はじめに
「運動しなくちゃ。」健康診断のたび、鏡を見るたび、思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、毎日忙しくて、なかなか始められないんですよね。
そんなとき役に立つのが、自宅トレーニングです。忙しくても、スキマ時間にさくっと運動できます。移動時間も省けて、着替えもカンタン、花粉にもお天気にも左右されません。
自宅トレーニングに便利な運動用品も、多種多様にあります。というより、ありすぎて迷いますよね。我が家もいろいろ試し、そして、失敗もしてきました。
ここでは、我が家の実体験に基づき、おすすめしない運動器具とおすすめのもの、両方ご紹介します。ご参考になれば幸いです。
ウォーキングマシン
コンパクトで電源がいらない・音も静か、という点に惹かれて購入したアルインコの自走式ウォーカー。我が家には、失敗でした。
理由は2つあります。1つは、運動負荷が意外に高く、体力に合わなかったこと。2つ目は、ハンドル位置やベルト幅が体格に合わなかったことです。
運動負荷が重すぎた
購入のきっかけは、高齢の母が、外で運動できない暑い日や悪天候の日にも、ウォーキングを楽しめるように、という理由でした。
コンパクトで扱いやすそうで、電源もいらない手軽さもいいと思いました。音が静かなのも魅力で、テレビを観ながら使いたいという、母の希望にぴったりだと感じました。
しかし、母には運動負荷が重すぎました。
ベルトの傾斜が、意外にきついんです。傾斜角度が約8度と説明書にはあります。
「8度」がどの程度の強度か、先に確認しなかった私のミスなのですが、ずっと坂道を上っているような負荷がかかります。
しかも、電動でなく自走式なので、蹴り出す強さによってベルトが予測不能な速さで動きます。母の感想は、まず第一声が「転びそうで緊張する」でした。
使った後は心地よい疲れというより、「体がこわばった状態になってしまうから辛い」と使うことを尻込みするようになってしまいました。
使う人が、ある程度の運動負荷を許容できるかどうか、検討された方がいいと思います。
ハンドルの位置が低い
そんなわけで、母には合わなかったので、我が家に引き取ってきました。しかし、我が家にとっては、運動強度は良くても、ハンドルの高さが合いませんでした。
電源のいらない自走式なので、前述のとおり、ベルトの動きが電動式のように一定速度ではありません。自分の蹴り出す力次第で、急に速く動くことがあります。
よって、ハンドルにつかまりながら歩くことが必須です。つかんでいないと、ベルトの上で転びそうになります。
それなのに、微妙にハンドルの高さが合いませんでした。身長約170㎝の夫はもちろん、160㎝の私にも、低すぎるんです。
つかんでいると、常に少し前かがみの状態になります。だから、長時間使っていると腰が痛くなってきます。残念ながら、ハンドルの高さは調整できない仕様です。
歩道ベルトの長さも、夫(170㎝)には短かったようです。歩幅を普段よりも狭くしないといけないので歩きづらいそうです。母とは別の意味で、「運動の爽快感が得られない」と言っていました。
というわけで、我が家では無用の長物になってしまいました。少し面倒ですが、購入前に使う人の体格を計測して、器具のサイズと合っているか、確認することをおすすめします。
販売サイトにはしっかり、各所のサイズが記載されているので、よく確認して検討されるといいと思います。ハンドルの高さまでの写真もご参考に載せますね。
運動強度やサイズ感さえ合えば、室内で気軽にウォーキングができて、音も静かですし、コンパクトで良い器具だと思います。
エアロバイク
自走式ウォーカーに挫折した我が家で活躍しているのは、おなじくアルインコの、エアロバイクです。座面の高さも調整できるので、私(160㎝)も夫(170㎝)も、快適に使用できます。
サドルの高さだけでなく、ハンドルの角度まで調整できるところも気に入っています。
さらに、ペダルの負荷も8段階で調節できるので、私と夫で切り替えることもできますし、その日の体力と相談しながら使っています。
実家の母にも、我が家でまず試乗してもらってから、同じものを贈りました。楽しく使えているようです。
ウォーカーで失敗したので、「高さ調整可能」「負荷調整可能」ということを購入条件にしたため、エアロバイクには成功しました。
ちなみに、音も静かなので、居間でテレビを観ながらこいでも快適です。来客時には、キャスター付きなので簡単に他の部屋に片付けられます。
自宅トレーニングのいいところを満喫できる器具だと、我が家は満足しています。
バランスボール
球体のバランスボール、私には使いづらかったです。代わりに活用しているのが、ギムニクのピーナッツ型のものです。
球体は、全方向に転がるのでバランスを取るのが難しいですが、ピーナッツ型はもう少し簡単になります。これも、テレビを観ながら体幹トレーニングをしたり、背中のストレッチをするのに、活躍しています。
ただ普通の球体バランスボールよりも、嵩張ります。また、原色しか製造されていないので、居間で目立ちます。もっとシックな色のものを長年探していますが、いまだ出会えていません。
ストレッチポール
以前は、グロング ストレッチ用ポール を使っていましたが、柔らかすぎました。1年ぐらいでへたれてしまい、買い換えました。
使う頻度や体格によるのかもしれません。我が家は、私と夫が毎日10分ぐらいずつ使って、1年ほどで潰れてきてしまいました。
今使っているのは、LPN社製 ストレッチポール(R)EXシリーズです。仰向けに乗って体全体のほぐしに使っています。ただ、こちらは少し硬すぎるのです。
1本目のグロングのものがお安めで、へたれやすかったのかと思い、2本目はお高めのものにしたのですが、値段は関係ないようです。
もったいないのでまだ使いますが、次は、長さや太さだけでなく、硬さもよく確認してから買おうと思っています。
エクササイズマット
ヨガスクールに行くことを考えて、最初は丸めて運べるタイプを使っていました。しかし、スクールは数回で挫折してしまいました。ずぼらな私は自宅で、ながらトレーニングをするのが合っているようです。
自宅で使っているのは、アルインコのエクササイズマットです。蛇腹に折りたためます。
よい点は、収納しやすいこと。丸めるタイプは、くるくるとまとめる時間がかかりますし、丸めても広がったり倒れたりしやすいんですよね。
一方、こちらは、蛇腹に折り畳みやすく、薄くなります。狭いスペースにも、すっと収納できます。また洗えるので、運動で汗をかいても清潔に保てます。
使い心地も大切ですが、収納やメンテナンスをしやすいことも、モノ選びで大切なポイントと感じています。
まとめ
以上のように、自宅でのトレーニングに役立つグッズは、いろいろあります。
ご自身の体力や体格に合うかどうか、サイズはもちろん、高さや運動強度の調節機能があるか、などもぜひチェックしてみてください。
確認作業はちょっぴり面倒ですが、買いなおしよりマシですよね。販売サイトも仕様を詳しく載せていることが多いので、ぜひ製品情報を確認しながら、選んでみてください。
運動は、継続が大切ですよね。自分に合った器具を使って、楽しく長く続けられるといいですね。私も頑張ります!お読みいただきありがとうございました。
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