『駄菓子』という言葉を耳にしたとき、あなたはどのようなイメージを思い描くでしょうか?
色とりどりのキャンディーや、キラキラと光るラムネが浮かんでくるかもしれません。
また、お酒のおつまみとしても人気のある味付けイカや、ふわふわの綿菓子など、どれも手頃な価格で小さな子どもたちのお小遣いでも簡単に手に入るものばかりです。
私自身も、子どもの頃は小銭を握りしめて、近所の駄菓子屋さんに毎日のように通っていました。
しかし、そんな昔ながらの街の駄菓子屋さんは、今では少しずつ姿を消しているのが現状です。
最近では、大型ショッピングモールのテナントとして駄菓子屋さんが入っているのをよく見かけるようになりました。
さらに、スーパーやコンビニエンスストアにもほぼ必ず駄菓子コーナーが設けられており、いつでもどこでも気軽に楽しめる駄菓子が手に入ります。
形は変わっても、今も昔も駄菓子は私たちの生活の中でしっかりと根付いているのですね。
今回は、この魅力的な駄菓子について詳しく調査し、さまざまな情報をお届けしたいと思います!!
実は危険?!鮮やかな駄菓子の原材料
駄菓子コーナーに足を踏み入れると、赤、黄、青、緑といった鮮やかな色合いの駄菓子がずらりと並び、目を引きます。
どれを選ぼうかと目移りしてしまうほどですね。
しかし、実はこれらの多くは合成着色料で色付けされた製品であることをご存知ですか?
特に注意が必要な合成着色料が2つ存在します。
◆食用タール色素
「赤色2号」や「黄色4号」などの名前で知られるこの合成着色料は、食品の色を鮮やかにするために使用される添加物です。
アレルギーや発がん性のリスクが指摘されており、多くの国々ではその使用が禁止されています。
もし食べた後に舌に駄菓子と同じ色が残っていたら、それはタール色素によるものかもしれません。
◆カラメル色素
一見天然の着色料とされていますが、実は発がん性が懸念されています。
カラメル色素には数種類がありますが、製品の原材料表示にはどのタイプが使用されているかは記載されず、単に「カラメル色素」とまとめて表記されることが多いです。
中には毒性を持つものも存在し、国連のFAO(食料農業機関)やWHO(世界保健機関)は一日の許容摂取量を設定しています。
駄菓子は添加物のかたまり?!
合成着色料だけではなく、駄菓子にはさまざまな添加物が使用されています。
特に身体に悪影響を及ぼす可能性のある代表的な添加物をいくつかご紹介します。
◯香料◯
添加物として認可されている合成香料は2000種類以上存在すると言われています。
その中には安全なものもあれば、危険性が疑われるものもあり、安全性にはばらつきがあります。
香料はその種類を示す必要がなく、「香料」と一括して表示されるため、具体的に何が使われているのかは不明です。
◯人工甘味料◯
甘味を加えるために使用される人工甘味料には、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリンナトリウムなどがあります。
これらは依存性があり、アレルギーに対する影響も懸念されています。
◯植物油脂◯
駄菓子に使用される植物油脂の多くは、安価なパーム油が用いられることが一般的です。
パーム油には発がん性の疑いがある酸化防止剤が使用されており、こうした油は身体のさまざまな炎症を引き起こす原因となる可能性があります。
◯安息香酸ナトリウム(Na)◯
安息香酸ナトリウムは、微生物や細菌の繁殖を抑えるために保存料として使用される添加物です。
この添加物は特に危険性が高いとされており、ビタミンCと共に摂取すると化学反応を起こし、ベンゼンを生成します。
このベンゼンは白血病やがんのリスクを高める要因となります。
そのほかにも、光沢剤、乳化剤、ショートニング、果糖ブドウ糖液、科学調味料などは、駄菓子によく使われる危険な添加物です。
駄菓子はまさに添加物の卸売り百貨店と呼んでも過言ではないでしょう。
なるべく添加物を摂らないようにするには?
・オーガニックや無添加のものを探す
最近では、素材や製法にこだわった駄菓子やお菓子がたくさん販売されています。
完全に無添加でなくても、原材料表示をしっかり見ることで、少しでも添加物が少ない駄菓子を選ぶよう心がけると良いでしょう。
・手作りをする
手の込んだおやつでなくても、実は簡単に作れるものがたくさんあります。
手作りする時間がない!という方は、駄菓子の代わりに、果物やドライフルーツ、ナッツ、焼き芋など、加工度が低い食品を取り入れてみるのはいかがでしょうか?
これらは添加物がもちろん含まれておらず、市販の駄菓子よりもビタミン、ミネラル、食物繊維など、栄養が豊富に含まれています。
また、駄菓子よりも太りにくいというメリットもあります。
終わりに…
いかがでしたでしょうか??
子どもたちの目を惹きつけるカラフルな駄菓子には、実は身体に悪影響を及ぼす危険が潜んでいるのです。
「買って!」とせがまれてつい購入してしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
私たちの食生活の中では、知らず知らずのうちに添加物を摂取してしまうことが多々あります。
全てを避けることは今の時代難しいですが、『意識して選ぶ』ことを実践することで、危険な添加物を摂取するリスクを減少させることが可能です。
自分自身や大切なお子さまの健康のためにも、しっかりと目を光らせて選んでみることをお勧めします。
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