この度、我が家のリフォームに伴い、お風呂も新しくすることが決まりました。
お風呂と言えば、現在はシステムバスが主流となっており、規格に基づきながらも様々なサイズやオプションを選択できる点が大きな魅力となっています。
魅力的なメーカーとしては、TOTOやLIXIL、パナソニック、タカラスタンダード、クリナップなどが挙げられます。
特に、足を伸ばしてリラックスできるゆったりとしたサイズの浴槽や、ミストサウナ、さらに高い保湿効果で人気のあるマイクロバブルなど、選択肢は豊富です。
リフォームを考えると、さまざまなことが気になりますよね。
コストパフォーマンスを考慮しつつ、ユニットバスとの違いやメーカー・サイズ、および価格についても様々な情報を調べてみました。
その中で、避けるべきタイプがあることも分かりました。
今回は、特に買っても設置できないシステムバスについて詳しく述べていきたいと思います。
システムバスとは
システムバスとは、工場であらかじめ必要なパーツ（浴槽・床・壁・天井など）を製造し、浴室スペースに設置する際に、現場で組み立てるお風呂のことを指します。
浴室スペースの内側に必要なパーツを組み合わせて、もう一つお風呂部屋を作るという形になります。
ユニットバスとの違い
基本的には同じです。トイレ・お風呂一体型のものはユニットバスと呼ばれ、追い炊きやジェットバスといった機能が追加されたものがシステムバスとして区別されています。
この呼び名の違いを考えると、次のようになります。
・戸建てや分譲マンションなどに設置するお風呂単体の場合は「システムバス」
・賃貸アパートなどのトイレ一体式は「ユニットバス」
お風呂の今昔
・お風呂の種類には２つのタイプがあります。
・現在の主流は「システムバス」ですが、もう一つは昔から使われている「在来工法」です。
・古い家屋やキャンプ場などで見かける「五右衛門ぶろ」も、実は在来工法の一種です。
在来工法
・モルタル仕上げの浴室であり、自由度が高く、タイル張りや木板張りがよく見受けられます。
・自分の好みに合わせたサイズやデザインが可能で、こだわり派におすすめの工法ですが、コストは高めです。
・システムバスと比較すると、水漏れや土台の腐食が起こりやすいという特性もあります。
システムバスのメリット・デメリット
メリット
・在来工法に比べて、完成までの工期が短縮される
特にリフォーム時には、お風呂が使えない期間が短くなるため、非常に好まれます。
・掃除が簡単
目地（つなぎ目）が少なく、防汚防水に優れたパーツを使用しているため、お手入れが非常に簡単です。
壁や床に加え、浴槽や排水の構造もお手入れしやすく設計されています。
・多機能性
ヒートショック対策として必要な保温性が非常に高く、つなぎ目が少ないため防水性も向上、水漏れのリスクも低くなります。
デメリット
・自由度が低い
デザインや規格がある程度決まっているため、材料やサイズ、形状に関して自由に選ぶことができません。
・リフォームの場合、在来工法からシステムバスへの変更には費用が高くつく
モルタルなどで作られた在来工法のお風呂を完全に撤去し、浴室スペースを作り直す必要があるため、一般的にコストが高くなることが多いです。
サイズ
一般的なサイズは0.75～1.5坪、奥行きが100～180ｃｍ、幅が140～240ｃｍとなります。
サイズは、1216や1616などの４桁の数字で表記されます。
サイズの分類としては、「一戸建て向け」と「マンション向け」の二つがあります。
一戸建て向けのタイプは、1616のように奥行きと幅が同じ正方形であるのに対し、マンション向けは同じ一坪用でも、1418といった奥行きが長いタイプが多くなっています。
注意すべきポイント
システムバスの設置時に最もトラブルになるのが、浴室スペースの寸法（内寸）の計測ミスや向き（扉・シャワー・窓・浴槽の配置）の間違いです。
また、水道配管や電気配線の位置と有無によって、工事がスムーズに進むかどうかが決まります。
やり直し工事は、一度完成した部分を壊してやり直すため、かなり費用が増加します。
最も重要なのは、「何を買うか」ではなく、「設置可能なものを選ぶ」ということです。
まずは、職人さんや施工業者さんとしっかりと打ち合わせを行いましょう。
まとめ
新築やリフォームで最も費用のかかる水回り設備を購入する際には、事前の準備が不可欠です。
特にお風呂はキッチンとは異なり、奥行きや幅が柱で囲まれているため、しっかりと確認が必要です。
・寸法と向きは、ご自宅の浴室スペースに適合していますか？
・システムバスの準備以外に、必要な工事業者の手配は完了していますか？
・水道や電気の配管の位置などは正確で、組み立てるシステムバスに合っていますか？
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
あなたが疲れを癒すことのできる素敵なシステムバスを見つけられますように。
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