留学を計画している方々が気にする点の一つとして、食生活が挙げられます。「留学したら絶対太る」とか「留学中に〇〇キロ増えた」といった体験談を、留学経験者から耳にすることも多いのではないでしょうか。
実際、私自身も留学中の半年間で7kg体重が増えました。
では、なぜ多くの人が留学中に体重が増えてしまうのでしょうか。
ストレス、外食、そして食生活の変化など、理由はいくつかありますが、最も大きな要因はやはり食事のスタイルが変わることです。
今回は、留学中に体重が増えることを心配しているあなたのために、「避けるべき食べ物」をご紹介したいと思います。
ヌテラ
ヌテラは、イタリアのフェレロ社が製造しているスプレッドで、ヘーゼルナッツペーストにココアなどを混ぜた商品です。
フェレロ社と言えば、「ロシェ」という丸いチョコレート菓子が非常に有名で、日本のコンビニでもよく見かけますよね。
そんな世界的に知られるチョコレートメーカーが提供しているのが、この「ヌテラ」です。
ヌテラは、パンにたっぷり塗って楽しむのが一般的ですが、パンだけでなく、クッキーを焼く際にも使用することができ、とても美味しいです。
ヘーゼルナッツの風味が濃厚で、甘いもの好きにはたまらない食材となることでしょう。
気になるヌテラのカロリーについてですが、公式ウェブサイトによると、15g(大さじ1)あたりに82kcalという、かなり高カロリーな食材です。
これをパンにたっぷり塗ると、あっという間にカロリーオーバーになってしまいます。
一度その美味しさにハマってしまうと、なかなか止められなくなる魅力があり、つい大容量のものを購入してしまうことに注意が必要です。
タピオカ
日本でも人気があるタピオカですが、海外にも多くの店舗があります。
特にカナダやアメリカでは、移民が多く、台湾や中国からやってきた人々がタピオカ店を開いており、本場の味を楽しむことができます。
タピオカはキャッサバという芋から作られており、その主成分はほとんどが炭水化物です。
カロリーは100gあたり280kcalとされています。
つまり、何気なく飲んでいるドリンクが、実はご飯を食べているのと同じくらいのカロリーを摂取していることになるのです。
中でも特に注意が必要なタピオカドリンクがあります。それは「Brown Sugar Milk」です。
これは黒糖ミルクのタピオカドリンクで、黒糖で甘く煮詰められたタピオカに牛乳を加えた飲み物です。
その甘さは一度飲むと癖になる美味しさですが、実際には牛乳にたっぷり砂糖を加えて飲んでいるのと同じことなので、注意が必要です。
また、海外ではコーヒーを持ちながら歩いている人が多く、つい自分もドリンクを買いたくなるかもしれませんが、毎回タピオカドリンクを選ぶと、確実に体重が増えてしまいます。
ファミリー用のお菓子
海外のスーパーマーケットでは、基本的にファミリーパックの製品が多く、ドーナツやマフィン、チョコレートなども大容量で販売されています。
日本のコストコに行ったことがある方なら、その様子を想像できると思いますが、透明のパックの中に甘いスイーツがたくさん入っています。
一つ単位でも購入可能ですが、コストパフォーマンスや節約を考えると大容量のものを選びたくなるのが人情です。
とはいえ、量が多いからといって、小腹が空いたときに無限に食べ続けていると、すぐに完食してしまいます。
そのため、少し高くてもドーナツやマフィンを一つずつ買うことをお勧めします。
また、Kitkatやオレオなど、日本でも人気のあるチョコレート菓子ですが、海外で販売されているものは日本のものとは少し異なります。
基本的には大容量ですが、日本のキットカットのように小袋に分けられているわけではなく、袋を開けるとそのままの状態でお菓子が入っています。
まるでコンビニで売られているガルボのような感じです。
しかし、日本のお菓子と決定的に異なる点があります。それが、1袋あたりのカロリーです。
日本のガルボは一袋あたり237kcalなので、勉強や仕事のお供として食べてもそれほど太ることはないでしょう。
しかし、海外で売られているお菓子は一袋で1,000kcalを超えるものが非常に多いのです。
そのため、日本と同じ感覚でお菓子を食べていると、約3倍ものカロリーを摂取してしまうことになります。
シリアル
海外の朝食と言えば「シリアル」と考える方は多いと思います。
実際、海外のスーパーマーケットではさまざまな種類のシリアルが販売されており、その種類は棚の一列を占めるほど豊富です。
それほどまでにシリアルは海外の食事において欠かせない存在なのです。
シリアルにはヘルシーなイメージもありますが、甘いものが多いため、選び方を誤ると体重増加の原因となることがあります。
人気のあるお菓子がシリアルとして販売されることも多く、そればかり食べていると必要な栄養が不足し、体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
シリアルを選ぶ際には、無糖のものや食物繊維が豊富な商品、オートミールなどを選ぶようにしましょう。
ここまで、海外で避けるべき食べ物についてお話ししましたが、危険な食材が多すぎて、逆に何を食べれば良いのか迷ってしまう方も多いことでしょう。
そんなあなたのために、海外で積極的に購入すべき食べ物もご紹介いたします。
①フルーツやドライフルーツ
お菓子の代わりに食べるものとして、フルーツをお勧めします。
ドラマなどでりんごを丸かじりするシーンをよく見かけますが、スナックとしてフルーツやナッツを食べる文化が広がっています。
私がホームステイをしていた際には、学校にぶどうやクランベリー、素焼きアーモンドを持って行き、休憩時間に楽しんでいました。
お菓子よりも健康的で、なおかつコストも安いため、たくさん食べてほしい食材です。
また、ドライフルーツの中でも特におすすめなのがデーツです。
デーツはヤシ科のナツメヤシの実で、栄養価が非常に高く、「神の与えた植物」とも称されています。
大きさはプルーンよりも一回り大きく、干し柿のような食感が特徴で、食物繊維も豊富です。
ダイエットや便秘解消にも効果があると言われているので、ぜひ試してみてほしい食べ物です。
キヌア
ご飯の代わりにおすすめなのはキヌアです。
キヌアは、海外で流行しているスーパーフードで、日本でも少し前に注目を集めていましたよね。
鉄分やカルシウムが豊富に含まれており、その栄養価の高さは国連からも認められているほどです。
見た目は雑穀米に混じっている穀物に似ており、味にクセがないため、さまざまな料理に使いやすいのが特長です。
サラダにまぶしたり、スープに加えたりするなど、食べ方は多岐にわたりますが、私はご飯の代わりに茹でたキヌアを食べていました。
まとめ
この記事では、留学経験者の視点から、海外で避けるべき食べ物についてご紹介しました。
高カロリーな食材や健康的なスーパーフードといった情報を事前に知っておくことで、あなたの留学生活における選択を変えることができるでしょう。
しかし、せっかくの留学ですから、あまり気にしすぎず、いろいろな食材に挑戦してみてほしいと思います。
あなたの留学ライフが充実したものになりますように、心から願っています。
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