みなさんのご家庭では「浄水器」を活用されていますか?
飲用水や料理に使う水道水から、不純物を取り除いてくれるのが浄水器の役割です。家庭で美味しい水を楽しむことができるため、現在購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、浄水器には多くのメーカーからさまざまな種類が販売されており、どの製品を選ぶべきか悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は浄水器のタイプごとの説明や、自分に合った商品を選ぶ際のポイント、そして浄水器を使用する際の注意点などについて詳しくご紹介します。
浄水器のメリット・デメリット
日本の水道水は、世界的な基準に照らしても非常にクリーンで安全な水とされています。その理由は、浄水場で行われる「塩素による殺菌処理」にあります。
このように厳しい基準と管理が施されている水道水ですが、全ての不純物を完全に取り除くことは難しいのです。そこで、浄水器を使用することで、水に含まれるミネラル分はそのまま残しつつ、不純物だけを効果的に取り除くことができます。
これらを考慮すると、浄水器の最大のメリットは
と言えるでしょう。
反対にデメリットとしては、
など、浄水の質に直接関係するものではなく、浄水器の管理や費用に関する手間が挙げられます。
浄水器の4つのタイプ
浄水器は大きく分けて4つのタイプに分類されます。
- 蛇口直結型
- ポット型
- 据え置き型
- ビルドイン型
それぞれの特徴や利点について詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
「蛇口直結型」
蛇口直結型は、その名の通り「水道の蛇口に直接取り付けるタイプ」の浄水器です。蛇口の形によっては取り付けられない場合もあるため、購入前には自宅の蛇口に取り付け可能かどうかを確認しておくことが大切です。
この浄水器はコンパクトなサイズで取り付けが簡単なため、引っ越しが多い方や、一人暮らしのマンション住まいの方に特におすすめです。
カートリッジの交換周期は、2~3ヶ月に1回のものから、1年持つものまでさまざまです。その他にも性能によって本体価格も異なりますので、購入時には「本体価格、カートリッジの交換周期、カートリッジの価格にも注意を払って」自分に合った製品を見つけましょう。
「ポット型」
ポット型は「ポットに入れた水を内部のフィルターでろ過するタイプ」の浄水器です。水をろ過しながら冷蔵庫に入れて冷やすことができるため、主に飲み水用の浄水器を探している方に適しています。
また、サイズも小さいものから2~3リットルの大きめサイズまで、各メーカーから多くの選択肢があるため、自分の好みに合った大きさを選ぶことができるのもメリットです。事前に冷蔵庫の形や収納スペースを確認し、適切に収納できるかを判断してから選びましょう。
設置の手間がなく、購入後すぐに使用できるため、浄水器初心者には特におすすめの形です。カートリッジの価格は安価なものが多いですが、交換頻度が高い点には注意が必要です。カートリッジの交換時期を知らせてくれる機能が付いている商品を選ぶと、交換時期を忘れにくくなります。
「据え置き型」
据え置き型は、キッチン周りに設置し「蛇口と浄水器のホースをつないで使用するタイプ」です。このタイプは、蛇口直結型よりも本体が大きいため、設置場所の確保が必要ですが、その分容量やカートリッジも大きく、カートリッジの寿命が長く、浄水能力が高いことが特徴です。
また、ろ過流量(1分間に浄水できる水の量)が多いため、一度にたくさんの浄水を作ることができます。大型の設計ですが、ランニングコストを抑えることができるため、子どもがいる家庭や水道を多く使用する家庭に特におすすめです。
「ビルドイン型」
ビルドイン型の浄水器は「アンダーシンク型」とも呼ばれ、ホースや本体をシンク下に収納し、浄水器が見えないようになっているのが特長です。これにより、キッチン周りがすっきりとした印象になり、デザイン性も高いのが魅力です。
このタイプはカートリッジが大容量で交換周期も長いため、頻繁に交換する手間を省くことができます。しかし、後付けする場合は「本体価格が高く、工事が必要で、時間や手間がかかる」ため、可能であればリフォームや引っ越しの際に導入を検討するのが理想です。
浄水器を使用する上での注意点
浄水器を通した水道水からは、さまざまな不純物とともに殺菌作用のある「残留塩素」も同時に取り除かれています。
確かにその通りですが、実は塩素を取り除いた水は殺菌力がゼロになってしまい、雑菌に対して無防備な状態になります。これにより、外部から侵入した菌が浄水器内で繁殖するリスクがあるのです。
せっかく作った浄水を雑菌から守るためにも、浄水器を正しく使用するためのポイントを知っておきましょう。
→時間が経過するごとに雑菌の繁殖リスクが高まるためです。
→蛇口周りやカートリッジの交換を定期的に行い、雑菌の繁殖を防ぐためです。
→浄水器内に溜まった水を捨てるためです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「購入してはいけない浄水器」とは、購入目的に合っていない、または自分の生活にフィットしない(メリットが得られない)商品だと言えるでしょう。
そのような浄水器を選ばないためにも、4つのタイプの浄水器のポイントをしっかり理解し、自分のライフスタイルに最適な製品を選びましょう。
最後に、筆者はポットタイプのユーザーですので、特におすすめのポット型浄水器をご紹介して締めくくりたいと思います。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!!
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