今回は、IIJmioの利点と欠点について詳しく解説いたします。
- IIJmioへの乗り換えを検討している方
- 様々な格安SIMがあり、どれを選ぶべきか迷っている方
- IIJmioが自分に合っているかを確認したい方
この記事は、上記のような方々に向けた内容となっています。
近年、格安SIMに乗り換える人が増加していますが、選択肢が多いためにどのサービスを選ぶべきか悩んでいる方も多いことでしょう。
そこで今回は、IIJmioに焦点を当て、具体的なメリットとデメリットについて解説していきます。
格安SIM初心者の方は、IIJmioの名前を聞いてもピンとこないかもしれませんが、できるだけわかりやすく丁寧にご説明いたしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
IIJmioとは?
IIJmioは、東証一部上場企業である株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMサービスです。
IIJmioは、2021年に実施されたJCSI調査において、MVNO業界の顧客満足度で第1位を獲得しました。
ユーザーが必要とする機能に応じて、「SIMの種類」と「データ容量」を自在に組み合わせることができるため、最近注目を集めている格安SIMの一つです。
また、取り扱う端末の種類が豊富なので、スマートフォンをセットで購入したいと考えている方には非常におすすめです。
以下では、IIJmioのメリットとデメリットを詳しく解説しますので、契約前にしっかりと確認しておきましょう。
IIJmioのメリット6つ
それではまず、IIJmioの主なメリットについて解説してまいります。
IIJmioのメリットは、以下の6つにまとめられます。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
料金プランがシンプルでわかりやすい
IIJmioは、2022年4月1日より新しい「ギガプラン」を導入し、よりお得にスマートフォンを利用できるようになりました。
SIMは音声、SMS、データ、eSIMの4種類から選ぶことができます。
さらに、データ容量も2GBから20GBまで幅広く用意されているため、自分のライフスタイルに合ったプランを組み合わせて選ぶことが可能です。
新しい料金プランの詳細については、以下の表を参照してください。
ギガプラン | ||||
音声 | SMS | データ | eSIM(ドコモ回線のみ) | |
2GB | 850円(税込) | 820円(税込) | 740円(税込) | 440円(税込) |
4GB | 990円(税込) | 970円(税込) | 900円(税込) | 660円(税込) |
8GB | 1,500円(税込) | 1,470円(税込) | 1,400円(税込) | 1,100円(税込) |
15GB | 1,800円(税込) | 1,780円(税込) | 1,730円(税込) | 1,430円(税込) |
20GB | 2,000円(税込) | 1,980円(税込) | 1,950円(税込) | 1,650円(税込) |
なお、IIJmioでは様々なキャンペーンを頻繁に実施しているため、これらの価格よりもさらにお得に利用できるチャンスがあります。
例えば、現在実施中の「12か月間1GB増量キャンペーン」を利用すれば、通常220円/1GBの料金が1年間無料になります!(2022年5月23日現在)
ギガプラン 12か月間1GB増量キャンペーン適用後 | ||||
音声 | SMS | データ | eSIM(ドコモ回線のみ) | |
2GB→3GB | 850円(税込) | 820円(税込) | 740円(税込) | 440円(税込) |
4GB→5GB | 990円(税込) | 970円(税込) | 900円(税込) | 660円(税込) |
8GB→9GB | 1,500円(税込) | 1,470円(税込) | 1,400円(税込) | 1,100円(税込) |
15GB→16GB | 1,800円(税込) | 1,780円(税込) | 1,730円(税込) | 1,430円(税込) |
20GB→21GB | 2,000円(税込) | 1,980円(税込) | 1,950円(税込) | 1,650円(税込) |
通話オプションを3つから選べる
IIJmioでは、「通話定額5分+」、「通話定額10分+」、「かけ放題+」の3種類の通話オプションから選ぶことができます。
通話をするけれども長時間の通話は避けたい方には「通話定額5分+」や「通話定額10分+」が適しています。
一方で、時間を気にせずに長話を楽しみたい方には「かけ放題+」が最適です。
通話定額オプション(みおふぉんダイアルの利用が必須) | |||
みおふぉんダイアル 通話定額5分+ | みおふぉんダイアル 通話定額10分+ | みおふぉんダイアル かけ放題+ | |
通話量 | 5分まで/回の 国内通話かけ放題 | 10分まで/回の 国内通話かけ放題 | 無制限で 国内通話かけ放題 |
月額料金 | 500円(税込) | 700円(税込) | 1,400円(税込) |
また、現在は13カ月間410円の割引キャンペーンも実施中なので、非常にお得にオプションを追加することが可能です。
通話定額オプション(みおふぉんダイアルの利用が必須) 13カ月間410円割引キャンペーン適用後 | |||
みおふぉんダイアル 通話定額5分+ | みおふぉんダイアル 通話定額10分+ | みおふぉんダイアル かけ放題+ | |
通話量 | 5分まで/回の 国内通話かけ放題 | 10分まで/回の 国内通話かけ放題 | 無制限で 国内通話かけ放題 |
月額料金 | 500円(税込)→90円(税込) | 700円(税込)→290円(税込) | 1,400円(税込)→990円(税込) |
このキャンペーンは2022年5月31日までの期間限定ですので、利用を希望される方はお早めにお申し込みください。
余ったデータは繰り越しもシェアもできる
IIJmioでは、余ったデータを翌月に繰り越せるだけでなく、家族間でデータをシェアすることも可能です。
データシェア機能を利用すれば、データ容量が不足している家族に対して、必要なデータを分け合うことができます。
この機能を活用すれば、データ量が足りなくなっても追加料金を支払う必要がなくなります。
ただし、データシェア機能を利用するには、同じmioIDで契約していることが条件となりますので、契約時にはご注意ください。
また、家族以外にも、個人で複数回線を契約している方もこのデータシェア機能の対象になります。
バースト機能で低速通信時のストレスが軽減
IIJmioでは、バースト機能を活用することで、低速通信時のストレスを軽減することが可能です。
「バースト機能って何?」と疑問に思う方もいらっしゃると思うので、詳しくご説明します。
バースト機能とは、低速通信に切り替わった際にも、通信開始時に一定量は高速通信が行える機能です。
通常、IIJmioではデータ容量が使い切られると、低速通信に入り、最大通信速度が200Kbpsに制限されます。
この速度になると、WebサイトやSNSの利用がスムーズでなくなり、ストレスを感じることが多くなります。
しかし、バースト機能を利用すれば、サイトを読み込む際に一時的に高速通信を行ってくれるため、快適にスマートフォンを利用することができます。
このように、バースト機能を提供している格安SIMはまだ多くはないため、IIJmioは非常に優れたサービスと言えるでしょう。
5Gに無料で対応している
IIJmioでは、5Gと4GのON/OFFを切り替えることができる点も大きなメリットです。
ただし、5Gを利用するためには、5G対応の端末と5Gの電波が届くエリアが必要ですので、事前に確認をしておくことをお勧めします。
取り扱い端末が豊富
IIJmioでは、40種類以上の取り扱い端末があり、非常に豊富なラインアップを誇っています。
特に、Android端末ではOPPOやRedmi Noteが非常に人気の高い機種です。
さらに、最新のiPhone 12やiPhone 12 miniなども取り扱っているため、スマートフォンを同時に購入することを考えている方には非常に魅力的です。
「格安SIMは端末の選択肢が少ない」というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、IIJmioなら多彩な選択肢があるため、自分にぴったりの端末を見つけることができるでしょう。
IIJmioのデメリット3つ
続いて、IIJmioのデメリットについて詳しく解説します。
主なデメリットは以下の3つです。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
回線の混雑時は通信速度が遅い
IIJmioのデメリットとして、回線が混雑している時間帯には通信速度が遅くなるという点が挙げられます。
特に遅くなる時間帯は、基本的にお昼の12時から13時の間です。
具体的な数値は、NTTドコモ回線を使っているのか、au回線を使っているのかによっても変わります。
それでも、お昼の時間帯を除けば、大手キャリアと大きな違いはない速度を享受できるため、慣れてしまえばそこまで気にならなくなるでしょう。
ただし、動画視聴やゲームを頻繁に行う方には、IIJmioではなく、通信速度が速いY!mobileやUQモバイルをおすすめします。
通話にはみおふぉんダイアルアプリの利用が必須
通話定額オプションを適用するには、みおふぉんダイアルというアプリからの発信が必須です。
みおふぉんダイアルは、IIJmioが提供しているプレフィックス番号(0037-691)を使った電話サービスです。
このプレフィックス番号は、通信業者ごとに割り当てられた識別番号で、発信番号の先頭にこのプレフィックス番号を付けることによって通話料が安くなります。
「毎回プレフィックス番号を手動で入力するのは面倒だ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、みおふぉんダイアルアプリを使えば、自動的にプレフィックス番号を付けてくれる便利な機能があるのです。
そのため、アプリをインストールしておけば手入力する必要はありません。
初めて聞くと少し複雑に思えるかもしれませんが、慣れれば特にデメリットとしては感じなくなるでしょう。
ただし、みおふぉんダイアルアプリとスマートフォンの連絡先情報が同期されていない場合、自動でプレフィックス番号は付与されませんので、注意が必要です。
サポートは電話もしくはチャットのみ
IIJmioは店舗を持たないため、対面でのサポートを受けることができません。
何か問題が発生した際は、電話やWebフォームからのお問い合わせとなります。
ただし、電話でのサポートは非常に混み合っているため、繋がるまでに時間がかかることが多いです。
そのため、「何かあったときには直接店舗で相談したい」「すぐに対応してもらいたい」という方には、IIJmioはあまり向いていないかもしれません。
IIJmioに向いている人・向いていない人の特徴
ここまでお話ししてきたメリットとデメリットを踏まえ、IIJmioに向いている人と向いていない人の特徴をまとめました。
なお、大容量プランをお探しの方には、ahamoの大盛りプランがおすすめです。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回の内容を簡単におさらいしましょう。
▶IIJmioとは?
▶IIJmioのメリット6つ
・料金プランがシンプルでわかりやすい
・通話オプションを3つから選べる
・余ったデータは繰り越しもシェアもできる
・高速通信ON/OFF機能でデータ容量の節約ができる
・5Gに無料で対応している
・取り扱い端末が豊富
▶IIJmioのデメリット3つ
・回線の混雑時は通信速度が遅い
・通話にはみおふぉんダイアルアプリの利用が必須
・サポートは電話もしくはチャットのみ
▶IIJmioに向いている人・向いていない人の特徴
今回はIIJmioのサービスについて詳しくご説明いたしましたが、いかがだったでしょうか?
最近では格安SIMを提供する会社が増えている中で、同じ格安SIMであってもサービス内容には大きな違いがあります。
そのため、総合的に評価し、自分に最も適した格安SIMを選択することが重要です。
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