現在妊娠中で赤ちゃん用の布団を探している方や、すでに赤ちゃんがいるお母さんたちがベビー布団を検討しているケースは多いことでしょう。
通常、ベビー用品店には必ずといっていいほどベビー布団が販売されていますが、実はそれを購入することには注意が必要です。
赤ちゃんにとって必要不可欠なベビー布団ですが、なぜ購入を避けるべきなのでしょうか?この記事では、ベビー布団を買うことが危険な理由について詳しく説明します。
ベビー布団を利用するメリットは?
まず、ベビー布団の購入を考える理由を考えてみましょう。
妊婦の方は、ベビーベッドの上に敷くためのアイテムとして、ベビー布団を購入しようとしているかもしれません。
一方、すでに赤ちゃんがいる家庭では、リビングなど、普段お母さんが過ごす空間に簡単に寝かせるための場所が必要だと考え、ベビー布団の購入を検討していることがあるでしょう。
赤ちゃん用に特別にデザインされたベビー布団は、その小さなサイズから洗濯がしやすく、持ち運びも簡単であるため、赤ちゃんを育てる家庭にとっては非常に便利なアイテムといえるでしょう。
眠くなった赤ちゃんをすぐにベビー布団に寝かせることができるというのは、親にとって大きな利点ですよね。
しかし、そんな便利なベビー布団をなぜ購入してはいけないのでしょうか?
実は、赤ちゃんの命に関わる危険な要因が潜んでいるからなのです。
ベビー布団を買ってはいけない理由とは?
ベビー布団を購入すべきでない理由の多くは、赤ちゃんの健康に直接関係する問題です。
その健康問題は時には命に関わる場合もありますので、ベビー布団の購入を考えている方は、その商品特性をしっかり理解した上で選ぶことが必要です。
窒息の危険性がある
最も注意すべき危険の一つが窒息の危険性です。
通常、赤ちゃんは医学的な理由がない限り、あおむけで寝かせることが一般的です。しかし、3~4か月頃の赤ちゃんはまだ寝返りを打てないため、安心してあおむけで寝かせていると、ふとした瞬間に寝返りを打ち、顔が布団に沈んでしまうことで窒息のリスクが高まります。
思わず柔らかくてふかふかの布団を選びがちですが、実はそれが危険な状況を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
アレルギーを起こす危険性がある
ベビー布団の中には、長期間在庫として保管されていたものや、布団の素材にアレルゲンやほこり、ハウスダストが含まれている可能性があります。
アレルギー体質の赤ちゃんの場合、これらの異物を吸い込むことでアレルギー反応を引き起こすこともあります。購入の際には布団の原産地や素材についてしっかり確認することが非常に重要です。
小さい段差でも頭を打つ可能性がある
赤ちゃんが布団の上で寝ているからといって、落ちる心配がないと安心してしまうこともあるでしょう。しかし、それは油断を招く危険な考えです。
床がフローリングの場合、布団からはみ出してしまった際に、わずか数センチの段差でも赤ちゃんには大きな衝撃となります。大人や自分で動ける子どもであれば、痛みを感じても自分の意思で快適な位置に移動できますが、まだ自分で動けない赤ちゃんにとっては、その動作ができないため、思わぬ事故に繋がります。
布団だから大丈夫と目を離している間に、痛い体制で顔を床に押し付けているという事態になるかもしれませんので、周囲の安全をしっかりと確認することが求められます。
どのようなベビー布団がいい?
ベビーベッドよりも転落の心配がないと思っていたベビー布団に潜む危険に対して心配になるのも無理はありません。それでは、実際にはどのようなベビー布団を選べば良いのでしょうか?
固めの布団を選ぶ
ベビー布団を選ぶ際には、赤ちゃんの顔が沈まないようにしっかりとした固めの布団を選ぶことが基本です。「子どもは柔らかいほうが心地よい」と考えてふかふかのベビー布団を選ぶのは非常に危険な行為であるため、避けるべきです。
柔らかい布団が安全に使用できるのは、赤ちゃんがあおむけで寝ている場合のみです。もし赤ちゃんが寝返りを打ちそうな兆候を見せた場合には、寝返り防止枕を使用したり、誰かがそばで見守っているなどの対策を講じることが重要です。
しっかりと天日干しをする
前述のようにアレルギーを防ぐためには、布団をしっかりと天日に当てて干し、埃を落としてから使用することが大切です。
できれば、洗濯機で丸洗いできるタイプのベビー布団を選び、赤ちゃんが使う前にしっかりと洗浄しておくのが理想です。もし洗濯ができないタイプのベビー布団を選んだ場合は、布団カバーやパッドを利用して清潔に保つ工夫をしましょう。
布団の下にプレイマットを引く
布団とフローリングの段差による怪我の可能性もあることをお伝えしましたが、硬いフローリングの床の場合、布団の下にプレイマットを敷くことで、安全にベビー布団を使用することが可能です。
プレイマットは、赤ちゃんがハイハイや歩き始めたときの転倒時のクッションとしても役立ちますので、購入しておくと非常に便利です。硬い床の上にベビー布団を敷く際は、ぜひプレイマットと併用することを考慮しましょう。
まとめ
ベビー布団は小さなお子さんがいる家庭では、お昼寝用や他の赤ちゃんが訪れた際の使用など、多目的に活用できる便利なアイテムです。
また、お子さんが保育園に入る際には、各自でベビー布団を持参しなければならない場合もあります。
そのように便利なベビー布団ですが、実は危険が潜んでいることを理解していただけたかと思います。ベビー布団自体が悪いわけではなく、大切なのは親がしっかりと監視した上で使用することです。
大切な赤ちゃんを危険から守るためにも、ベビー布団の正しい使い方を再確認しておくことが重要です。
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