犬を飼うことを検討しているあなたへ!
犬を愛するあなただからこそ、ぜひ知っておいてほしい重要な情報があります。それは、愛犬と生涯にわたってより良い関係を築くためには、信頼できるブリーダーを選ぶことが極めて重要であるということです。この点については、しっかりと理解しておく必要があります。ここでは、その理由や注意点について詳しく解説していきます。
悪質ブリーダーから購入するリスクとは
日本には多くのブリーダーが登録されていますが、その中には品質にばらつきがあることを知っておくべきです。
犬や猫の生産者は一般的にブリーダーと呼ばれ、2020年(令和2年)4月1日のデータによると、12,949の業者が公式に登録されています。ブリーダーは動物愛護管理法に基づき、小売業者と同様に「販売」の登録が義務付けられていますが、実際には公的な資格がなく、動物取扱業の登録をすれば誰でも始められる職業という側面があります。
引用元:子犬の部屋
このように、ブリーダーの質はさまざまです。その中には、非常に悪質なブリーダーも存在します。ここでは、悪質ブリーダーを見極めるためのポイントを詳しく解説していきましょう。
悪質ブリーダーとは
悪質なブリーダーとは、主にビジネス目的で犬を繁殖するブリーダーとして定義できます。彼らの本来の役割は、優れた血統を持つ犬を育てることにありますが、その目的が損なわれている場合が多いのです。
ブリーダーが関連するペットのトラブル件数
ペットブームの影響で、悪質なブリーダーに関連するトラブルの相談件数が増加しています。
出典元:国民生活センター
このグラフからもわかるように、年々ペット購入に関するトラブルが増加している傾向が見受けられます。
トラブルによる具体的な内容
ここでは、実際に発生したトラブルの事例を5つご紹介します。消費生活センターには「購入後に先天性の病気が発覚した」「キャンセル時に高額な違約金を請求された」といった報告が寄せられています。





悪質ブリーダーの見極め方のポイント
あなたが選ぼうとしているブリーダーが、優良なブリーダーかどうかを見極めるためにはいくつかのポイントがあります。購入を検討する際は、以下の点をしっかり確認しましょう。
- 予約時にキャンセルの際の返金について確認しておく。
- 購入時に飼育方法に関する説明が行われるか確認。
- 生後56日以降の犬であることを必ず確認する。
- 飼育環境は実際に確認することが重要。
- 飼育環境が『犬の数が多すぎる』『不潔である』『多すぎる血統である』場合は注意が必要です。
- その犬の親犬を見せてもらうこと。
- 疑問点があれば質問し、受け答えに不審な点がないか確認する。
- 過去の口コミや評判をリサーチすることも大切です。
購入の際には、必ず飼育環境を見学し、どのような環境で犬が育てられているのかを確認することが最も重要です。もし少しでも違和感を覚えた場合は、他のブリーダーを探すことをお勧めします。
あなたにおすすめできる迎入れ先
犬や猫を購入したいと思った際、まず思い浮かべるのはペットショップやブリーダーからの購入かもしれません。しかし、動物を愛するあなたにぜひお勧めしたい迎入れ先があるのです。それは、保護施設です。
あなたに知って欲しい現実
保護施設から引き取ることには、多くのメリットがあります。
ご存知ですか? 日本では年間約38,000頭もの犬と猫が殺処分されています。犬や猫を飼うことを考えたとき、この事実を思い出してほしいのです。あなたの手で救える命があることを…。
保護施設の犬を選択するメリット
保護施設から犬を迎え入れることには、あなた自身にも動物たちにも多くのメリットがあります。ここではその具体的な利点を解説します。
- 保護施設から1頭の犬を引き取ることで、施設に空きができ、そのスペースに殺処分される危険性のある犬が1頭収容できることになります。つまり、あなたが1頭引き取ることによって、2頭の犬を救うことにつながります。
- 保護犬はボランティアによって世話されていることが多く、その性格が把握されているケースが多いです。また、トライアル期間(お試し期間)が設けられていることが一般的で、あなたの生活環境に合った犬かどうかを確認することができます。
- ペットショップやブリーダーからの購入に比べて、費用がかからない場合が多いです。
- もしあなたが自信のない性格の犬を迎え入れた場合、その犬があなたとの信頼関係を築く過程で成長していく様子を見守ることは、計り知れない喜びとなるでしょう。
- ペットショップやブリーダーから購入してしまった後では返品などは難しいですが、保護施設や団体はあなたが動物を飼える環境かどうかを審査します。このプロセスにより、引き取った後の飼育放棄のリスクを減らすことができます。
もしペットショップやブリーダーからの購入を考えているなら、ぜひ保護犬を引き取ることも選択肢に入れてみてください。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、どのようなブリーダーから購入してはいけないのかについて詳しく解説しました。
- 悪質ブリーダーから購入するリスクとデメリット
- 悪質ブリーダーを見極めるためのポイント
- 保護施設から犬を迎え入れることのメリット
以上の内容をお伝えしました。あなたが素晴らしい犬との出会いを果たすための参考になれば幸いです。
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