パンを愛する方々の中には、自宅で手軽に焼きたてのパンを楽しむためにホームベーカリーの購入を真剣に考えている方が多いことでしょう。
ホームベーカリーは、自宅で新鮮で温かいパンを楽しむことができる非常に便利な調理器具です。パン好きの方にとっては、ホームベーカリーで生地をこねる楽しさや、焼きあがる際の心地よい香りを存分に味わうことができるでしょう。
ただし、購入したものの、結局は使わずに放置され、ホコリがかぶっているというケースも少なくありません。このような事態を避けるためには、ホームベーカリーのメリットとデメリットをしっかりと理解し、購入する際の参考にすることが重要です。
ホームベーカリーのメリット
まずは、ホームベーカリーの魅力やメリットを詳しく見ていきましょう。
生地を選択することができる!
ホームベーカリーでは、パン生地を作る際に使用する材料を自由に選ぶことができます。小麦粉だけでなく、米粉や全粒粉を使ったパンも作ることが可能です。
そのため、アレルギーを気にすることなく、自分の好みに合わせたパンを作れます。また、添加物を使用しないため、健康にも良い影響を与えるでしょう。私自身の例を挙げると、我が家では愛犬用に塩分を控えたパンを作っているので、安心して食べさせることができます。
焼き方を選択することができる!
ホームベーカリーでは、さまざまな種類の食パンを焼くことができます。例えば、外側がかたいフランスパン風の食パンや、卵を練り込んだリッチで甘い食パンなど、バリエーションが豊富です。
このように、自分の好みに応じて焼き方を選べるのも大きな魅力の一つです。
具材を入れることができる!
自分の好きな生地に、チョコレートやナッツを加えることで、マーブルパンやクルミパンなど、多様なレシピを楽しめます。
好みに合わせて様々なアレンジを試してみるのも楽しいですね。
パンだけじゃない!
ホームベーカリーで作成できるのはパンだけではありません。以下のような他の食品も自宅で簡単に作ることができます。
・うどん生地
・パスタ生地
・ピザ生地
・フレッシュバター
・ジャム
このように、様々なレシピに挑戦することで、料理の幅が広がります。
プレゼントにも最適!
自分が作った、温かい出来立てのパンを贈り物としてプレゼントすると、贈られた方は本当に喜んでくれることでしょう。
ラッピングに工夫を凝らして、特別な贈り物として楽しんでみてはいかがでしょうか?
ホームベーカリーのデメリット
次に、ホームベーカリーのデメリットについて考えてみましょう。
場所が必要
ホームベーカリーそのものは意外にスペースを必要とします。ふたを開け閉めするためや、焼きあがったパンを取り出す際には、A4サイズ程度の面積に加え、高さも約60センチほどのスペースが必要です。
キッチンの利便性を考えると、置き場所に困ることもあるかもしれません。もちろん、コンセントも必要になるため、ちょっとした空きスペースでは気軽には置けません。購入を決める前に、設置場所をしっかりと確認し、スペースがない場合は購入を控えるべきでしょう。
音がうるさい
パン生地をこねる過程で、内部のパン羽根が回転する際の音が意外に気になることがあります。朝食に焼きたてのパンを楽しむためには、深夜から動き始めることもありますが、我が家の愛犬はその音に驚いて吠え始めてしまいました。
赤ちゃんや犬を飼っている家庭では、こうした音に注意が必要です。
時間がかかる
材料を入れてから焼きあがるまでの時間は、早くても2時間以上、長いメニューでは5時間以上かかることがあります。そのため、焼きたてのパンを食べたいと考えると、時間の調整が必要です。
お手入れが大変
パンを焼くための窯の中心には、材料を混ぜるためのパン羽根があります。この羽根は外して洗う必要がありますが、硬くて外れにくいことがあります。放置しておくと、さらに外れなくなることもあるため、注意が必要です。
また、羽根を外して洗う際には、内部の細かい部分を毎回手間をかけて洗う必要があり、面倒に感じることもあります。
ホームベーカリー選びのポイント
ホームベーカリーは、安価なもので約7000円前後、高価なもので3万円を超えるものまで幅広く販売されています。価格の違いは主に機能の違いによるものですので、代表的な機能を以下に挙げます。
材料の自動投入
ふっくらとした美味しいパンを作るためには、イースト菌を入れるタイミングが非常に重要です。自動投入機能が搭載されているタイプは、ホームベーカリー本体が最適なタイミングで自動的に投入してくれるため、焼きあがりの失敗が少なくなります。
この機能は、パン作り初心者にとって非常に助かるものです。
静音機能
パン生地をこねる際に発生する音は、思った以上に大きいことがあります。ワンルームで一人暮らしをしている方や、赤ちゃんやペットがいるご家庭では、静かな環境を求める方も多いでしょう。
そのような方には、静音機能の付いたホームベーカリーをおすすめします。
オートメニューの種類
ホームベーカリーには、材料を入れたらボタン一つで焼き立てパンが出来上がるオートメニューが備わっています。オートメニューの種類が充実しているほど、価格も高くなる傾向があります。
ただ、実際に使ってみた感想としては、一通りのメニューを試した後に、結局よく使うのは3種類程度ということもありますので、シンプルな機能でも十分かもしれません。オーバースペックの高価なものを選ぶ際には、機能をよく検討することが大切です。
出来上がったパンのサイズ
ホームベーカリーで作るパンのサイズは、小さいものだと0.5斤から、大きなものだと2斤サイズまで選ぶことができます。0.5斤のパンは一人から二人分に適しており、一番大きな2斤サイズのパンであれば、五人で楽しむことが可能です。
コンパクトなサイズを選べば、一人暮らしの方でも無理なく楽しむことができるでしょう。
ホームベーカリーの主なメーカー
以下は、人気のあるホームベーカリーのメーカーです。
・Panasonic
・象印
・シロカ
・アイリスオーヤマ
まとめ
ホームベーカリーの購入を考える際に、知らないと後悔するポイントについて解説しました。自分のライフスタイルに合った理想のホームベーカリーを選ぶことで、より快適な生活が実現できるでしょう。
また、一度試してみたいという方には、レンタルサービスを提供しているサイトもありますので、家電お試しサービスを利用してみるのもおすすめです。
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