出産を控えて育児グッズを用意し始める人も多いと思います。
乳児に必須のアイテムといえば『哺乳瓶』。
でも、哺乳瓶って赤ちゃんが産まれる前に買っておくか悩む人もいるのではないでしょうか?
今回は、
といった悩みをもつ方に向けて、哺乳瓶を買うタイミングや選び方、おすすめのアイテムをご紹介します。
哺乳瓶は赤ちゃんに授乳するときの重要なアイテムです。
記事を参考に、可愛いお子さんに合った哺乳瓶を選んでくださいね。
記事のポイントは次の通りです。
それでは、ポイントについて詳しく解説していきます。
産前に哺乳瓶は買ってはいけない?
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哺乳瓶を買うタイミングを悩むママも多いことでしょう。
産前に買うべき?それとも産後で間に合う?
ここでは、哺乳瓶を買うタイミングを解説します。
産後に哺乳瓶を用意しても十分間に合う
結論から言うと、哺乳瓶は産後に買っても十分間に合います。
理由は次の通りです。
大切なのは、早く哺乳瓶をそろえることよりも、赤ちゃんに合ったものや本数を用意すること。
準備したい気持ちもわかりますが、焦らず、産まれてきた赤ちゃんの様子を見て選ぶようにしましょう。
まずは母乳第一で考える
「母乳で育てたい」という気持ちは多くのママさんが抱いているのではないでしょうか?
でも、出産後にちゃんと母乳が出るのか心配で、一応哺乳瓶を用意しておく人も多いでしょう。
哺乳瓶を用意しておくことは、決して悪いことではありません。
母乳の出る量やタイミングは個人差があります。
ただ、赤ちゃんにあげているうちに母乳が作られる量が増えることもよくあります。
出産後にまずは母乳第一で試してみる。
それでも難しければ、必要な数の哺乳瓶を用意しても遅くはありません。
ちなみに、哺乳瓶の必要本数の目安は母乳とミルクのバランスによって変わります。
あくまでも目安です。
赤ちゃんが飲む量や哺乳瓶を洗えるタイミングなども考えると必要数には個人差があります。
ただ、哺乳瓶は何本も買うと出費がかさみます。
やはり出産後に赤ちゃんの様子や生活スタイルを考えながら種類や数を考えるのがベストです。
哺乳瓶を使う時期を考える
哺乳瓶が必要になる時期は主に次のようなものがあります。
だいたい産後半年を過ぎる頃には、離乳食を食べられるようになる場合が多いです。
母乳も飲める状態であれば、哺乳瓶の出番はあっという間になくなります。
産前に準備しておくのもいいですが、子どもに合わず、買い換えてもあっという間に出番が終了。
そんなことも珍しくありません。
産後に必要な種類、本数を把握してから買うことで最低限の準備で済ませることができるのです。
哺乳瓶はサイズ・素材・機能性で選ぶ
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哺乳瓶は産後に準備しても遅くないと解説してきました。
ただ、一口に哺乳瓶と言っても実に様々な種類が販売されています。
いざ準備するときに「どれを選べばいいのかわからない・・・」と悩むことも。
ここでは、哺乳瓶を選ぶポイントをサイズ・素材・機能性の面から解説していきます。
哺乳瓶のサイズ
哺乳瓶は主に次のようなサイズで作られています。
サイズ | 月齢 | ポイント |
80ml | 新生児~2ヶ月頃 | ・新生児は飲む量が少ない ・母乳がメインでミルクが少量の場合 |
160ml | 新生児~6ヶ月頃 | ・80mlが用意できなくても120mlからスタートでOK ・量販店などでも多く売られている大きさ |
200ml・240ml | 6ヶ月~9ヶ月 | ・6ヶ月に満たなくても飲む量が増えたら使える ・ミルクが出る量も増えるため、飲む量の調節が必要 |
どのサイズを選ぶのかは月齢や赤ちゃんがミルクを飲む量によって変わってきます。
ただ、前述した通り、哺乳瓶はそんなに長く使うものではありません。
次々と買い換えるのにもお金がかかります。
なので、まずは一般的な160ml程度の哺乳瓶を2本用意しておくと大抵は対応できるでしょう。
160mlであれば6ヶ月くらいまでは問題なくミルクを飲めます。
母乳が出れば自然と哺乳瓶の出番も減るでしょう。
哺乳瓶の素材
哺乳瓶の素材も様々で、用途に合わせて用意すると使いやすくなります。
ここでは赤ちゃんが加える『ニップル部分』とミルクを入れる『容器部分』に分けて、素材の特徴を解説します。
ニップル部分の素材
ニップル部分とは赤ちゃんが加えてミルクを吸い出す部分のことです。
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ニップル部分にも様々な素材が使われており、それぞれの特徴があります。
素材 | 特徴 | ポイント |
シリコンゴム | ・熱に強い ・耐久性が高い ・ゴム特有の匂いが弱い ・やや硬め | ・匂いが弱く赤ちゃんがくわえやすい ・煮沸や電子レンジ、食洗機に対応で衛生的 ・赤ちゃんが硬めを嫌がる場合も ・傷が付きやすいため、雑菌に注意 |
イソブレンゴム | ・柔らかい ・優れた弾力性 ・耐久性が低い ・匂いがやや強い | ・柔らかく、弾力性があるため飲みやすい ・耐久性が低く、傷みやすい ・匂いがやや強いため、嫌がる赤ちゃんも |
天然ゴム | ・本物の乳首に一番近い ・ゴム特有の匂いがある | ・本物の乳首に一番近い感覚で授乳できる ・ゴム特有の匂いを嫌がる赤ちゃんも |
シリコンゴムで飲める赤ちゃんも多いようですが、どうしても合わなそうな場合は他の素材を検討してみてもいいでしょう。
容器部分の素材
ミルクを入れる容器部分は『プラスチック製』『ガラス製』『トライタン製』『シリコン製』のものがあります。
それぞれの特徴を解説します。
素材 | 特徴 | ポイント |
プラスチック製 | ・割れにくい ・軽い ・ミルクが冷めにくい | ・匂いが弱く赤ちゃんがくわえやすい ・煮沸や電子レンジ、食洗機に対応ならより衛生的 ・赤ちゃんが硬めを嫌がる場合も ・傷が付きやすいため、雑菌に注意 |
ガラス製 | ・傷が付きにくく衛生的 ・ミルクが冷めやすい ・煮沸ができる ・重い | ・傷が付きにくく衛生的で長く使える ・重く、割れやすいため外出には不適 ・耐熱ガラスなら煮沸や電子レンジで衛生的に |
トライタン製 | ・樹脂素材で作られている ・プラスチックより劣化しにくい ・軽くて割れにくい | ・割れにくく、軽量なため外出時には最適 ・熱に弱く煮沸や電子レンジでの消毒不可の場合も |
シリコン製 | ・柔らかい ・熱に強い ・劣化しにくい ・匂いがつきやすい | ・柔らかく、割れないため手入れがしやすい ・煮沸や電子レンジに対応。消毒がしやすい。 ・劣化してさけることも ・匂いがつきやすく、赤ちゃんが嫌う場合も |
プラスチック製やガラス製が主流となっていますが、不具合がある場合は他の素材を試してみてもいいですね。
哺乳瓶の機能性
最近では様々な機能がついた哺乳瓶が販売されています。
ニップル部分の機能
ニップルの穴の形も様々です。
ニップルの穴の形によってミルクの出る量が変わるため、赤ちゃんに合わせてコントロールしやすくなっています。
穴の種類 | 特徴 |
丸穴 | ・傾けるとミルクが出るため、新生児から飲みやすい ・穴から出るミルクの量が決まっており、飲む量が増えたら買い換えが必要な場合も |
スリーカット | ・吸引力が付く2~3ヶ月頃から使いやすい ・吸う力に応じてミルクの出る量が変わるため、幅広い赤ちゃんに合う |
クロスカット | ・ミルクが出やすく、「たくさん飲ませたい」「時間がかかる」場合におすすめ ・ミルク以外にも果汁などもスムーズに出せる ・ある程度の吸引力が必要 |
その他の機能
その他にも便利な機能が付いている哺乳瓶があります。
例えば、ミルクの温度によって哺乳瓶の色が変わる、『マジックベイビー』(BOOBOO)。
毎回ニップルを取り外して温度を確認しなくても済む便利な機能です。
また、飲む姿勢にもこだわった哺乳瓶もあります。
母乳を飲むときと同じく、身体を起こして授乳することで赤ちゃんが空気を吸い込みすぎません。
吐き戻しやよだれが耳に流れ込むことを防ぐことができます。
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『ドクターベッタ』(ベッタ)は容器が曲線状になっているため、身体を起こした状態で授乳ができます。
赤ちゃんがミルクを飲む様子や、親の負担軽減のために機能に注目して選ぶのもいいでしょう。
おすすめの哺乳瓶3選
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哺乳瓶を買うタイミングや、選び方について解説してきました。
ただ、哺乳瓶は実に多種多様な商品が販売されています。
買う段階になってから「結局どれにしたらいいかわからない」と悩む方もいらっしゃるでしょう。
そこで、数ある哺乳瓶の中からおすすめのものを3つ厳選してご紹介します。
哺乳瓶選びに迷ったら、ぜひ参考にしてください。
ピジョン 母乳実感
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メーカー:ピジョン
ニップルタイプ:丸穴(シリコンゴム)
容器素材:プラスチック
容量:160ml/240ml
重さ:63g
ビーンスターク 哺乳びん 赤ちゃん思い
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メーカー:ビーンスターク
ニップルタイプ:クロスカット(シリコンゴム)
容器素材:トライタン
容量:150ml/240ml
重さ:110g
ベッタ ドクターベッタ哺乳びん ジュエル
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メーカー:ベッタ
ニップルタイプ:丸穴(シリコンゴム)
容器素材:プラスチック
容量:120ml/240ml
重さ:86g
産前に哺乳瓶は買ってはいけない?【まとめ】
今回は『産前に哺乳瓶を買ってはいけない?買うタイミングとおすすめの哺乳瓶を解説』というテーマで、
という悩みをもつ方に向けて記事をお届けしました。
記事のポイントは次の通りでした。
記事を参考に、ぜひ赤ちゃんの成長に合った哺乳瓶を選んでくださいね。
赤ちゃんの健やかな成長を願っています。
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