肌を整えてくれる化粧水は、毎日のスキンケアに欠かせません。
直接肌にふれるものだからこそ、なるべく安心なものを選びたいですよね。
でも、化粧水ってたくさん種類があって、どれを使えばいいか分からない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実は化粧水には、買ってはいけないものが存在します。
それは、自分の肌質に合わないものと、肌に良くない成分が入っているものです。
順番に説明していきましょう。
自分の肌質に合わないもの
一言で化粧水といっても、さまざまな種類があります。
自分に合うかどうかを考えず適当に選んでしまうと、肌荒れなどトラブルの原因になることも。
そんな事態を避けるためにも、まずは化粧水の種類について知って、自分の肌質に合うものを選びましょう。
化粧水には大きく分けて、保湿化粧水・収れん化粧水・ふき取り化粧水の3つがあります。
保湿化粧水
肌に水分や保湿成分を与えて、うるおいを保つために使用する化粧水です。
最も一般的な化粧水で、柔軟化粧水ともいいます。
保湿化粧水で肌にうるおいを補給すると、肌が柔らかくなりキメが整います。これによって、その後の美容液や乳液、クリームの浸透を助ける効果も期待できます。
保湿化粧水は、肌の乾燥が気になる方や、乾燥によるシワが目立つ方にオススメです。
保湿の効果だけでなく、美白が期待できるものやエイジングケア化粧水などもあるため、自分のニーズに合ったものを選ぶとよいでしょう。
収れん化粧水
肌を引きしめる収れん作用がある化粧水です。
「トーニングローション」や「アストリンゼントローション」とも呼ばれます。
アルコールが配合されているものが多く、さっぱりした使用感が特徴です。
収れん化粧水には、毛穴を引きしめて、過剰な皮脂の分泌をコントロールする効果があります。
そのため、皮脂が多くテカりやすい方や、毛穴の開きや黒ずみが気になる方に適しています。
一方で、乾燥が気になる方には向いていません。
また、アルコールは肌への刺激になることがあるため、肌が敏感な方も注意が必要です。
ふき取り化粧水
肌に残った汚れや油分、不要な角質をふき取るために使用する化粧水です。
肌に残っている古い角質を取り除き、ターンオーバーを促す効果があります。
また、洗顔料やクレンジング剤などのすすぎ残しをふき取ることで、肌にとって邪魔になるものを取り除き、その後のスキンケアで保湿成分の浸透をよくする役割もあります。
ふき取り化粧水は、肌のザラつきが気になる方や、角質がたまりやすい方にオススメです。
ただし、敏感肌の方には向かない場合があります。
ふき取り化粧水には角質を落として柔らかくする効果があるため、使いすぎると乾燥を招いたり肌荒れを起こしたりする可能性があるからです。
使っていて何らかのトラブルが起きたときは、使用を控えたほうがよいでしょう。
肌に良くない成分が入っているもの
一般的に肌に良くないとされる成分に、添加物があります。
添加物は化粧水の機能を高めたり、防腐の役割を果たしたりしますが、肌への刺激となり、肌荒れなどのトラブルを起こす原因にもなります。
そのため、添加物がたくさん配合されているものは避けたほうがよいでしょう。
化粧水に使われることが多い主な添加物について、順番に説明します。
パラベン
抗菌力があるため、防腐剤としてよく使われる成分です。
古くから使われている成分で安全性が高いと言われていますが、人によってはアレルギーを起こすことも。
また、抗菌力があるゆえに、肌にとって必要な常在菌まで殺してしまうというデメリットもあります。
さらに、パラベンの中には発ガン性があると疑われているものもあるそうです。
合成界面活性剤
保湿剤として、化粧水や乳液によく使われる成分です。
角層を壊したり、肌に必要な常在菌を取り去ってしまったりする性質があるため、皮膚のバリア機能を破壊するおそれがあります。
酸化防止剤
化粧品の酸化を防ぐために使われる成分です。
よく使われるものにジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピルがありますが、これらの成分には発ガン性があるとされています。
エタノール
エタノールはアルコールの一種です。成分表記では、エチルアルコールやアルコールと記載されることも。
エタノールには揮発性といって、蒸発するときに熱を奪う性質があります。この性質によって、肌表面の水分まで一緒に奪ってしまい、肌の乾燥を招く原因になる場合があります。
以上のような添加物には注意が必要です。
まとめ
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買ってはいけない化粧水には、2つの種類があります。
ひとつは、自分の肌質に合わないもの。
もうひとつは、添加物がたくさん配合されているものです。
「きちんとケアしているのに肌荒れが治らない…」という方は、今使っている化粧水を見直してみるといいかもしれません。
自分の肌質や目的に合ったものを選べば、トラブルのない健康な肌へと導くことができますよ。
また、化粧水は洗顔やクレンジングの後、最初に肌につけるものなので、なるべく添加物の少ないものを使うようにしましょう。
今回ご紹介した添加物に気をつけながら、化粧水を選んでみてくださいね。
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