美容室でカットやトリートメント、カラーを施した後でも、数週間後に髪がパサついたり、艶が失われてしまった経験はありませんか？良いシャンプーやリンスを使用しているのに、髪の状態が改善しないと感じることもあるでしょう。
その原因の一つには、普段何気なく使っているヘアドライヤーがあるかもしれません。
この記事では、価格帯に応じたヘアドライヤーの機能や特徴について詳しく解説します。
あなたの髪の悩みを少しでも軽減するために、あなたにぴったりのヘアドライヤー選びに役立てれば幸いです。
価格の高いヘアドライヤーの特徴
まずは、比較的高価なヘアドライヤーの機能や特徴について詳しく説明します。
価格が2万円以上のヘアドライヤーには、特に優れた機能や特徴が備わっています。
高価格帯のヘアドライヤーは、単なる生活家電としてだけでなく、美容家電としても広く利用されています。
- マイナスイオン発生機能
この機能により、マイナスイオンが放出されることで、微細な水の粒子が髪の内部や地肌に浸透し、潤いを与える効果があります。
- 温度調節機能や温冷自動切り替え機能が搭載されている
高温になりやすいヘアドライヤーですが、温度調節機能や温冷自動切り替え機能があれば、低温と高温を適切に調整し、最適な温度で髪を乾かすことができます。
このように最適な温度で乾かすことで、熱による髪へのダメージを最小限に抑えることが可能です。
- 風量が豊富
髪が熱風にさらされる時間が長いほど、髪への熱ダメージが増す原因となります。
風量が多ければ多いほど、髪を乾かす時間が短縮されるため、熱によるダメージを軽減することができます。
一般的に、風量の目安は1.5㎡/分以上のヘアドライヤーが多いとされています。
- 静電気除去機能がある
静電気が発生すると、髪の表面にあるキューティクルがはがれやすくなります。
キューティクルのはがれは、髪の内部からタンパク質や水分が失われる原因となり、結果としてパサつきが生じることにつながります。
- メンテナンスが容易
高級なドライヤーは、メンテナンス性が高く、吸引口などを分解できる構造になっていることが多いです。
定期的にメンテナンスを行わないと、ホコリが詰まることで風量が弱まり、最悪の場合故障の原因となります。
- 遠赤外線を発生させるモデルも存在する
高級なヘアドライヤーの中には、遠赤外線を発生させるものもあります。
遠赤外線により、髪内部に熱を供給し、低温でも短時間で髪を乾かすことができます。
また、遠赤外線の効果で頭皮の血行を促進し、育毛効果にも期待できます。
価格の安いヘアドライヤーの特徴
次に、価格の安いヘアドライヤーの特徴について解説します。
この価格帯は、5,000円以下のヘアドライヤーが該当します。
一般的に、価格の安いヘアドライヤーは生活家電として、髪を乾かすことに特化しており、その他の機能を持たないものがほとんどです。
- 温度調節機能がない場合が多い
安価なヘアドライヤーには、温度調節機能が付いていないことがあります。
温度調節機能が無いこと自体は必ずしも問題ではありませんが、高温になることがあります。
一般的に、ヘアドライヤーの温度が100℃を超えると、髪に対するダメージが大きくなると言われています。
- 風量が少ない傾向がある
安価なヘアドライヤーは、風量が少ないという特徴があります。
風量が不足していると、髪を乾かす時間が長くなり、頭皮まで温風が届きにくくなります。
その結果、髪が熱にさらされる時間が延び、髪へのダメージが増加することになります。
- メンテナンスが難しい場合が多い
高級なドライヤーとは異なり、安価な製品はメンテナンスのために分解することが難しい構造になっていることが多いです。
ホコリが取り除かれない場合、焦げ臭い匂いが発生したり風量が低下したり、最終的には故障につながることがあります。
使用する人によって買ってはいけないヘアドライヤーは様々
以上が、価格によるヘアドライヤーの機能や特徴の解説です。
商品によって機能はさまざまですが、最終的には使用する方がヘアドライヤーに求める機能によって選択基準が変わってきます。
例えば、髪が長い方が風量の少ないヘアドライヤーを選ぶと、髪を乾かすのに非常に多くの時間がかかってしまいます。
一方で、髪が短く、痛みにくい髪質の方で、髪を乾かすための最低限の機能があれば良いと考えている方は、わざわざ高級なドライヤーを選ぶ必要はないと言えます。
まとめ
現在、さまざまなメーカーから、多様な機能やデザイン、価格帯のヘアドライヤーが販売されています。
今回ご紹介した機能や特徴は、その一部に過ぎません。
自分の髪に最適な商品を見つけるために、ぜひ一度家電量販店で実際に自分の髪を使ってヘアドライヤーを試してみるのも良いかもしれません。
乾いた状態の髪の指通りや艶の変化を感じることができ、ヘアドライヤー選びの参考になるでしょう。
髪のトラブルに悩むあなたが、自分にぴったりのヘアドライヤーを見つけるために、この記事が少しでも役立つことを願っています。
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