買ってはいけないトイレットペーパー!その理由とは?

日常生活において欠かせないアイテムの一つがトイレットペーパーです。この商品は定期的に購入する必要があり、私たちの生活に深く関わっています。

トイレットペーパーを買う際には、持ち帰る際にかさばることが多く、また収納や保管にもある程度の場所を占有します。使用する際には、交換する手間が生じますし、特に家族がいる場合はその交換頻度も増加するでしょう。

そのため、なくなる前に買い足しをして、しっかりと補充しておく必要がありますが、こうした作業は地味に手間がかかります。

さらに、交換後に出る芯の処分も忘れてはいけません。

日常の些細なことではありますが、これも「名もなき家事」の一つではないでしょうか。

トイレットペーパーの交換以外にも、私たちがやらなければならない家事は数多く存在します。

名もなき家事は、できる限り減らしたいものです。

そんな中で、従来のトイレットペーパーとは異なる特性を持ち、この名もなき家事の負担を軽減してくれる「長尺トイレットペーパー」という製品があります。これには多くのメリットがあるため、ぜひご紹介したいと思います。

長尺トイレットペーパーとは

長尺トイレットペーパーとは、一般的に「ロングタイプ」と呼ばれる製品です。

この「長尺」とは具体的にどのくらいの長さを指すのか、通常のトイレットペーパーと比較しながら見ていきましょう。一例として、日本製紙の「スコッティ フラワーパック ダブル」を参考にしてみます。

 

日本製紙「スコッティ フラワーパック ダブル」

通常タイプは1ロールの長さが25mで、12ロールが入っており合計300mです。

1.5倍長持ちタイプでは、1ロールの長さが37.5mで8ロール(合計300m)となります。

2倍長持ちタイプなら、1ロール50mで6ロール(合計300m)です。

3倍長持ちタイプは、1ロール75mで4ロール(合計300m)になります。

 

300m単位で考えると、通常タイプは12ロール分に相当しますが、3倍長持ちタイプはたったの4ロールで済みます。この差はなんと8ロール分にもなるのです。

 

ロールの数の違いから、保管に必要なスペースも大きく変わることが予想されます。

省スペースで十分な量を確保できるので、防災アイテムとして家庭に備蓄しておいても、場所を取ることはありません。

1ロールの大きさはどうか

長持ちタイプはその名の通り長いので、1つのロールの大きさがどれほど大きくなっているのか気になるところです。

今使っているホルダーに収まらなければ、使い勝手が悪くなってしまいますからね。

それぞれのメーカーが研究を重ねており、独自の製法や巻き付け方法によって、通常の製品よりは少し分厚い程度に収まるように工夫されています。単純に2倍や3倍の大きさになることはなく、長さは長くなりつつも、全体のサイズはコンパクトにまとめられているのです。

 

長尺トイレットペーパーはただ長いだけ?

コンパクトになっているということは、紙の厚みについても気になるポイントです。

長さは増加していますが、薄くしてコンパクトにしているのではないかという疑念もあります。

もしそうであれば、質感が良くない可能性も考えられます。

 

薄さはやや薄めの製品もあるようですが、エンボス加工が施されているなど、各社が工夫を凝らしており、ふっくらとした肌触りを実現しています。

 

ただし、柔らかさについては長尺でないトイレットペーパーの方が若干柔らかい印象があります。

とはいえ、あくまで「やや」という程度ですので、使用しているうちに慣れることも十分に考えられます。

長尺タイプにおいても、柔らかさはシングルよりもダブルの方が柔らかいので、自分の好みのタイプを選ぶことをお勧めします。

価格は?

大王製紙 エリエール ダブル 1.5倍(長尺タイプ)

45m×12ロール=540m  886円       1mあたり1.6円

大王製紙 エリエール ダブル

30m×12ロール=360m  493円       1mあたり1.3円             ※いずれも記事作成時

 

店舗によって価格に違いはありますが、1mあたりの価格差は0.3円ほどです。大きな違いはなさそうです。

まだまだある長尺トイレットペーパーのメリット

これまで消費者の視点から長尺トイレットペーパーを見てきましたが、他の販売者やメーカーにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

1ロールの長さを長くすることで、パッケージがコンパクトになり、包装材料を減らすことが可能となります。

 

輸送時には、サイズが小さくなったため、より多くの製品を荷台に積むことができ、輸送の効率が上がりCO2排出量の削減へとつながります。

このように、地球環境の改善にも寄与できるのです。

 

メーカーは生産や出荷の効率が向上するため、経費削減が実現します。

また、販売店においては、コンパクトなサイズのために売り場にたくさん並べることができ、在庫スペースを削減することができます。

このように、従来の製品よりも多く並べることができるため、品出しの回数を減らすことも可能です。

メーカー、輸送者、販売者の全てにメリットがあると言えるでしょう。

長尺タイプにデメリットはないの?

これまで、長尺トイレットペーパーのメリットばかりをお話ししてきましたが、デメリットについても考えてみましょう。

デメリットとして挙げられるのは、従来のトイレットペーパーよりも薄いと感じることかもしれません。質感に強いこだわりがある方には、従来のタイプを好む方もいるでしょう。

しかし、近年のSDGsへの関心の高まりから、これから地球環境の改善に貢献できる長尺トイレットペーパーが増えていく可能性は大いにありますので、今のうちから慣れておくのも良いかもしれません。

まとめ

長尺トイレットペーパーは、価格はほとんど変わらないのに対して、サイズはコンパクトで、交換や購入の回数を減少させることで、家事の負担を軽減することができます。従来の製品よりもコンパクトなので、保管スペースを節約でき、予備や防災の備蓄も簡単に行えるでしょう。

消費者だけでなく、メーカーや販売、運送の観点からも多くのメリットがある長尺トイレットペーパーは、生活に欠かせないアイテムです。ぜひ長尺タイプを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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