買ってはいけない殺虫剤 選ぶポイントを解説

家の中に虫が現れたら、どうすればいいのか?

この記事では、虫が苦手で、もし家の中に虫を見つけたときに戸惑ってしまう方々に向けて、役立つ情報をお届けします。

虫が苦手な方にとって、部屋の中で虫を目撃するというのは、非常にショッキングな体験であり、驚きや不安が一気に襲ってくるものです。

もし、家族の中に虫を気にしない人がいる場合は、心強い味方となることでしょう。

しかし、一人暮らしの方や、家族全員が虫を苦手とする場合は、どのように対処すればよいのか悩むこともあるでしょう。

そんな時に頼りになるのが、殺虫剤です。

殺虫剤にもさまざまな種類があり、どの製品を選べば良いのか迷うことが多いのではないでしょうか。

特に、家に小さな赤ちゃんがいたり、ペットを飼っている場合、殺虫剤の使用について不安になってしまうこともあるでしょう。

そこで、殺虫剤を選ぶ際のポイントと、購入前に注意すべき点について詳しくまとめました。

殺虫剤の種類

殺虫剤は大きく分けて4つのタイプに分類できます。

接触剤
このタイプは、薬剤が散布された場所に虫が触れることで効果を発揮します。
ハエ、蚊、ゴキブリ、ダニ、クモ、スズメバチなど、様々な虫を効果的に駆除できます。
例として、スズメバチやカメムシ用のエアゾール、アースジェット、キンチョールなどの商品があります。
中には、虫に直接かからないと効果がない薬剤もあるので注意が必要です。
多くの殺虫剤はこの接触剤に分類されます。
食毒剤
このタイプは、虫の食料に薬品を混ぜ込み、それを虫が食べることで効果を発揮します。
散布された葉や、薬剤を混ぜた毒餌を虫が摂取することで、退治されます。
ゴキブリ、青虫、毛虫に特に効果があります。
形状は液体、ジェル、ペースト状など多岐にわたり、自分で薬剤を混合して毒餌を作ることができるタイプも存在します。
例として、アース製薬のブラックキャップなどがあります。
浸透移行性剤
このタイプは、殺虫効果だけではなく、予防効果も持つのが特徴です。
植物の根や葉から吸収された薬剤が、植物体内を移動し、長時間にわたり殺虫効果を持続させることができます。
アブラムシやハダニに効果があり、家庭菜園用のフマキラー カダンプラスDXなどの商品が販売されています。
誘殺剤
これは食毒剤の一種で、虫が好む餌に薬剤を混ぜて虫をおびき寄せ、退治します。
ナメクジやネキリムシなど、夜行性で直接見つけて駆除するのが難しい虫に効果があります。
キンチョーコンバットなどがよく知られています。

どんな虫を退治したいのか

  1. 殺虫剤を選ぶ際に最も重要なポイントは、どの虫を退治したいのかをはっきりとさせることです。
  2. 次に、殺虫剤の使用タイプを決めます。
  • スプレータイプ:部屋の中でのゴキブリなどに対して、手軽にすぐに使用することができます。
  • くん煙タイプ:狭い場所や家具の裏側に潜むゴキブリ・ダニ・ノミなどに効果的です。
  • 設置型タイプ:蚊やハエなど、空中を飛んでいる虫を駆除するのに適しています。

我が家に向いている殺虫剤は

強力な殺虫効果を持つ薬剤は、果たして人やペットに害を及ぼさないか心配になりますよね。

特に乳幼児やペットは、薬剤を吸い込んでしまったり、散布された場所に触れた手足をなめてしまう可能性があるため、注意が必要です。

殺虫剤の有効成分は数種類ありますが、大半の商品にはピレスロイド系の成分が使用されています。

このピレスロイドは、人やペットにはほとんど無害です。

その理由は、ピレスロイドが選択毒性という特性を持っているからです。

選択毒性とは、特定の生物に対してのみ高い毒性を示す性質を指します。

例えば、チョコレートは人間には無害ですが、犬がそれを食べると中毒を起こすことがあります。

このように、人やペットがピレスロイドを少し吸い込んでも問題ありませんが、虫に対しては強い毒性を示すのです。

使用するときの注意点は

ピレスロイドは人には無害とされていますが、過剰に吸い込んだり誤飲した場合には、やはり人やペットにも毒性を示すことがあるため、十分な注意が必要です。

また、床や壁にスプレータイプの薬剤が残っている場合は、しっかりと拭き取っておくことが安心につながります。

まとめ

部屋の中で虫を見つけた時に、すぐにその虫に適した殺虫剤が手元にあれば、心強い味方となります。

どの虫が出やすいのか、その虫の行動パターンや、効果的な薬剤を調べ、使いやすいタイプのものを選ぶよう心がけましょう。

最後に、素早く安心して虫を退治したいと考える方に特におすすめしたいのが、フマキラーの凍結ジェットです。

この殺虫剤は、薬剤を使用せず、−85℃の冷却効果で虫を凍らせ、瞬時にその動きを止めることができます。

ムカデ、ケムシ、クモ、アリなどに効果的です。

また、特にゴキブリに特化した「ゴキブリ超凍止ジェット 除菌プラス」も非常におすすめです。

この製品も薬剤を使用せず、ゴキブリの素早い動きに対し、冷却効果で瞬時にその動きを止めることが可能です。

薬剤が含まれていないため、乳幼児やペットがいる家庭でも、食品の近くやキッチンでも安心して使用できます。

匂いやべたつきも残らないため、非常に使いやすいのが大きな利点です。

ただし、肌にかかると凍傷を引き起こす危険があるため、人やペットにかからないよう十分に注意が必要です。

また、スプレーに引火性のガスが使われている場合もあるため、ガスコンロやストーブ、ファンヒーターなどの火気には十分に気をつけましょう。

このように、用途に合った殺虫剤を正しく使い、苦手な虫が部屋に出た時でも安心して過ごせるようにしたいものです。

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