買ってはけない冷蔵庫!その理由とは?

料理を楽しむ方にとって、冷蔵庫の使いやすさは非常に重要な要素です。なぜなら、冷蔵庫のドアが開けやすいかどうか、購入した食材がどの程度収納できるのか、さらに食材の鮮度がどれくらい保持されるのかといった点が、それぞれ優れていることで調理が円滑に進み、料理の味も向上し、結果として食材の無駄を減らすことが可能になるからです。

一般的な家庭で使用される冷蔵庫は、いわゆる「大手メーカー」として知られている企業の製品がほとんどであり、具体的には日立、三菱、Panasonic、東芝、SHARPといった名の知れた企業が挙げられます。これらのブランド名は、日常生活の中でもよく耳にすることが多いでしょう。

最近のモデルの冷蔵庫に関しては、これらの「大手メーカー」の製品は、性能に関してほとんど差がないといえます。どの製品も性能に不足がなく、壊れにくく、非常に優れたものとなっています。それゆえ、「買ってはいけない冷蔵庫は存在しないのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際には購入を避けた方が良い冷蔵庫も存在するのです。

買ってはいけない冷蔵庫

冷蔵庫を購入する際には、通常、搬入経路、設置スペースの広さ、家族の人数や必要な容量、そして料理をする方のライフスタイルを考慮することが一般的です。その際、各メーカーが提供する機能や構造にはさまざまな特長があるため、どの製品が自分や家族の生活スタイルに最適なのかを見極めることが非常に重要です。

しかしながら、機能や構造の中には明らかにデメリットを伴うものもあり、以下にその具体例を挙げてみます。

自動製氷機が付いている製品


まず最初に、自動製氷機が搭載されている数年前のモデルは避けた方が賢明です。最近のモデルでは、自動製氷機が分解洗浄可能となり、清潔さが保たれるようになりましたが、数年前のモデルでは分解ができず、薬液を流し込んで洗浄するしかなかったため、カビや水垢を完全に取り除くことができず、不衛生な状態になる恐れがあります。また、自動製氷機内部に臭いがこもることもあり、それが氷に付着してしまうことも考えられます。そのため、中古で数年前のモデルを探している一人暮らしの方は、自動製氷機が搭載されていない選択をする方が良いでしょう。

一方で、最近のモデルに自動製氷機が搭載されている場合でも、必ずしも安心とは言えません。実のところ、多くのメーカーでは、自動製氷機の掃除を1週間に一度程度行うことが推奨されています。毎週、自動製氷機を分解して洗浄し、再度取り付ける作業を考えると、非常に面倒に感じる方も多いでしょう。そのため、自動製氷機が便利である一方で、家事の負担や衛生面を考慮すると、あまりおすすめできません。

インバーターコンプレッサー制御機能がない冷蔵庫


コンプレッサーは、冷蔵庫内部の温度を下げるために不可欠な部品です。このコンプレッサーは、以前は非常に高い消費電力を必要としましたが、現在では大幅に改良されて消費電力が抑えられています。それでもなお、インバーターコンプレッサー制御機能を搭載した冷蔵庫の省エネ技術は圧倒的です。インバーター制御機能とは、使用する電流の周波数や電圧の大きさを自由に調整できる機能を指し、これによりコンプレッサーが状況に応じた適切な電力で稼働し、無駄な電力を消費しない仕組みになっています。逆に、インバーターコンプレッサー制御機能がない冷蔵庫は消費電力が増加するため、電気代を節約したい方には購入を避けることをおすすめします。

過剰に大きな冷蔵庫


本当にそれほど大きな冷蔵庫が必要でしょうか?現代の日本では、核家族が増えており、両親と子どもという小規模な世帯が多くなっています。家族が3人や4人であれば、400Lや500Lという大容量を必要とするのは疑問です。最近の傾向として、350L以下の中型冷蔵庫が人気を集めている理由には、大型冷蔵庫の購入に伴う出費が関係しています。大型冷蔵庫は一台で数十万円の出費となるため、10年や20年も使えれば良いのですが、中には製品不良で早期に故障する可能性もゼロではありません。その結果、数年の間に数十万円が出て行くことになり、特にお子さんのいる家庭では大きな痛手となることでしょう。

また、最近では各メーカーが、小型でありながら容量の多い冷蔵庫を作るために、外壁の断熱素材やその厚みに力を入れています。このため、大家族でない限り、あまり大きな冷蔵庫にこだわる必要はなく、コンパクトで手頃な価格の冷蔵庫を検討してみることをお勧めします。

各メーカーのおすすめ機能


次に、大手メーカーが開発した独自の機能について、特に注目すべきおすすめのものをご紹介したいと思います。もし興味を持った機能があれば、ぜひ各メーカーのウェブサイトをチェックしてみてください。

「切れちゃう瞬冷凍」(三菱電機)

通常、冷凍室は-18℃に設定されていますが、あえて-7℃に設定することで、調理前の食材を解凍する手間を省くことができる機能です。忙しいお母さんに特におすすめです。

「新鮮スリープ野菜室」(日立)

野菜の鮮度を低下させる原因となるエチレンガスを、炭酸ガスと水に分解することで、野菜の鮮度を長持ちさせることができます。野菜をまとめて購入し、冷凍処理するのが面倒だと感じる方にぴったりです。

「プラズマクラスター」(SHARP)

空気清浄機などにも搭載されている、SHARP独自の技術「プラズマクラスター」は、冷蔵庫内の脱臭や殺菌のみならず、野菜や肉、魚などの食材に付着する菌まで処理してくれる機能です。食材による食中毒が心配な方や、庫内の衛生状態を気にされる方には特におすすめです。

いかがでしたでしょうか。これらは数ある機能の中でもほんの一部に過ぎず、他にも多くのメーカーから様々な機能が開発されています。それぞれに長所と短所があるため、購入前に口コミなどを確認することをお勧めします。

まとめ


今回は、買ってはいけない冷蔵庫について詳しくご紹介しました。あくまで一般的に購入を避けた方が良いということであり、掃除をしっかり行うからどうしても自動製氷機が欲しいという方や、大食いの家族がいるため大きなサイズが必要だという方もいらっしゃるでしょう。ですので、本記事を一つの参考として、ぜひ満足のいく冷蔵庫を選んでいただければ幸いです。

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