身近な存在である食べ物の一つ、『シリアル』について考えてみましょう。
手軽に食べられることや健康的なイメージから、朝食やおやつ、ダイエット中の軽食として生活の中に取り入れているという方は多いのではないでしょうか。

スーパーに行くと、シリアル専用のコーナーが設けられているのをよく見かけますね。
『シリアル』と言っても、実際には多くの種類が存在しています。
代表的なものには、コーンフレークやグラノーラなど、皆さんも耳にしたことのある商品がたくさんあります。
さて、これらのシリアルの違いについてはご存じでしょうか?
また、シリアルが本当に身体に良いのかどうかという疑問もありますよね。
まだまだ多くの謎が残されているようです。
今回は、その『シリアル』について詳しく調査してみました。
そもそも『シリアル』とは
『シリアル』の定義は、
とうもろこしや麦、米などの穀物を圧縮して薄い破片(フレーク)にしたり、パフ状に膨らませたりして、食べやすく加工した食品を指します。
このような加工品には、コーンフレークなどが代表的な例として挙げられます。
コーンフレークは、製造過程で砂糖やシロップで甘みを加えられているものが大半を占めています。
また、シリアルの一種であるグラノーラは、オートミールを主成分とし、ナッツやドライフルーツ、さらには砂糖やはちみつなどの甘味料を加えて焼き上げた食品です。

グラノーラには甘味をつけるための糖分が多く含まれていることが一般的なため、カロリー面でもやや高めです。
シリアルは身体にいいの??
日常的にシリアルを楽しんでいる方は多いと思われます。
さまざまな種類のシリアルが市場に出回っています。
あなたはどのような基準でシリアルを選んでいますか?
・知名度のあるメーカーだから
・テレビCMで見かけたから
・栄養価が高そうだから
など、理由は様々かもしれません。
『シリアル』と聞くと、
・手軽に食べられる
・健康的で身体によさそう
といったイメージが浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
しかし、シリアルの原材料についてしっかりと理解していますか?
健康を考えてシリアルを食べているのであれば、その中身をしっかりと確認した上で選ぶことが重要ですよね。
多くの選択肢がある中で、「なんとなく」シリアルを選んでいる方にこそ、ぜひ知ってほしい情報です。
ここで、ある大手食品会社のグラノーラの原材料を見てみましょう。
ここからが驚くべき事実です。
多くの成分がありすぎて全てを記載することができないほどですが、なんと
添加物が不自然にも16種類も含まれていたのです。
健康的で身体によさそうだと感じて食べているシリアル商品は、実は添加物だらけの穀物加工品だったということが分かりました。
これはかなりショッキングな情報ですね…
次に注目したいのは、その原材料の記載順です。
食品の原材料は、含まれている量が多い順に表示される決まりがあります。
そのことを念頭に置いて、もう一度原材料を見返してみると…
皆さんは気づきましたか?
砂糖が三番目に記載されているのです。
その量から考えると、砂糖がどれほど多く使われているのか、容易に想像できるかと思います。
16種類もの添加物と大量の砂糖。
添加物の多くは甘味料や保存料です。
添加物は、一般的に知られている通り健康に悪影響を及ぼす物質です。
添加物を過剰に摂取することは、長期的には生活習慣病の原因にもなり得るため、できるだけ避けるべきだと言えます。
さらに、気になるのは植物油や食塩も含まれている点です。
このように、糖分や添加物が豊富に含まれているシリアルは、
残念ながら「身体に良い」とは言い難い食品なのです。
シリアルは選ぶ時代
健康に良いと思って食べているはずのシリアルが、実は生活習慣病の原因となる添加物や砂糖を大量に含んでいるとは…
こうした衝撃的な事実に気づけたのは幸運ですので、今後は身体に優しいシリアルを選ぶことが求められます。
原材料をしっかり確認し、添加物や砂糖が過剰に含まれていないシリアルをぜひ選ぶようにしましょう。
身体に良いシリアルの条件は…
・砂糖、食塩、油が不使用
・無添加(オーガニック)であること
ということになりますね。
安心してシリアルを食べよう
砂糖や食塩、油を使用せず、無添加のシリアルは、現在スーパーでも豊富に取り扱われています。
シリアルの中でも特に糖分と油分が少ないものとしては『オートミール』や『ミューズリー』が挙げられます。

オートミールは、オーツ麦を加工して食べやすくしたシリアルです。
この食品には植物性タンパク質が白米の約2倍含まれ、カルシウムや鉄分などのミネラル、さらに整腸作用に優れた不溶性食物繊維も豊富に含まれています。
ミューズリーは、オートミールとナッツ、ドライフルーツを組み合わせたもので、栄養価が高いのが特徴です。
ドライフルーツにはわずかな糖分と油が含まれますが、その量はごくわずかです。
スイスを発祥とし、もともとは療養食として利用されていました。
栄養価が高く、噛みごたえもあり、腹持ちが良いため、ダイエット食としても人気です。

オートミールもミューズリーも低カロリーで、素材本来の味わいがしっかりと感じられます。
お好みに合わせて牛乳やヨーグルト、はちみつなどと組み合わせて食べると美味しさが増します。
また、インターネット上にもさまざまな調理法やアレンジレシピが紹介されていますので、
ぜひ自分に合った食べ方を見つけて、本当に身体に良いシリアルライフを楽しんでみてください。
いかがでしたでしょうか?
シリアルは選び方によって、健康につながる食べ物となる可能性があります。
スーパーで何気なく選んでいるそのシリアル、一度原材料を確認してみることをお勧めします。
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