毎日の生活の中で欠かせないアイテムの一つに、バスマットがあります。お風呂やシャワーを使う際の出入り口に設置されているこのアイテムは、実際にどのようなものが適切で、また避けるべきタイプがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。バスマットの種類や特徴について詳しく調査しましたので、新生活を始める際や新たに購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
バスマットの役割とは?
バスマットの主な役割は、お風呂上がりに足元の水分を拭くためのものです。湿った床をそのまま歩くことは、特にフローリングの場合、非常に滑りやすく危険です。さらに、何も使わずに床を歩くと足元がひんやりとして不快感を覚えることもあります。濡れた床のまま放置すると、床材が劣化し、変色したりカビが発生してしまうリスクも高まります。
バスマットは、足元に残った水分を効果的に吸収し、床が濡れるのを防ぐだけでなく、床を保護する重要な役割も果たしています。
バスマットのサイズや素材、選び方
バスマットを選ぶ際には、サイズや素材、選び方について考慮することが大切です。
バスマットのサイズについて
バスマットのサイズは、一般的に横幅60~65cm、奥行45cm前後が主流となっていますが、大きめのサイズとして横幅70~80cm、奥行50cm前後のものもあります。メーカーによってサイズは異なるため、自分のバスルームのスペースに合わせて、または一人暮らし用なのか、家族向けなのかを確認して、希望に合ったバスマットを選ぶことが大事です。
素材について
バスマットに使用される素材についても知識を深めておくことが重要です。サイズと同様に、素材によってもさまざまなメリットとデメリットがあります。
綿素材
綿でできたバスマットは、優れた吸水性を誇り、足元の水分を瞬時に吸収します。柔らかなタオル地のような質感を持ち、洗濯が容易なので衛生的に使えます。しかし、製品によっては生地がやや厚く、洗濯後の乾きに時間がかかることがあります。また、滑り止めマットが付いていないものを選ぶと、バスマットがずれやすくなるため、注意が必要です。
麻素材
麻を使用した天然素材のバスマットは、硬めの質感が特徴で、水分の吸収も早く、乾きも速いです。耐久性に優れ、扱いやすいのが利点ですが、薄手のものが多く、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。ふんわりとした触感を求める方には向かないこともあるので、事前に確認しておくことが望ましいです。
ポリエステル
コストパフォーマンスに優れたポリエステル製のバスマットは、速乾性があり、清潔に保ちやすいのが魅力です。通気性が良く、洗濯も気軽に行え、耐久性も備えています。しかし、ポリエステルは石油系の原料からできているため、天然素材を重視する方には不向きです。また、吸水性や吸湿性が低いため、吸水力を重視する場合は他の素材を検討した方が良いでしょう。
マイクロファイバー
マイクロファイバー製のバスマットは、柔らかい触り心地や足に優しい質感が特徴です。多くの製品が吸水速乾性を持ち、機能的に使えます。ただし、ポリエステル同様、天然素材を好む方には不向きです。マイクロファイバーは非常に細かい繊維でできているため、汗などを吸収しやすく、雑菌の繁殖やほこりの吸着が起こりやすいです。したがって、衛生的に使うためには、定期的なお洗濯が求められます。
選んではいけないタイプ
選ぶ際に気をつけなければならないのは、適切でないバスマットを購入してしまうと、バスマットとしての機能を果たせない場合や、手入れが難しく、結局使用しなくなる可能性があることです。衛生的に使用できなければ、何枚も洗い替えが必要となり、無駄な出費につながります。
本来、足の水分を吸収するために設置したバスマットですが、素材選びを怠ってサイズやデザインだけで購入すると、吸水性が悪かったり、薄くてすぐにべちゃべちゃになってしまう恐れがあります。自分のニーズに合わないバスマットは避けるべきですので、設置場所やサイズだけでなく、素材についても慎重に検討してから購入することをお勧めします。
まとめ
以上が、バスマットに関する情報です。バスマットは設置場所によって適したサイズを見つけ、手入れがしやすいものを選ぶことで、非常に便利に利用できます。自分のバスルームのスペースや一人暮らし向けか、家族向けかといったサイズ選びは非常に重要ですが、サイズ以外にも素材やお手入れ方法をしっかり確認することが大切です。