成長期にサイズの合わない靴を買ってはいけない！そのポイント3つ

私が子どもを保育園に送迎している際のエピソードですが、内履きを履くときに苦しそうにしている様子が目に留まりました。サイズの合わない靴を履き続けることで、身体にどのような影響が出るのか、非常に気になりました。

そこで、年齢ごとにどのくらいの頻度でサイズを確認する必要があるのか、また、サイズが合わない靴は身体にどのような影響を与えるのかについて考察しました。

これらの疑問を解消するために、以下の3つのポイントを詳しく解説していきたいと思います。

お子さんに最適な靴のサイズとは？子供の足の特徴について
成長期にサイズの合わない靴を履き続けることによる身体的影響
1. サイズが合わない靴を履き続けることによる影響
どのくらいの頻度で靴を買い替えるべきか、成長期のチェック頻度について
1. 靴をチェックする間隔はどのくらい？
2. 年齢別の特徴と購入時のチェックポイント
まとめ

お子さんに最適な靴のサイズとは？子供の足の特徴について

お子さんの足に合ったサイズの靴を選ぶことが、骨の形成に大きく関わることをご存じでしょうか？

健康的でしっかりとした足の形成には、お子さんの足にぴったり合った靴を選ぶことが必要不可欠です。成長期の足について、ここで詳しく解説いたします。

子供の足の特徴について

お子さんの足は、非常に不完全な状態で成長しています。その理由としては以下の点が挙げられます。

70％が軟骨状態で形成されています。
骨と骨の間に隙間があり、まだ固まっていません。
関節が非常に柔らかいです。
土踏まずが未成熟な状態です。
o脚の傾向が見られます。

では、果たして何歳になれば、完成された足になるのでしょうか？以下で詳しく解説します。

強い足を育てるために、形成が完了するまでの期間、適切な靴を選びましょう！

先ほど述べた5つの要素に関連し、足の成長が年齢的に完成するのは18歳頃だと言われています。このプロセスにはかなりの時間がかかります。

特に幼少期においては骨が柔らかいため、外的要因の影響を受けやすい状況です。将来的に強い足を育てるためには、適したサイズの靴を選ぶことが非常に重要です。

年齢別の基準サイズ表

子育て中の方々は、自分の子どもにどのくらいのサイズの靴を購入すればよいか、ある程度把握されていますか？ここでは年齢ごとの基本的なサイズをまとめました。

年齢別	靴のサイズ
~6ヶ月	8~11cm
~1歳	9~12cm
~2歳	12~14cm
~3歳	13~15cm
3~4歳	14~16cm
5~6歳	17~18cm
7~8歳	19~20cm
9~10歳	21~22cm
11~12歳	22~24cm

3歳までは、足のサイズが半年ごとに1cmずつ成長します。それ以降は、12歳から14歳までの間に1年ごとに1cmの成長が見られます。

成長期にサイズの合わない靴を履き続けることによる身体的影響

成長過程において、足に合わない靴を履き続けると、どのような身体的な影響が現れるのでしょうか？ここでは、その影響について詳しく解説します。

サイズが合わない靴を履き続けることによる影響

お子さんの足を観察すると、丸みを帯びていてプニュプニュした印象を持ちますよね。これは厚い脂肪に覆われているため、痛みに対して鈍感になっているからです。

そのため、若干小さめの靴でも平気で履けてしまうことがあります。お子さんは靴がきついと感じにくいかもしれません。そのため、親が早期に気づいてあげることが非常に重要です。

サイズが合わない靴を履くことで、以下のような身体的な問題が生じる可能性があります。

外反母趾：足の親指が付け根から曲がってしまう状態。
ハンマートゥ：足の指がZ型に曲がり、固まってしまう。
内反小趾：小指の変形。
浮指：接地面に指がつかず、浮いている状態。
扁平足：足裏にアーチが形成されず、接地面に平らに足がついている状態。

このような影響が出てしまうと、身体のバランスが取りづらくなり、下半身に力が入らないといった身体的なトラブルが将来的に発生する可能性があります。

まとめると、幼児期の靴選びが将来の身体の形成に非常に密接に関係していることがわかります。

どのくらいの頻度で靴を買い替えるべきか、成長期のチェック頻度について

お子さんの春休みや夏休み、または特定の節目で靴を点検している方も多いのではないでしょうか？私もその一人でしたが、実際に我が子が内履きを履きづらそうにしている様子を見て、もっと頻繁にサイズチェックを行うべきだと感じました。

ここでは、チェックの間隔でどのようなことを確認するべきかを解説します。

靴をチェックする間隔はどのくらい？

結論として、お子さんの成長は非常に早いので、基本的には3ヶ月ごとに靴のサイズを確認することをお勧めします。新しく靴を購入した日を靴に記入しておくと、定期的な点検がしやすくなります。

年齢別の特徴と購入時のチェックポイント

また、足の長さだけでなく以下の点も確認することが重要です。

年齢	年齢の特徴	理想の靴	サイズ選びの基準
1歳前後	歩き始めたばかりで、転ばない靴を選ぶことが重要です。	全体的に柔らかい素材で、足の動きにフィットする商品を選びましょう。	指先に7〜10mm程度の余裕がある商品を選びましょう。
1歳〜2歳前後	よく走り回るようになり、靴の中で頻繁に汗をかき、水たまりに入って汚すこともあります。	足にフィットする素材で、走っても脱げにくい商品を選びましょう。足首がまだ柔らかく不安定なため、ハイカットシューズをお勧めします。また、汗や汚れに強く、乾きやすい素材の商品を選びましょう。	つま先から7〜10mm程度の余裕がある商品を選びましょう。
3歳〜4歳	さらに動きが活発になり、足首がしっかりしてきます。	足首を使えるように発達する時期ですので、ハイカットシューズは逆に転びやすくなる傾向があります。おすすめは、かかと部分に厚みのあるスニーカータイプの靴です。また、かかとは柔らかくなく、しっかりとした厚みのある商品を選びましょう。	つま先から0.5〜10mm程度の余裕がある商品を選びましょう。
5歳以上	走ったり運動が活発になってきます。	たくさん運動をすることで健康的で強い足を形成します。そのため、屈曲性のある靴を選ぶことが重要です。	つま先から0.5〜10mmの余裕がある商品を選びましょう。