イオンモバイルを買ってはいけない?【メリット・デメリットを解説】

この記事では、イオンモバイルの利点と欠点について詳しく解説します。

  • イオンモバイルへの乗り換えを検討中の方
  • 料金プランが理解できていない方
  • 大容量プランを探している格安SIM希望者

本記事は、上記のような方々に向けた内容となっています。

格安SIMは近年人気が高まっているサービスですが、選択肢が豊富なため迷っている方も多いことでしょう。

そこで、今回はイオンモバイルに焦点を当て、そのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

乗り換えを検討している方は、ぜひ最後までお付き合いください。

イオンモバイルとは?

イオンモバイルは、イオンリテール株式会社が提供する格安SIMサービスです。

他の格安SIMとは一線を画す、豊富な料金プランがその大きな特徴です。

また、充実したサポート体制が整っているため、幅広い年齢層の方々に選ばれています。

さらに、2020年から2021年にかけて「オリコン顧客満足度ランキング格安スマホ部門」において連続して第1位を獲得し、今後もユーザー数が増えていくことが期待されています。

イオンモバイルの9つのメリット

それでは、イオンモバイルのメリットについて詳しく見ていきましょう。

イオンモバイルの利点は主に以下の9点です。

・4つのプランから自分に最適なものを選択可能
・最大50GBまでの多彩な料金プラン
・3種類から選べる定額通話オプション
・docomoまたはauの回線を選べる
・余ったデータを翌月に繰り越せる
・対面でのサポートを受けられる
・契約期間に縛りがない
・テザリングが無料で利用できる
・無料の貸し出しサービスが利用可能

それぞれのメリットについて、詳しく解説いたします。

4つから自分に合ったプランを選べる

イオンモバイルでは「音声プラン」「シェアプラン」「データプラン」「やさしいプラン」の4種類のプランを用意しています。

「プランが多すぎて、どれを選べば良いのかわからない」と感じる方もいるかもしれませんので、ここではそれぞれのプランをわかりやすくご説明いたします。

4つのプランは、SIMの種類やシェア回線の有無に応じて異なる特徴を持っています。

自分に合ったプランを見つけるための参考にしてみてください。

▶電話番号を使用して通話を行う+回線をシェアしない場合→音声プラン
(60歳以上の方は、やさしい音声プランも選択可能)
▶電話番号を使用して通話を行う+回線をシェアする場合(家族シェア)→シェアプラン
(60歳以上の方は、やさしいシェア音声プランも選択可能)
▶電話番号を使用せず、通話をしない場合→データプラン
(60歳以上の方は、やさしいデータプランも選択可能)
 音声プランシェアプランデータプラン
SIM音声通話+インターネット音声通話+インターネットインターネット
データ容量0.5GB~50GB1GB~50GB1GB~50GB
月額料金803円(税込)~1,408円(税込)~528円(税込)~
最大通信速度au回線:下り958Mbps/上り112.5Mbps
NTTドコモ回線:下り1,288Mbps/上り131.3Mbps
 やさしいプラン(60歳以上限定)
やさしいプラン音声プランやさしいシェア音声プランやさしいデータプラン
SIM音声通話+インターネット音声通話+インターネットインターネット
データ容量0.2GB~8GB(mini./S./M./L.)3GB~8GB(S./M./L.)3GB~8GB(S./M./L.)
月額料金748円(税込)~1,408円(税込)~638円(税込)~
最大通信速度上り一般プランと同様
下り500Kbps(やさしいプランminiを除く)

イオンモバイルの通信速度については、選択した回線によって異なりますが、大手キャリアと同等の高速通信が可能です。

ただし、昼間の回線混雑時には、通信速度が著しく低下することがあるため、その点には注意が必要です。

50GBまでの豊富な料金プラン

イオンモバイルでは、0.2GBから50GBまで非常に多様な料金プランを提供しています。

特に、10GBまでのデータ容量は1GB単位で選択できるため、自分にぴったりのプランを見つけやすくなっています。

また、10GBから50GBのデータ容量は10GB単位で設定されているため、必要な分だけを選択できます。

このように、細かな料金プランが用意されているため、データ容量を無駄なく活用したい方には非常におすすめの格安SIMです。

以下に、それぞれのプランごとの料金を示していますので、ぜひご確認ください。

音声プラン
データ容量月額料金
さいてきプラン0.5GB803円(税込)
1GB858円(税込)
2GB968円(税込)
3GB1,078円(税込)
4GB1,188円(税込)
5GB1,298円(税込)
6GB1,408円(税込)
7GB1,518円(税込)
8GB1,628円(税込)
9GB1,738円(税込)
10GB1,848円(税込)
さいてきプランMORIMORI20GB1,958円(税込)
30GB3,058円(税込)
40GB4,158円(税込)
50GB5,258円(税込)
やさしいプラン(60歳以上限定)
やさしいプランmini.0.2GB748円(税込)
やさしいプランS.3GB858円(税込)
やさしいプランM.6GB1,188円(税込)
やさしいプランL.8GB1,408円(税込)
シェアプラン(2人でシェアする場合)
※月額料金は家族の合計金額を記載
データ容量月額料金
さいてきプラン1GB1,408円(税込)
2GB1,518円(税込)
3GB1,628円(税込)
4GB1,738円(税込)
5GB1,848円(税込)
6GB1,958円(税込)
7GB2,068円(税込)
8GB2,178円(税込)
9GB2,288円(税込)
10GB2,398円(税込)
さいてきプランMORIMORI20GB2,508円(税込)
30GB3,608円(税込)
40GB4,708円(税込)
50GB5,808円(税込)
やさしいプラン(60歳以上限定)
やさしいデータプランS.3GB638円(税込)
やさしいデータプランM.6GB968円(税込)
やさしいデータプランL.8GB1,188円(税込)

なお、シェアプランの表は2人でシェアする際の月額料金を示しています。

3人以上のシェア料金を確認したい方はこちらからどうぞ。

定額通話オプションを3つから選べる

イオンモバイルでは、「5分かけ放題」「10分かけ放題」「フルかけ放題」の3種類の定額通話オプションが用意されています。

定額通話オプション(イオンでんわの利用が必須)
5分かけ放題10分かけ放題フルかけ放題
通話量5分まで/回の
国内通話かけ放題
10分まで/回の
国内通話かけ放題
24時間いつでも
国内通話かけ放題
月額料金550円(税込)935円(税込)1,650円(税込)

「通話はよくするけれど、短時間で終わることが多い」という方には、5分かけ放題や10分かけ放題が適しているでしょう。

一方で、「友人や家族と長時間電話をしたい」という方には、フルかけ放題を選ぶことをおすすめします。

ただし、定額通話オプションは「イオンでんわ」というアプリを利用して通話する必要がありますので、その点にはご注意ください。

イオンでんわについては、後ほどデメリットのセクションで詳しく解説します。

余ったデータを翌月に繰り越せる

イオンモバイルでは、全プランにおいて余ったデータを翌月に繰り越せるというのも大きな利点です。

データ容量を無駄にすることなく使い切ることができるのは、嬉しいポイントです。

ただし、追加したデータ容量は繰り越しの対象外となるため、その点には注意が必要です。

対面サポートを受けられる

電話やチャットだけでなく、店舗で直接サポートを受けられることもイオンモバイルの魅力です。

イオンモバイルでは、初期設定が完了した状態のスマートフォンを受け取ることができます。

その後、操作方法などで不明な点があった場合、対面でのサポートがないと不安に思う方も多いでしょう。

そんな時に、イオンモバイルであれば、お近くのイオンモール内の店舗に行くことで無料のサポートを受けることができます。

スマートフォンに詳しくない方が格安SIMを選ぶ際は、対面サポートの有無を確認することが重要です。

契約期間の縛りがない

イオンモバイルでは、契約期間に縛りがないため、いつでも解約が可能で、違約金が発生することはありません。

そのため、「自分に合わなかった」、「他の会社に乗り換えたい」といった場合でも、すぐに解約できるのは大きなメリットです。

テザリングが無料で利用できる

テザリング機能を無料で利用できることも、イオンモバイルの魅力の一つです。

料金はそのままで、契約しているデータ容量を上限にテザリング機能を使うことができるので、WiFi環境がない場合でもインターネット接続ができるのは利便性が高いです。

ただし、端末によってはテザリング機能が搭載されていない場合もあるため、その点には留意してください。

無料貸し出しサービスが利用できる

イオンモバイルでは、SIMカードやスマートフォンの無料貸し出しサービスも実施しています。

お試しプランを用意している格安SIMは他にも存在しますが、無料で試せるのはイオンモバイルとUQモバイルの二社のみです。

「契約前に使用感を試してみたい」、「イオンモバイルが自分に合うかを確認したい」という方は、この貸し出しサービスを積極的に活用すると良いでしょう。

なお、スマートフォンの貸し出しは機種を選ぶことができないため、実際の使用感が分からない部分もあるかもしれません。

そのため、SIMカードのみのレンタルをお勧めします。

イオンモバイルの4つのデメリット

次に、イオンモバイルのデメリットについて詳しく解説します。

イオンモバイルのデメリットは主に以下の4点です。

・回線混雑時には通信速度が低下する
・他の格安SIMと比べて端末料金が高め
・通話にはイオンでんわアプリの利用が必須
・60歳以上向けのやさしいプランは割高

それでは、各デメリットについて詳しく見ていきましょう。

回線混雑時には通信速度が低下する

他の格安SIMと同様に、回線が混雑している時間帯には通信速度が低下することがあります。

特にお昼の12時から13時は回線が混雑しやすく、この時間帯はかなり遅くなることがあるため注意が必要です。

イオンモバイルは、auやNTTドコモの回線を一部レンタルしているため、混雑時には速度が遅くなるのは避けられません。お昼の時間帯に動画を視聴したい方などは、ストレスを感じるかもしれません。

au回線かNTTドコモ回線かによっても通信速度は異なるため、以下のグラフを参考にしてください。

1Mbpsあれば通常のメールやチャットは快適に利用できますが、画像が多いWEBサイトの閲覧やYouTube動画の視聴(画質によりますが)には5Mbps程度が必要です。

【au回線】


<引用:イオンモバイル</a>

【NTTドコモ回線 プラン1】


<引用:
イオンモバイル</a>

【NTTドコモ回線 プラン2】


<引用:
イオンモバイル</a>

他の格安SIMと比べて端末料金が高め

イオンモバイルでは、他の格安SIMに比べて端末料金が高いこともデメリットです。

現在、イオンモバイルでは、他社からの乗り換えと同時に指定の端末を購入すると、WAONポイント10,000ポイントがもらえるというキャンペーンを実施しています(2022年5月23日現在)。

しかし、他の格安SIMと比較すると、元々の定価が高めのため、キャンペーンを利用してもお得感をあまり感じることができないかもしれません。

そのため、スマートフォンをセットで購入したいと考えている方には、イオンモバイルよりもOCNモバイルONEやIIJmioをお勧めします。

ただし、イオンモバイルは古い機種から最新機種まで幅広く取り扱っている点は良いところです。

通話にはイオンでんわアプリの利用が必須

メリットの部分で解説したように、定額通話オプションを利用するためには、イオンでんわアプリを使用して通話しなければなりません。

イオンでんわアプリは、イオンモバイルが提供するプレフィックス番号を利用した電話サービスです。

アプリを使わずに発信してしまうと、定額通話オプションに加入している場合でも通常料金が発生してしまうので、注意が必要です。

通話の品質や電話番号は通常の電話と変わらないため、慣れてしまえば特に問題ないという方が多いですが、初めての方には少し手間に感じることもあるかもしれません。

なお、NTTドコモ回線を選択した場合は、自動的にイオンでんわで発信される仕様になっているため、発信方法に関わらず定額かけ放題の対象となります。

60歳以上のやさしいプランは割高

イオンモバイルのやさしいプランは、割高であるというデメリットも存在します。

このプランは60歳以上の方限定で提供されている料金プランです。

下りの最大通信速度が500Kbpsに制限される代わりに、通常のプランよりも月額料金を抑えられるという仕組みです。

しかし、「500Kbpsに制限される割に月額料金が高すぎる」「全くやさしくない」といった口コミが多く、正直あまりおすすめできません。

500Kbpsでは、WEBサイトの閲覧や動画視聴は難しいため、通話専用として使う方にしか需要がないと言えます。

また、電話用として使う場合でも、定額かけ放題オプションに加入すると、結局それほど安くはなくなる場合があるため注意が必要です。

人によってはお得なケースもありますが、60歳以上だからといって安易にやさしいプランを選択するのは避けた方が良いでしょう。

イオンモバイルに向いている人・向いていない人

これまでの内容を踏まえ、イオンモバイルに向いている人とそうでない人の特徴をまとめました。

イオンモバイルへの乗り換えを考えている方は、自分が向いているかどうかを確認してみてください。

なお、月額料金を抑えたい方には楽天モバイル、通信速度を重視する方にはY!mobileやUQモバイルをお勧めします!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回の内容を振り返ってみましょう。

イオンモバイルとは?

イオンモバイルの9つのメリット
・4つのプランが自分に合ったものを選べる
・50GBまでの豊富な料金プランが用意されている
・3つから選べる定額通話オプション
・docomoまたはauの回線を選択可能
・余ったデータを翌月に繰り越せる
・対面サポートが受けられる
・契約期間の縛りがない
・テザリングが無料で利用できる
・無料貸し出しサービスがある

イオンモバイルの4つのデメリット
・回線混雑時には通信速度が低下する
・他の格安SIMに比べて端末料金が高め
・通話にはイオンでんわアプリの利用が必須
・60歳以上向けのやさしいプランは割高

イオンモバイルに向いている人・向いていない人の特徴

いかがでしたでしょうか?

イオンモバイルは多くのメリットを持つ格安SIMですが、利用する人によってはデメリットも存在します。

「気になっているけれど、なかなか踏み出せない」という方は、イオンモバイルが提供している無料貸し出しサービスを活用してみると良いでしょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

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