共働き家庭が増加する中、0歳からお子さまを保育園に通わせるご家庭が多くなっています。
夏から秋にかけては、保育園見学が本格的に始まり、入園申し込みを進める必要があります。
大切なお子さまを長時間預けることになるため、楽しく通うことができる保育園を選ぶことが重要です。
この記事では、保育園選びの重要なポイントや、見学時に注目すべき点について詳しく紹介していきます。
保育園選びのポイント
お子さまに適した保育園を選定するためには、実際に保育園を訪れて見学することが非常に重要です。
中には、見学を行わなければ申し込みを受け付けない保育園も存在しますので、注意が必要です。
では、見学前に保育園を選ぶ際のポイントを検討していきましょう。
保育園選びには、主に3つの重要なポイントがあります。
自宅や職場からの通いやすさ
送り迎えを考慮すると、車や自転車通勤の場合には自宅と職場の中間地点、電車通勤の場合には利用する駅の近くに位置する保育園を選ぶ方が多いです。
自宅や職場から離れた保育園は、送迎に時間がかかるため、負担になることがあります。また、緊急時に迅速に駆けつけられない可能性もあるため、慎重な検討が求められます。
自宅近くの保育園を選ぶメリットとしては、仕事が休みの日でも預けることが容易である点があります。
職場近くの保育園の良い点は、通常より遅く預け、早めに迎えに行くことが可能になるため、スケジュールに余裕を持つことができることです。
受け入れ年齢
保育園によって、受け入れ可能な年齢が異なります。具体的には、2か月、4か月(首が座った後)、1歳からといった具合ですので、特に早い年齢で預ける予定のある方は、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
開園と閉園の時間
自分の就労時間と通勤時間が保育園の通常保育の時間内に収まるかを確認することが必要です。
仕事の残業や送迎時の交通渋滞を考慮すると、時間ギリギリのスケジュールではなく、少し余裕を持たせておく方が精神的にも安心です。
延長保育が必要な場合は、その有無や時間についても確認し、見学時に延長料金についても尋ねると良いでしょう。
保育園見学時のチェックポイント
保育園の候補が決まったら、次は見学に行くステップです。
見学は、保育園によって随時受け付けているところもあれば、特定の日にちが設けられている園もありますので、保育園の公式ウェブサイトで情報を確認するとよいでしょう。
また、保育園によっては、地域の子どもたちが遊べる園庭開放日を設けている場合もあり、保育園の雰囲気を知る貴重な機会になりますので、ぜひ利用してみてください。
次に、見学時に注目すべきポイントや質問内容を詳しくご紹介します。
重点的に見るべきポイント
- 保育士の子どもへの接し方や声掛け:優しいトーンで声をかけているか、大きな声で叱ったりしていないか、笑顔で子どもに接しているか、また、子ども同士のトラブル時にどのように話し合いを進めているかなどを観察します。
- 子どもたちの様子:子どもたちが楽しそうに活動しているか、保育士に積極的に話しかけているかどうかを見て、園の雰囲気を感じ取りましょう。
- 施設の充実度:教室や園庭の広さ、プールの有無、日当たりの良さ、トイレや教室の清潔さ、乳児と幼児の教室の分け方など、施設の環境を総合的にチェックします。
- 子どもたちが快適に過ごせる環境か:整理整頓が行き届いているか、絵本やおもちゃの出し入れが容易か、危険な場所がないか、子どもたちの人数が過密になっていないかなどを確認します。
- 防犯対策の有無:施設の出入り口や階段などが施錠されており、外部の人が自由に出入りできないようになっているかを確認してください。
- 保育士の年齢層:若手からベテランまでバランスよく在籍しているか、人員配置が十分かどうかも重要なポイントです。
質問すべきポイント
保育内容について
- 外遊びの頻度:園庭で遊ぶ頻度、水遊びやプール遊びの有無、近くの公園へ行くなどの園外活動が行われているかどうかを確認します。
- 食事に関する方針:食育の方針や離乳食の進め方、アレルギーへの対応、使用される食材、弁当の日の有無、市販のお菓子をおやつとして使うかどうかなどについて尋ねてみましょう。
- 教育方針:園が力を入れている教育内容や、英語や体操などの特別な教室の有無についても聞いてみましょう。
- 午睡時の配慮:SIDS(乳幼児突然死症候群)対策が実施されているかを確認することも重要です。
保護者に対する配慮
- 必要な寝具や物品:布団セットの必要性や洗濯の頻度、衣類や袋など家庭で準備する物品の数について確認します。
- 保育料金:保育料以外に必要な給食費、教材費、制服代、園バス代など、保育園独自の料金体系について尋ねましょう。
- オムツの取り決め:オムツの準備が家庭で行うのか、園で行うのか、持参方法、布おむつの場合は家庭での洗濯が必要か(レンタルサービスもあるか)などを確認します。
- イベントや保護者会の頻度:イベントでの親の役割や、委員会の有無と仕事内容についても尋ねてみてください。
- 連絡帳の存在:親と保育園とのコミュニケーションの手段があるかどうかを確認することも大切です。
- 親の就労を支援する姿勢:親が働くことを応援してくれているかどうかも重要なポイントです。
まとめ
ここまでお伝えした内容では、保育園選びの重要なポイントや見学時に注意すべき点について詳しく説明しました。
見るべきことが多くて負担に感じるかもしれませんが、見学に参加したご両親の第一印象は非常に重要です。
「ここは合わないかもしれない」「ちょっと嫌な感じがする」と感じた場合は、その直感を大切にして、その保育園は選ばない方が良いでしょう。
お子さまが楽しく元気に保育園で過ごせるよう、またご両親が安心してお子さまを預けられる環境を整えるために、自分たちのご家庭に合った保育園をしっかりと選んでくださいね。
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