洋服を選ぶ際、「着やせ・スッキリしたコーデ」は常に考慮したいテーマの一つではないでしょうか。デザインが気に入って試着すると、思い描いていたイメージとは違って太って見えることがあり、その場合はその服を諦めざるを得ません。しかし、オンラインショッピングでは試着をしないことが多く、結果的に失敗したと感じることが少なくありません。
さらに、自分の体型を隠せると思い選んだコーディネートが、実は逆に太って見える服もたくさん存在します。そこで、この記事ではぽっちゃり体型の方でもスッキリと着こなせるコーディネートのポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
実は太って見えるコーデは？
気になる体の部分を隠そうと選んだ服が、実際にはふっくらとした印象を与えてしまうことがあります。スッキリとした着こなしを実現するためには、そのようなふっくらしたコーデを避けることが重要です。
ここからは、ショップ店員のベテランからのアドバイスに基づいた「ぽっちゃり体型の方が避けるべきコーデ」をお伝えします。
隠せるはずのふんわりワンピースはNG
ふんわりとしたシルエットのティアードワンピースやフレアマキシ丈ワンピースは、体型をカバーできると思って選ぶ方が多いですが、実は服のボリューム感が強いためにふっくらと見えてしまいます。
また、ふんわりしたワンピースにショート丈のアウターを羽織ることによって、さらに太って見えてしまいます。ボリュームのあるワンピースはお腹周りがふんわりしているデザインが多く、そこにショート丈の上着を加えることでお腹周りに視線が集中して目立ってしまいます。
そのため、スッキリとしたワンピースコーディネートを実現するには、ロングカーディガンを羽織って縦長シルエット（Iライン）を意識することが効果的です。
上下ゆるふわシルエットはNG
私自身も経験がありますが、トップスもアウターのスカートやパンツもゆったりとしたサイズのアイテムを組み合わせて隠そうとしてしまうことがあります。
このようなコーディネートはメリハリがなく、太って見えるため、トップスかボトムスのどちらかをコンパクトなシルエットにする必要があります！ 例えば、トップスにプリーツの施されたふんわりブラウスを選んだ場合は、すっきりしたテーパードパンツを選ぶことで、ボトムスをコンパクトにし、着やせ効果が得られます。
小物使いですっきりコーデ
すっきりとしたシルエットのポイントは、縦長のIラインや少しウエストをマークしたXラインを作ることによってメリハリをつけることが大切です。このシルエットは小物をうまく利用することで簡単に実現できるため、非常におすすめです。
例えば、トップスとボトムスの両方をゆったりしたアイテムにしてしまうと、メリハリがなくなり太って見えてしまいますので、ポシェットを斜め掛けすることでふんわり感を打ち消すようなコーディネートに仕上げます。
また、お腹周りがゆったりしたワンピースや、トップスが大きいサイズのシャツにふんわりフレアスカートなどを組み合わせると、ずん胴のシルエットになりがちです。その場合は、少し太めのベルトでウエストマークを作り、Xラインを形成するのが効果的です。
シルエットが決まったら、次に色の選び方を工夫してすっきりとしたコーディネートを目指しましょう！
着やせ・すっきりコーデは色選びがポイント
同じデザインの服であっても、色の濃淡によって細く見えたり、逆に太く見えたりすることがあります。一般的には、黒などの寒色系の色はスッキリと見え、黄色などの明るい色は膨張して見えるとされていますが、全身を黒でまとめても細く見えないこともあります。
さらに、明るい色合いであってもスッキリ見える組み合わせも存在します！そこで、すっきりとしたコーディネートを実現するための基本的な色選びや、明るい色でも着やせ効果のあるコーディネートの方法をお伝えします。
太って見える色
- 白・ベージュ・シャーベットカラーなどの薄い色
- ピンク・オレンジ・黄色・赤などの暖色系
これらの膨張色と呼ばれる色は、光を反射するため、物を大きく見せる効果があり、結果として太って見えてしまいます。
スッキリ見える色
黒・ネイビー・ブルーなどの寒色系は、シャドー（影）効果があり、実際よりも物の面積が小さく見えるため、スッキリとした印象を与える色合いとなります。
また、明るさの程度によっても寒色系と暖色系に分類されるのですが、紫などのピンク系に近いラベンダー色は暖色系、青みのある暗い紫色は寒色系として扱われます。このため、着やせを狙った色の効果を取り入れる際には、自分が特にスッキリ見せたい部分に寒色系を取り入れることが重要です！
薄い色でもすっきりコーデが叶う
淡い色を好んでいるけれど、太って見えるから着れない、ということはありません。ワントーンコーデと縦長のIラインコーデを作ることで、薄い色や暖色系の色でもすっきりとしたコーディネートを実現することができます。
その中でも、Iラインを作るアイテムとして特におすすめなのは「シャツワンピース」です。シャツワンピースは一枚で縦長効果を得られ、羽織ものとしても活用できる優れものです。
さらにシャツワンピースをスッキリと着こなすためのアイデアとして、トップスに淡い色を合わせ、ボトムスには同系色で少し濃い目の色を選ぶ方法を提案します。
暖色系をスッキリ着こなす方法
膨張色として知られる黄色も、スッキリと着こなす方法があります。それは、ネイビーや黒の寒色系と組み合わせるコーディネートです。濃い目のマスタードカラーの黄色を選びます。
そして、黄色はトップスとして取り入れ、ショート丈やウエストインすることでなるべくコンパクトにまとめ、ボトムスには寒色系を選ぶことで引き締めると良いでしょう。
まとめ
太って見える服の特徴は、自分のサイズよりも大きいゆったりとした服だということが分かりました。すっきりとしたコーディネートを実現するためには、小物を使ってIラインやXラインを作ったり、寒色系の色を選ぶことでメリハリをつけることが重要です。
すっきりとしたラインと着やせ効果が期待できる色の組み合わせを心掛ければ、さらにスリムに見えるコーディネートを楽しむことができるでしょう。ファッションを思う存分楽しむための参考にしていただければ幸いです。
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