あなたはオリーブオイルについてどれほどの知識をお持ちでしょうか?
健康意識の高まりがある現代、食生活に気を使っている方が増えているのではないでしょうか。その中でもオリーブオイルは、アンチエイジング効果や心疾患リスクの低下が期待され、特に女性や健康志向の方々にとって注目のアイテムとなっています。
実は、購入を避けるべきオリーブオイルが存在することをご存知でしょうか。
この記事では、以下の内容についてお伝えしていきます。
・本物のオリーブオイルを選ぶ際のポイント
・本物のオリーブオイルを購入する方法
本物のオリーブオイルを見つけるのは素人には難しい
なぜ本物のオリーブオイルを見つけるのが難しいのでしょうか?
その理由は、日本においてオリーブオイルに関する明確な法規制が存在しないためです。エキストラバージン・オリーブオイルについての規制がないため、表示内容が生産者任せとなり、質の低い植物油を混ぜて販売しても「最高品質のオリーブオイルです」と謳うことができるのです。
したがって、オリーブオイルのラベルに記載された情報のみを基にして、その品質を判断することは非常に困難です。
では、どのようにして本物のオリーブオイルを見極めることができるのでしょうか。これから具体的な方法についてご紹介します。
本物のオリーブオイルを見つけるための基準
遮光瓶に入っていること
オリーブオイルは非常に繊細な製品であり、光や酸素にさらされることで酸化が進行してしまいます。そのため、品質にこだわるオリーブオイルは、酸化を防ぐために遮光瓶にパッケージされて販売されることが多いです。
遮光瓶入りのオリーブオイルは、その品質へのこだわりを示すものであり、選ぶ際の重要なチェックポイントとなります。
価格が極端に安くないこと
オリーブオイルは、収穫後すぐに搾油しないと腐敗や発酵が進むため、製造には多くの手間がかかります。そのため、価格が異常に安いオリーブオイルには注意が必要です。
最高級のエキストラバージン・オリーブオイルは、1本数千円から数万円するものもあります。
日経スタイルによると、ポリフェノール含有量が多いトップクラスのエキストラバージンオイルは、250mlで2000円程度からが価格の目安とされています。
高価に感じるかもしれませんが、米食品医薬品局(FDA)によれば、オリーブオイルを毎日大さじ2杯摂取することで心疾患リスクを減少させるという見解もあります。心疾患にかかる医療費を考慮すると、これは良い投資と言えるかもしれません。
本物のオリーブオイルはどこで入手できるか
ここまで、本物のオリーブオイルを選ぶ基準についてお話ししてきました。次に、その本物のオリーブオイルをどこで手に入れることができるのかを見ていきましょう。
オリーブオイル専門ショップ
最もおすすめできるのは、オリーブオイル専門のショップで購入することです。
その理由は、
・店員がオリーブオイルに詳しいこと
この2点が確保されているからです。
ここでは、品質がしっかりと担保されているため、気になるオリーブオイルについて本物の基準を尋ねることができます。また、手間がかかる製品であるため、どのような思いで生産者がオリーブオイルを作っているのかについても詳しく教えてもらえるのも大きな利点です。
ネットショップ
「近くに専門店がないため、購入が難しい」という方には、Amazonや楽天などのネットショップを利用するのも良い選択です。
実際、専門店がAmazonや楽天にオンラインショップを展開していることもあるので、そちらで購入してみるのもおすすめです。
さらに、海外のネットショップも視野に入れると良いでしょう。海外には、IOC(国際オリーブ協会)というオリーブオイルの品質管理を行う団体が存在します。海外で販売されているオリーブオイルは、IOCの品質基準をクリアした商品が多いため、
・適正価格であるかどうか
・遮光瓶に入っているかどうか
これらのポイントを確認してから購入することをおすすめします。
まとめ:適正な基準をもとに本物のオリーブオイルを見つけよう
本物のオリーブオイルについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
日本の一般的なスーパーで販売されているオリーブオイルの中から本物を見つけることは非常に難しいのが現実です。さらに、オリーブオイルには豊富な種類があり、それぞれ異なる味わいや風味を持っているため、非常に奥深い食品でもあります。
この機会に、今回ご紹介した基準を参考にして、自分自身にぴったりのオリーブオイルを探してみてはいかがでしょうか。
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