺乳瓶と比べて比較的安価

ベッタ ドクターベッタ哺乳びん ジュエル

ベッタ ドクターベッタ哺乳びん ジュエル

メーカー:ベッタ
ニップルタイプ:丸穴(シリコンゴム)
容器素材:プラスチック
容量:120ml/240ml
重さ:86g

ベッタ ドクターベッタ哺乳びん ジュエルのおすすめポイント
 
  • 母乳授乳時と同様に頭を起こして使用できる設計
  • 誤嚥や空気の飲み込み、耳への流れ込みが起こりづらい
  • 飲む力が弱い赤ちゃんでも飲み込みやすい設計
  • ニップル部分は実際のママの声を基に開発されている

産前に哺乳瓶は買ってはいけない?【まとめ】

本記事では『産前に哺乳瓶を買ってはいけないのか?そして、買うタイミングとおすすめの哺乳瓶について解説』というテーマで、

 
  • 哺乳瓶は出産前に購入しない方がいいのか?
  • 哺乳瓶を選ぶ際のポイントを知りたい
  • どのような哺乳瓶が特におすすめか?

このような悩みを持つ方々に向けて記事をお届けいたしました。

記事の要点は次の通りでした。

 
  • 哺乳瓶を購入するタイミングは産後でも十分間に合う
  • 産前に哺乳瓶を購入しない方が良い理由は「子どもに合ったものを選ぶのが難しい」から
  • 哺乳瓶のサイズや素材、機能は月齢や重視するポイントによって異なる

この記事を参考に、ぜひ赤ちゃんの成長に合った哺乳瓶を見つけてください。

赤ちゃんの健やかな成長を心より願っています。

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