今回は、妊娠中に避けるべき食べ物について詳しくご紹介します。
●なぜ食べてはいけないのか、その理由を知りたい。
●食べることで赤ちゃんにどんな影響があるのか知りたい。
これらの疑問をお持ちではありませんか?
この記事を読めば、これらの疑問を解決することができるでしょう。
記事の前半では「妊婦中に避けるべき食材」、後半では「ストレスが赤ちゃんに与える影響」について詳しくお伝えします。
初めての妊娠を経験される方にとっては、知らないことが多いかもしれませんので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
妊娠中に食べてはいけないものがあるって本当?
毎日の食事は、赤ちゃんを守るための大切な第一歩です。
定期的に行われる検診で、医師から「塩分の摂り過ぎに注意してください」「栄養をしっかり摂ることが大切です」といったアドバイスを受けることが多いですよね。
ただし、理解しているつもりでも、実際にどのような食べ物を選べば良いのか、具体的には分からない方も多いでしょう。
そこで、今回は「妊婦さんが避けるべき食材と積極的に摂るべき食材」について詳しくご紹介していきます。
初めて妊娠を経験する方にとっては分からないことも多いため、できるだけ早い段階でこの情報を把握しておくことが大切です。
妊娠中のNG食材
どの食材が食べてはいけないのか、毎回気になって調べてしまう方も多いのではないでしょうか?
妊婦さんは、薬の使用が制限されるため、体調を崩さないことが特に重要です。
ここでは、それぞれの食材について理由も含めて説明しますので、赤ちゃんのためにも注意を払っていきましょう!
生モノ
生モノは妊婦にとっては一般的に知られているNG食材ですが、その理由を改めて確認しておきましょう。
生モノが避けられる理由は、食中毒を引き起こすリスクがあるからです。
食中毒とは、細菌やウイルス、その他の有害物質を含む食品を摂取することで、下痢や嘔吐、発熱といった症状を引き起こす病気です。
妊娠していない時は、食中毒にかかることが少ない方も多いでしょう。
しかし、妊娠中は免疫力が大幅に低下するため、食中毒のリスクが高まります。
食中毒にかかると、母体だけでなく赤ちゃんにも深刻な影響を与えることがあるため、注意が必要です。
例えば、生肉、生卵、生魚などが該当します。
それぞれ異なるウイルスや細菌によって引き起こされる症状が異なるため、特に注意が必要です。
代表的なものとしては、生卵に含まれるサルモネラ菌が挙げられます。
この菌に感染すると、激しい下痢を引き起こします。
妊婦が激しい下痢を経験すると子宮が収縮し、早産や流産を引き起こす可能性があるため、十分に気を付ける必要があります。
辛いもの
”激辛”と称される食べ物は、妊婦でなくても体に良くないとされています。
そのため、妊婦が辛いものを多く摂取すると、胃にかなりの負担がかかってしまいます。
妊娠中は特にお腹に負担がかかりやすい状況ですので、どうしても食べたい時以外はできるだけ控えることが望ましいです。
さらに、辛いものを食べることで便秘を引き起こす可能性もあります。
唐辛子に含まれるカプサイシンは、アドレナリンを活性化させるため、消化器官の働きを抑制することがあるため、注意が必要です。
カフェイン
カフェインの摂取にも十分な注意が必要です。
カフェインは、血管を収縮させる作用があり、過剰摂取すると胎盤を通じて流れる血液が減少してしまいます。
また、カフェインの過剰摂取は、生まれてくる赤ちゃんが低体重になるリスクを伴うことも考えられています。
コーヒーや麦茶、ハーブティーにはカフェインが含まれているため、妊婦はできるだけ控えることをお勧めします。
海外では「1日2杯まで」という制限が設けられている国もありますので、飲みたい場合は2杯までに抑えるのが賢明です。
ビタミンA
妊娠中は、ビタミンAが含まれている食材を過剰に摂取しないように気を付ける必要があります。
「ビタミンAは知っているけれど、具体的にどんな役割を果たしているのか分からない」という方も多いでしょう。
ビタミンAは主に、皮膚の粘膜や目の健康を保つために重要な役割を果たしています。
しかし、このビタミンAを過剰に摂取すると、先天性奇形の発生リスクが高まるという研究結果も報告されています。
ビタミンAは妊娠中にとって重要な栄養素ですが、日本の食生活では不足しにくいため、特別に摂取する必要はありません。
妊娠中に積極的に食べたい食材
ここからは、妊娠中に積極的に摂取したい食材についてご紹介していきます!
葉酸
妊婦に必要な栄養素として、葉酸について耳にしたことがある方も多いでしょう。
葉酸はビタミンB群の一つで、DNA合成に欠かせない栄養素だと言われています。
さらに、赤血球の生成を助けるため、妊娠中に多く見られる貧血の予防にも寄与します。
ブロッコリーは、葉酸を簡単に摂取できる食材の一つですので、特にお勧めです!
他にも、レバーやほうれん草などにも葉酸が含まれていますが、妊婦が避けた方が良いビタミンAや硝酸も多く含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。
もし、葉酸を摂取するのが難しい場合は、サプリメントを積極的に活用しましょう。
乳製品
乳製品は、カルシウムが豊富に含まれているため、毎日の食事に積極的に取り入れたい食材です。
特に、ヨーグルトは妊娠中の食欲が低下している時でも食べやすく、数多くの利点もあるため非常におすすめです。
妊娠中は便秘に悩む方が多いですが、ヨーグルトには腸内環境を整える乳酸菌が含まれているため、便秘解消に効果的です。
さらに、免疫力は腸内環境と深く関わっていることをご存じでしょうか。
そのため、腸内の善玉菌を増やすことで、免疫力を高める効果も期待できます。
牛乳は下痢を引き起こしやすいので、毎日の食事にはヨーグルトやチーズを取り入れることをおすすめします。
鉄分
特に妊娠中期の方は、鉄分が豊富に含まれるほうれん草や木綿豆腐を積極的に食べることが重要です。
鉄は全身に酸素を運ぶ役割を担っているヘモグロビンの生成に不可欠です。
そのため、鉄分が不足すると、妊娠中に起こりやすい「鉄欠乏性貧血」になるリスクが高まります。
さらに、お腹の中の赤ちゃんが成長するためには、多くの鉄分が必要なため、食事の際には鉄分の摂取を意識することが大切です。
ただし、葉酸の項目でお話ししたように、レバーやほうれん草は過剰に摂取すると良くない側面もあるため、注意が必要です。
我慢のしすぎは悪影響!
ここまで、妊娠中に避けるべき食べ物と、積極的に摂るべき食べ物についてお話ししてきました。
しかし、妊娠中はストレスを溜め込まないようにすることが非常に重要です。
妊婦になってから、「自分の好きな食べ物を我慢しなければならない」「食事に気を使いすぎて疲れてしまう」といった悩みを抱えることもありますよね。
しかし、お母さんのストレスはお腹の中の赤ちゃんに直接的な影響を与えます。
例えば、ストレスによって筋肉が緊張し、血液中の栄養素が赤ちゃんに供給されにくくなることが考えられます。また、早産や流産の原因にもなりかねません。
とはいえ、ストレスを全く感じないことは難しいことです。
妊娠中はホルモンの変化によって、ストレスを感じやすい体になっています。
したがって、ストレスを完全に排除するのではなく、ストレスとどのように向き合っていくかが重要です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回の内容を振り返っておきましょう。
●妊娠中に避けるべき食材があるって本当!?
●妊娠中のNG食材:生モノ、辛いもの、カフェイン、ビタミンA
●妊娠中に積極的に摂るべき食材:葉酸、乳製品、鉄分
●我慢のしすぎは悪影響!
いかがでしたか?
普段何気なく食べていた食材でも、妊娠中に摂取することによって赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼすことがあるため、注意が必要です。
赤ちゃんが健康に成長するために、妊娠中の食事バランスには十分に気を配っていきたいですね♪
ストレスが最も大敵ですので、リフレッシュしながら妊娠生活を楽しみましょう!
コメント