買ってはいけない!鮮度の悪い野菜~秋野菜~
『実りの秋』と称されるように、秋は多くの美味しい野菜が豊富に出回る季節となります。
夏に収穫される野菜は、その水分をしっかりと含んでいて、瑞々しさが際立っていましたが、秋になると、さつまいもやかぼちゃ、きのこなどの水分が比較的少ない野菜が旬を迎えます。
これらの野菜は水分が少ないため、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、身体を温める効果があることが特長です。
秋は気温が下がることで過ごしやすくなる一方、身体が徐々に冷えやすくなる季節でもあります。
旬の野菜をしっかりと摂取して、身体の内側から温まることを心掛けましょう!
今回の記事では、
買ってはいけない!鮮度の悪い野菜~秋野菜篇~をお届けいたします!
傷んだ野菜の見分け方
買ってはいけないものと買うべきものについて、秋野菜篇をご紹介します。
これからのお買い物の際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。
さつまいも
大根やにんじん、さつまいもなどの根菜類は、土の中で育つため、表面にいくつかの窪みが見られます。
これらの窪みは養分吸収根と呼ばれ、野菜はこの部分から栄養を吸収します。
さらに、この養分吸収根の間隔が均等であるものは、適切に栄養を吸収し、しっかりと育った証拠となります。
また、さつまいもは温暖な気候で育つため、寒さや乾燥にとても弱い特性があります。
低い温度で保存すると、低温障害が起き、実がグニャグニャに柔らかくなり、苦みが出て美味しくなくなってしまいます。
購入後は新聞紙に包んで室温で保存することで、より長持ちさせることができます。
買ってはいけないもの
- 窪みがバラバラに配置されているもの
- ひげ根が多数出ているもの
- 柔らかくてグニャグニャのもの
買うべきもの
- 窪みが均等に配置されているもの
- ずっしりとした重さのあるもの
かぼちゃ
かぼちゃは収穫後に追熟することで甘みが増します。
収穫の時期は7月から9月の夏ですが、その後1か月以上熟成させるため、秋から冬にかけてが最も食べごろとなります。
美味しいかぼちゃを選ぶためには、まず軸をチェックすることが重要です。
軸から栄養を吸収するため、軸が大きいものを選ぶことがポイントです。
軸がコルク状に硬くなっているものは、しっかりと熟している証拠です。
買ってはいけないもの
- 軸が小さなもの
- 色にムラがあるもの
買うべきもの
- 軸が大きく、コルク状に枯れているもの
- 皮にツヤのあるもの
- 実の黄色が濃いもの
- 肉厚でワタが乾いていないもの
白菜
白菜は寒い環境でじっくりと育つことで、茎が厚くなり、味わいが濃厚になります。
逆に暖かい環境で育つと、背が高くなりすぎて味が薄くなることがあります。
白菜の生長点は芯の部分にあり、芯から次々に若い葉が出てくるため、中心に葉がぎっしり詰まっているものが味が濃くて美味しい白菜となります。
ただし、白菜はあまり日持ちのしない野菜で、特にカットしたものは傷みやすいため、購入後はできるだけ早く食べ切るようにしましょう。
買ってはいけないもの
- 葉の間に隙間があり、スカスカなもの
- 断面が盛り上がっているもの
買うべきもの
- 葉がしっかりと巻かれていて、ずっしりと重みのあるもの
- 断面が平らなもの
しいたけ
しいたけは軸が太いほど肉厚になります。
傘が丸まっていて裏が白いものは胞子を飛ばす直前の状態であり、逆に傘が開いて裏が黒くなっているものは胞子を飛ばしている最中です。
胞子が落ちると味が落ちてしまうため、選ぶ際には傘の状態をしっかりと確認しましょう。
購入後はひだや軸を上に向けて保存すると、胞子が落ちるのを防ぎ、長持ちさせることができます。
買ってはいけないもの
- 傘が開いているもの
- 裏が黒っぽく崩れているもの
- 軸が細いもの
買うべきもの
- 肉厚で傘が開きすぎていないもの
- 裏が白く、ひだが整っているもの
- 軸が太くて短いもの
カリフラワー
ブロッコリーと非常に似ていますが、ブロッコリーは花のつぼみを食べるのに対し、カリフラワーはつぼみになる直前のものを食べます。
ブロッコリーとは異なり、放置しておいてもすぐに花が咲くことはありませんが、傷みやすい野菜ではあります。
新鮮なものは生で食べることもできるため、購入後はすぐに食べることをお勧めします。
食べきれない分は茹でて保存しておくのが良いでしょう。
買ってはいけないもの
- 花蕾に黒や黄色のシミが見られるもの
- 表面が灰色がかっているもの
買うべきもの
- 葉がみずみずしいもの
- 花蕾が白からクリーム色でしっかりと引き締まっているもの
- ずっしりと重みのあるもの
チンゲンサイ
チンゲンサイは1本の根から1枚の葉が伸びている構造をしています。
健康に育ったものは葉脈が左右対称に整っていますが、根がかじられたりカビが生えたりしているものは、葉脈が対称にならないことがあります。
また、根の上部に割れ目が入っているものは、急速に成長しすぎてカルシウムが不足している状態を示しています。
新鮮なものを選ぶ際は根から葉の状態まで全体をチェックすることが大切です。
買ってはいけないもの
- 葉の葉脈が左右対称でないもの
- 軸が太いもの
- 根の上部に割れ目があるもの
買うべきもの
- 葉の葉脈が左右対称になっているもの
- 軸がキュッと締まって細いもの
大葉
ハリがありシャキッとしたものは、太陽の光を十分に浴びて育つため、香りが強いのが特徴です。
一方で、弱々しく葉が薄いものは、温室で栽培された可能性が高く、太陽光が不十分であったことが考えられます。
品種によって異なりますが、葉脈がしっかりとしていてシワが多いものほど香りが強くなります。
買ってはいけないもの
- 薄くペラペラなもの
- シワの少ないもの
買うべきもの
- ピンとハリのあるもの
- シワのたくさんあるもの
レタス
レタスは、裏返してみたときに軸が中心にあり、きれいな丸を形成しているものを選ぶのが理想的です。
左右対称に葉が伸びているものは、均等に肥料が行き渡り、しっかりと育っている証拠です。
育成過程でストレスがかかったものは、裏返してみた際に形が歪んでいることがあります。
いびつな形のものは苦みが強く、美味しさに欠けることが多いです。
買ってはいけないもの
- 裏返したときに形がいびつなもの
買うべきもの
- 裏返したときにきれいな丸になっているもの
- ずっしりとした重みのあるもの
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