皆さんは在宅での仕事やパソコンを使った作業を行う際に、どのような椅子に座っていますか? 短時間の作業であれば、ダイニングチェアやソファで済ませる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、作業が長時間にわたると、肩こりや腰痛など、体への負担が気になってきますよね。そうした時に購入を検討するのがデスクチェアです。しかし、いざ購入しようとインターネットで検索してみると、非常に多くのデスクチェアが見つかり、その中からどれを選ぶべきか悩むことも多いのではないでしょうか。
長時間使用するものだからこそ、自分の体に合った椅子を選びたいと思います。できればお店で実際に試してから購入するのが理想的ですが、時間がなかったり、地方に住んでいて店舗に行くことが難しい方も多いでしょう。そんな場合に大切なのは、購入してはいけないデスクチェアについての知識を持っておくことです。
この記事では、デスクチェア選びに役立つ情報として、避けるべきデスクチェアについて詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
机と合っていないデスクチェア
まず、デスクチェアを選ぶ際に最初に考慮すべきなのは、デスクとの相性です。理想的な椅子の高さは、デスクに向かって座った時に、まっすぐに腕を下ろして肘が90度の角度になることが望ましいとされています。デスクに対して極端に高すぎる、あるいは低すぎるデスクチェアは避けるべきです。
一般的には、デスクの高さが60~72cmの場合、デスクチェアの高さは36~45cmが適切とされています。また、椅子から手を置く机の高さ(差尺と呼ばれる)は28〜30cmが理想的ですので、これらの数値を参考にして選ぶと良いでしょう。高さ調節が可能な機能がついているデスクチェアであれば、様々なデスクに対応できるため安心ですが、調節ができないモデルの場合には特に注意が必要です。
たとえ良いデスクやチェアを揃えても、デスクと椅子の高さが合わなければ、座り心地が悪くなり、作業に集中できないなどの不具合が出てしまいます。特に、他に作業場所がなくダイニングテーブルで作業をする方には、特定の机に合わせてデスクチェアを購入する際に慎重になることをお勧めします。
小さすぎるデスクチェア
さらに、小さすぎるデスクチェアも避けるべきです。
例えば、女性やお子さんなど、身長が低い方が一般的なサイズのデスクチェアを選ぶと、背もたれが頼りない感じがしたり、座面が薄くてクッション性が不十分であったりすることがあります。このような状態では、姿勢が安定せず、作業に集中できないだけでなく、疲れやすくなってしまいます。
もしチェアが高すぎて足が床についていない場合は、フットレストを使って調整するのが効果的です。フットレスト付きのチェアは高価になりがちですが、後付けできるフットレストのみの商品も存在しますので、ぜひ検討してみてください。
安すぎるデスクチェア
価格が安すぎるデスクチェアについても注意が必要です。いくらその他の条件が良さそうでも、あまりにも安いものは避ける方が無難です。
私自身も激安のデスクチェアを購入した際、しっかりとネジを締めたはずなのに、ネジが勝手に落下したり、背もたれがぐらついたり、座面が非常に硬くて長時間座っているとお尻が痛くなるなど、様々な問題に悩まされる経験がありました(もちろん、すぐに買い換えました)。このような低品質のチェアを選ばないためにも、あまりに破格の値段の商品は避けるべきです。
安い商品がすべて悪いわけではないですが、安かろう悪かろうという品物が存在することも事実です。短時間しか使用しない予定だとしても、体を預けるものであるため、ある程度の品質が求められます。家具は捨てるだけでも処分費用がかかるため、購入は慎重に行う必要があります。
通気性が悪いデスクチェア
作業中は常に体に触れているものですから、通気性は非常に重要です。
具体的には、フェイクレザー素材などの空気を通さない素材のデスクチェアは避けるべきです。光沢のあるレザー素材は見た目が良く、高級感がありますが、作業にはあまり適していません。集中して作業をしていると、知らず知らずのうちに汗をかくことも多く、湿気がこもる素材を選ぶと蒸れが生じ、不快感を伴い作業に集中しづらくなります。
おすすめするのはメッシュ素材のデスクチェアです。メッシュは適度な通気性を持っており、長時間の作業を快適にサポートしてくれます。ただし、冬場は冷えることがあるため、ブランケットや座布団を併用して対策を講じることが望ましいです。また、デスクの下に設置できるコンパクトなパネルヒーターも便利です。
素材は選ぶ際に見落としがちですが、しっかりと確認することが大切です。
体に合ったデスクチェアで作業を快適に
ここまで、購入してはいけないデスクチェアについてお話ししてきました。
まとめると、避けるべきデスクチェアのポイントは以下の通りです:
・デスクと合っていない
・小さすぎる
・安すぎる
・通気性が悪い
これらのデスクチェアを避け、希望する品質や価格帯で絞り込むと選びやすくなるでしょう。ヘッドレストやアームレスト、リクライニング機能の有無などは、お好みに応じて選んでいただければと思います。
この記事が皆さまのデスクチェア選びの参考になれば幸いです。快適な作業環境を整えることで、仕事も趣味もより一層捗らせましょう! 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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