カエルのマークで広く知られているフロッシュは、ドイツのメーカーによって製造された食器洗い用洗剤です。
日本のメーカーによってリニューアルされ発売され、環境や肌に優しい特性があると言われています。しかし、その一方で、フロッシュを購入すべきではないという意見も存在するようです。
フロッシュの種類
フロッシュにはいくつかの種類があり、以下の通りです。
容量は300mlと、詰替え用の750mlが用意されています。
すべてが肌と同じ弱酸性の洗剤であり、優しい使い心地を実現しています。
洗浄力強化タイプ
- 重曹プラス…重曹を配合し、ソーダの香りを楽しめるタイプ。
ポチップ- ブラッドオレンジ…オレンジオイルを配合し、オレンジの甘い香りが特徴。
ポチップスタンダードタイプ
- アロエヴェラ…天然のアロエエキスを配合し、アロエの香りが楽しめる。
ポチップ- ザクロ…天然のザクロエキスを配合し、やさしいザクロの香りを感じられる。
ポチップ- パフュームフリー…無着色・無香料で、手や肌に最も優しいタイプ。
ポチップ※ そのほかにも500mlの限定品として、レモンエキスを配合したグリーンレモンがあります。
なぜフロッシュを買ってはいけないの？
では、フロッシュを購入すべきでない理由について、口コミサイトやSNS上の書き込みをもとに見ていきましょう。
香りが強い
フロッシュの洗剤は、他の食器洗い用洗剤と比較して香りが非常に強いと感じる方が多いようです。
使用者の中には、食器に香りが移ってしまった、料理とフロッシュの香りが混ざり、強烈な匂いになってしまったという声も見られます。
手にも香りがついてしまって、いくら洗っても取れず、鼻につくのが気になったという意見も寄せられています。
ただし、香りを楽しみたいという方も少なくなく、香りが控えめなザクロを選んでいるという人もいます。
泡立ちが良くない
フロッシュの洗剤はアルコールフリーで、植物由来の洗浄成分を使用しています。
そのため、泡立ちが良くないと感じる方がいらっしゃるようです。
泡立ちが悪いと、油汚れがしっかり落ちていないのではないかという不安を感じることがあります。
特に、フライなどの揚げ物やフライパンを洗う際に、納得のいかない仕上がりになることがあるでしょう。
また、プラスチック製の保存容器を洗った際も、すっきりとした感覚が得られずに不満を抱く方もいらっしゃいます。
コストがかかる・環境に悪いのでは？
洗浄力が物足りないと感じるため、フロッシュをたくさん使用してしまう方もいます。
中には、一度の使用で1本を使い切ったという人もいるようです。
フロッシュの洗剤が入ったプラスチックボトルは、微生物の働きによって水や二酸化炭素に変化し、環境に負担をかけないとされています。しかし、多く使用することが、かえって環境に悪影響を及ぼすのではないかという懸念を持つ人もいます。
また、食器用洗剤にかかるコストが高いため、どんなに優れた商品であっても長期的に使い続けるのが難しい場合もあるでしょう。
手荒れを心配してフロッシュを使いたいと思っている方もいますが、費用がかさむため、乾燥が厳しい冬の時期だけに使用を限定しているという意見も見かけました。
肌が荒れた
アルコールフリーで弱酸性のフロッシュであれば安全だろうと考え、素手で皿を洗った際に肌荒れを起こしてしまったという書き込みも見受けられました。
フロッシュには、汚れを落とすために界面活性剤が使用されています。
たとえ植物由来の成分が含まれていたとしても、天然の成分が肌に合わないケースもあります。
どんなに注意していても、すべての人にトラブルが起こらないようにするのは難しいのが現実です。
トラブルなく使う工夫
では、フロッシュの食器用洗剤をトラブルなく使うためには、どのような工夫が必要でしょうか。
いくつかの対策を考えてみましょう。
無香料を選ぶ
香りが気になる方には、無香料のパフュームフリーを選ぶことをおすすめします。
香料が含まれていないため、手肌の荒れがさらに抑えられることが期待できます。
心配な方には、ベビーほ乳びんや食器洗いを選ぶのが良いでしょう。
ヤシ油、菜種油、ひまわり油などの植物から洗浄成分が作られています。
乳幼児が口にするものに使用できる製品であれば、さらに配慮がされていると考えられるからです。
油汚れは予洗いを
油汚れの落ちが悪く、洗剤のコストパフォーマンスが気になるのであれば、事前に予洗いを行うと良いでしょう。
フライパンや鍋の汚れをお湯に浸けて数分放置するのも有効な方法です。
特に汚れがひどい部分は、新しい新聞紙やキッチン用スクレイパーを使って拭き取っておくのも良いかもしれません。
お湯にフロッシュを数滴加えて浸けておくこともおすすめです。
お湯または水1Lにつき1滴を目安にすると、ちょうどよいということですので、先にフロッシュを入れることで泡立ちが良くなると言われています。
ゴム手袋を用意
手荒れが気になる方は、素手での洗い物を避け、炊事用のゴム手袋を使用して洗うことをおすすめします。
ただし、人によってはゴムで荒れてしまうこともあるため、手袋を使いたくないという方もいるかもしれません。
ゴム手袋の下にコットンの手袋を着用したり、ビニールの手袋を使用するなどして、自分に合ったものを見つけると良いでしょう。
また、ハンドクリームには水仕事から肌を守るものもあるため、積極的に使用するのも良いかもしれません。
まとめ
フロッシュを買ってはいけないという意見もありますが、植物系の成分が多く含まれていることや、環境汚染を防ぐ努力をしている点など、良い点も多く存在します。
使用する際には、洗い方に気をつけたり、手肌を守るために手袋を使用したりすることを強くおすすめします。
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