カルピスは買ってはいけない！体にいいってホント？

「体にピース」のフレーズで広く知られている飲料、カルピス。子供の頃、お中元でもらうことが多く、その味を楽しみにしていた子供たちも多かったのではないかと思います。

カルピスには、体に良いとされる乳酸菌が含まれており、甘酸っぱい味わいがクセになる飲み物ですが、果たしてこの乳酸菌が入っていることだけで、カルピスは本当に体に良いのでしょうか？

この記事では、カルピスという飲料について詳しくご紹介していきます。

乳酸菌の効果
カルピスの種類と原材料
1. 果糖ぶどう糖液糖
2. 甘味料
まとめ

乳酸菌の効果

乳酸菌とは、糖を発酵させて乳酸を生成する細菌の総称です。この乳酸菌に関する研究が進み、食品製造だけでなく、健康促進に寄与する可能性も探求されています。

世界中で、乳酸菌を利用したさまざまな食品が存在しており、人々の日常生活に役立っています。

乳酸菌は元々腸内に存在する菌ですが、食品を通じて体内に取り入れることも可能です。

乳酸菌を摂取することが体に良い理由には、以下のような点があります。

腸内環境を整え、便秘やアレルギーの改善が期待できる
血圧を下げる効果がある
免疫力を強化する作用がある
コレステロールを低下させる効果が期待できる
老化を防ぐ効果もある

このように、乳酸菌を摂取することによるさまざまな健康効果が期待されているのです。

確かに、乳酸菌を摂取することは全く損にはならないと言えるでしょう。

乳酸菌は腸内に一定の期間留まりますが、定住することは少ないため、毎日適切な量を摂取することが非常に重要です。

日常的に摂取するのであれば、飲料のカルピスは手軽に飲むことができるため、乳酸菌の摂取には非常に適していますよね。

しかし、カルピスにはさまざまな種類が存在し、全てのカルピスが体に良いわけではないのかもしれません。

カルピスの種類と原材料

カルピスにも多様な種類が存在します。

カルピス（希釈タイプ）

カルピス糖質60％オフ（希釈）

カルピスウォーター

カルピスソーダ

それぞれの原材料を詳しく見ていきましょう。

カルピス（希釈）

乳（国内製造）、砂糖／香料、大豆多糖類

カルピス糖質60％オフ（希釈）

乳（国内製造）、砂糖／酸味料、香料、安定剤（ペクチン）、甘味料（アスパルテーム・Ｌ‐フェニルアラニン化合物、アセスルファムＫ、スクラロース）

カルピスウォーター

果糖ぶどう糖液糖（国内製造）、脱脂粉乳、乳酸菌飲料／酸味料、香料、安定剤（大豆多糖類）

カルピスソーダ

砂糖類（果糖ぶどう糖液糖（国内製造）、砂糖）、脱脂粉乳、乳酸菌飲料／炭酸、酸味料、香料、安定剤（大豆多糖類）、甘味料（アスパルテーム・Ｌ－フェニルアラニン化合物、アセスルファムＫ）

カルピス（希釈）の原材料には「香料」や「大豆多糖類」といった添加物がありますが、これらの有害性については、特に深刻な報告は見当たりません。

こちらがカルピスの原液成分です。

しかし、カルピス糖質60％オフ（希釈）やカルピスウォーター、カルピスソーダには、さらに多くの種類の添加物が含まれていることがわかります。

これらの添加物の中には、摂取によってリスクを伴うものも存在しますので、以下に紹介します。

果糖ぶどう糖液糖

果糖ぶどう糖液糖は、砂糖よりも強い甘さを持ち、清涼飲料水や栄養ドリンク、ガムシロップ、さらには焼き肉のたれなどの調味料の原材料として非常に多く利用されています。

この果糖ぶどう糖液糖は、満腹感を得にくく、空腹が解消されにくいため、つい過剰に摂取してしまう傾向があります。また、砂糖と比較すると血糖値を急激に上昇させやすいという特性もあります。そのため、砂糖以上に肥満や虫歯、さらには老化を引き起こしやすい糖分であると言えます。

さらに、果糖ぶどう糖液糖の原材料として使用されるトウモロコシの多くは遺伝子組み換え作物の可能性があるため、これがアレルギーの原因となる可能性があります。

甘味料

甘味料の全てに問題があるわけではありませんが、人工的に作られた人工甘味料には注意が必要です。特に（　）内の甘味料はほとんどが人工的なものです。

これらを過剰に摂取することによって、うつ病や不眠といった精神的な疾患を引き起こす可能性があることが指摘されています。また、肝機能の低下や脳卒中、心筋梗塞のリスクが高まるというデータも存在します。特にアスパルテームやＬ－フェニルアラニン化合物は、新生児が摂取すると脳に障害を引き起こす可能性があるという研究結果もあります。

このように、人工甘味料などの添加物は、摂取することによる危険性が高いのです。

ガンや糖尿病、生活習慣病はもちろん、心臓病や脳機能障害など多くのリスクが潜んでいるのが現実です。

これらの添加物はカルピスだけでなく、さまざまな清涼飲料水にも含まれているため、ジュースを過剰に飲むことには注意が必要だという理由が理解できるでしょう。