
夢に描いた庭付きの一戸建てを手に入れたものの、実際には期待していたような緑に囲まれた癒しの空間とはほど遠く、無造作に伸びた不格好な木々ばかりが目立つ状況に、少しがっかりしている方も多いのではないでしょうか。
「思い描いていたイメージとは全然違う、、、。」と、途方に暮れてはいませんか?
ちょっとした手入れを業者にお願いすると、当然ながらお金がかかりますし、もしかしたらイメージとは異なる仕上がりになってしまうリスクも考えられます。
庭木の成長が気になった際には、自宅に生垣バリカンを一台用意しておくと非常に便利です。
ですが、初心者の女性が手軽に庭木の手入れを行いたいのであれば、マキタの生垣バリカンは避けるべきです。
おすすめしたいのは高儀(タカギ)の生垣バリカンです。
その理由は、マキタの生垣バリカンは重さが重く、高儀の生垣バリカンは軽量であるからです。
庭木の手入れは意外にも力が必要な作業です。
機材が重いと、それだけで身体にかかる負担が大きくなります。
せっかく購入しても重さがネックとなり、すぐに使わなくなってしまうことも考えられます。
私自身、体力に自信がない主婦ですが、タカギの生垣バリカンを使って5年間、庭木のお手入れを続けることができました。
この記事を読めば、初心者の女性が庭木のお手入れを行うためにどの生垣バリカンを選ぶべきかが明確になるでしょう。
結論として、初心者の女性が生垣バリカンを選ぶ際には、軽量で扱いやすい高儀の生垣バリカンを推奨します。
充電式かコード式か
まず最初に、生垣バリカンには[充電式]と[コード式]の2つのタイプがあります。
生垣バリカンを購入する際には、基本的に[充電式]を選ぶことを強くおすすめします。
前述の通り、庭木の手入れは意外にも力仕事となることが多いです。
初心者の女性がこの力仕事を行う際、コード式の生垣バリカンは非常に危険です。
コードが邪魔になり、思いもよらない方向に刃を向けてしまい、コードを切ってしまうのはまだ軽い方です。
最悪の場合、自分の身体に刃が触れてしまった際には、大怪我をする恐れもあります。
また、作業をする際にあと少しのところでコードが届かないことも多々あります。
そうなると、電源プラグを別のコンセントに差し直したり、さらに届かない場合は延長コードを使ったりする必要があり、これが地味にストレスとなります。
私も以前はコード式の生垣バリカンを使っていました。
コードを気にしながらの作業は本当に面倒でした。
さらに、作業の所要時間も充電式に比べて1.5倍以上かかってしまいました。
その点、充電式であれば、気になる場所に簡単に移動して作業ができます。
時短になり、体力も温存でき、ストレスのない作業が可能です。
もうコード式には戻れないと感じています。
生垣バリカンを購入する際には、間違いのないアドバイスをしておきます。
とにかく【充電式】を選ぶことが大切です。
具体的な重さの違い
高儀の「充電式ヘッドトリマー」は刃幅35㎝、重さはバッテリー込みで約2.1㎏です。
一方、よく比較されるのが、マキタの「生垣バリカン」で、刃幅は40㎝、重さはバッテリーを含めて3.7㎏です。
刃幅の5㎝の違いは、実際の使用感では大きな差は感じられません。
しかし、重さの差が1.6㎏もあることは、想像以上に大きいと実感するでしょう。
※高儀は生垣バリカンのことを「ヘッドトリマー」と呼んでいますが、マキタは「生垣バリカン」と称しています。これはメーカーによる呼び方の違いであり、両者とも同じ「生垣バリカン」を指しています。このページでは今後、どちらのメーカーの製品も「生垣バリカン」と表現させていただきます。
高儀の生垣バリカンをおすすめする理由
これまで述べたように、高儀とマキタの主な違いは、重さにあります。
1.6㎏の差は、中玉みかん約40個に相当します。
500mlのペットボトルが3本分です。
この重さの差はかなり大きいと言えます。
庭木のお手入れ自体が、初心者の女性にとっては力仕事です。
その上、さらに重い機材を使うことは、怪我を引き起こす可能性もあります。
無理に作業を続けたところで、すぐに疲れてしまい、長続きしません。
もちろん、マキタは高い評価を受けているブランドです。
多くのプロの庭師は、マキタを使用しています。
また、プロの庭師の大半が男性であることも事実です。
初心者の女性が庭木のお手入れを行うには、そこまでの一流品は必要ありません。
もしあなたの住む地域に園芸店やホームセンターがあれば、ぜひマキタの生垣バリカンを一度手に取ってみてください。
マキタの生垣バリカンは、本当に重さが気になるんです。
実際に機材を持ってみることで、「こんなに重い機材を持って作業を行うことなんて無理」と実感できると思います。
さらに、生垣バリカンは安全装置のボタンを、親指で押しながら可動スイッチを握る設計になっています。
そのため、長時間の使用を続けると親指に負担がかかり、タコができることがあります。
私自身、高儀の軽量生垣バリカンを使った際も、親指に少し圧がかかるためタコができてしまいました。(ただし、皮が剥けるほどではありませんでしたが。)
もしマキタの重い生垣バリカンを使った場合、親指のタコの皮が剥けてしまう可能性もあるかもしれません。
女性の指の皮は男性よりも薄い上、日常的に水を扱う家事が多いです。
指の皮が剥けると、沁みて痛む上に、家事を行う上で非常に不便になります。
重い機材を使うことは、体力を消耗するだけでなく、こうしたデメリットも生じるため、軽量であることが非常に重要です。
高儀の生垣バリカンを長く使うポイント・注意点
ここで一つの疑問にお答えします。
高儀の生垣バリカンが軽量であることはお分かりいただけたと思います。
しかし、マキタのような一流ブランドではないため、すぐに壊れないか心配な方もいるでしょう。
その答えは、NOです。
ただし、使用方法とお手入れの仕方によります。
機械ですので、作業の途中で一度機材を置く際には、優しくゆっくりと置くことが重要です。
乱暴に「ガタン」と置いてしまった場合、たとえそれがマキタでもすぐに壊れてしまいます。
女性は物を丁寧に扱う方が多いと思いますので、扱いに関してはあまり心配しなくても良いかもしれませんね。
次に、生垣バリカンの重要な部分である刃のお手入れについてお話しします。
生垣バリカンの刃には、木の脂がこびりついてしまいます。
毎回作業後に、その木の脂を少しでも拭いておくことで、切れ味が格段に向上します。
刃に付着した木の脂は、専用のクリーナー液なしでは容易には落ちません。
おすすめのクリーナー液は、【アルスの刃物クリーナー】です。
直接機材の刃にスプレーし、20秒ほど放置しましょう。
その後、キッチンペーパーや布切れで拭き取るだけでOKです。
これだけで木の脂を簡単に取り除くことができます。
この手入れを行うことで、切れ味が飛躍的に向上し、作業効率も上がります。
アルスの刃物クリーナーを使用する際の注意点は、皮膚に対する影響があることです。
私自身、素手で刃物クリーナーを使ったことがあります。
しかも、細かい部分まで丁寧に、一生懸命に拭いてしまいました。
結果として、私の手は長湯をした後のようにしわしわになってしまいました。
刃物クリーナーは、通常落とせない木の脂を簡単に取り去るほどの強力な成分が含まれています。
私のような目に遭わないためにも、必ず使い捨てのビニール手袋などを着用してから使用することをお勧めします。
”初心者女性が買ってはいけない!マキタの生垣バリカン”のまとめ
最後に結論をお伝えします。初心者の女性が庭木のお手入れを行う際には、軽量で使いやすい高儀の生垣バリカンが最適です。
私自身、体力には自信がないものの、高儀の生垣バリカンを利用して5年間、庭木のお手入れを続けることができました。
初めの頃は、迷わず「生垣バリカンを買うなら、マキタが最高だろう!」と考えていました。
そのため、マキタの生垣バリカンを購入するために、園芸店や大型ホームセンターを何度も訪れました。
そして手に取るたびに、「マキタは重くて使いこなせないかもしれない、、、。」と、庭木のお手入れを行う自信を失っていきました。
何度も言いますが、マキタは信頼できるブランドです。
それゆえに、もしあなたが筋力や体力に自信があったり、プロの庭師になりたいという目標を持っているのであれば、もちろんマキタが良い選択となるでしょう。
しかしそうでない場合は、扱いきれない重い【マキタ】より、軽量で使いやすい【高儀】の方が適していると私は考えています。
さらに、お手入れ用商品として「アルスの刃物クリーナー」を用意すれば、十分に長持ちさせることができます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
初心者の女性が庭木のお手入れのために生垣バリカンの購入を考えているなら、この記事が一助となれば幸いです。