買ってはいけないウサギの給水ボトルとは?

ペットの中でも特に飼いやすい存在として知られているのがウサギです。

ウサギは散歩が不要で、鳴くこともなく、さらにはそのふわふわとした毛並みがとても可愛らしいですよね。

私自身も現在、2代目のウサギを飼っていますが、

このウサギが生後4ヶ月くらいの際に、健康診断を受けるために小動物に詳しい動物病院に行ったことがあります。

診断の結果、健康状態に問題がないことが確認できて安心したのですが、その際に獣医さんから衝撃的な一言を聞くことになりました。

「水飲み器はボトルタイプよりも、お皿タイプの方がいいですよ。」

え…!?本当にそうなの!?

当時、私が家に用意していたウサギ飼育セットは、ペットショップからこの子を迎え入れる際に「お迎えセット」として提供されたものでした。

給水ボトルもそのセットの中に含まれていたため、まさかそれが良くないとは思いもしませんでした。

さらに、私はお皿タイプの水飲み器に対して懸念があったのです。

1代目のウサギの時にお皿で水を与えようとしたことがあったのですが、いつも毛が浮いていて不衛生な状態になってしまい、特にその子がやんちゃだったためすぐにひっくり返されてしまい、お皿タイプを諦めることになりました。

ところが獣医さんによると、ボトルタイプでも飲み口がボールではなく、お皿タイプのものが存在するとのことでした。

当時、飲み口が皿になっている給水器が売られていることすら知らなかった私は、帰宅後に必死に情報を調べました。

今日は、ウサギに詳しい獣医さんが推奨しないボトルタイプの水飲み器を使用するべきではない理由についてお伝えいたします。

1. ウサギが1日に水を飲む量

ウサギが1日に飲む水の量は体重100gあたり5mlから10ml程度、

つまり体重1kgのウサギでは約50mlから100mlの水を必要とするということが言われています。

ボトルタイプには目盛りが付いているものもあるため、ウサギが1日にどの程度水を飲んでいるかを確認することができますね。

特に夏場は冬に比べて水の減りが著しく早いです。

たくさん水を飲んでくれるのは安心ですが、逆に飲む量が少ないと結石ができるなど病気になってしまうこともあります。

体調に問題があるだけでなく、使用している給水器に問題があり、思うように水を飲めていない可能性も考えられます。

私たちの愛するウサギには、健康で長生きしてほしいと願うものですよね。

そのためにも、給水ボトルにはこだわりを持って選ぶことが大切です!

2. 給水器の種類

1. ボトルタイプ・飲み口がステンレス製のノズルになっているタイプ

このタイプは多くの飼い主さんが使用していることでしょう。

筒状のボトルの先にステンレス製のノズルが取り付けられており、ノズルの先端には玉が入っています。この玉をウサギが舌で押し上げることで水が落ちてきて、ウサギの口の中に水が入る仕組みになっています。

飼い主にとってはお手入れが容易で、ボトル内の水にゴミが入ることもないため安心して使えますが、ウサギにとっては舌で玉を押さないと水が出てこないため、飲みたいときに自由にごくごくと飲むことができないことや、上を向いて飲む必要があるため、その態勢が苦痛になることもあるのです。

中には使い方が得意でないウサギもいるでしょうし、高齢のウサギには特に辛いかもしれません。

2. ボトルタイプ・飲み口がお皿になっているタイプ

これまでは給水ボトルといえば、先ほどご紹介したノズルが付いたタイプしか存在しませんでしたが、

最近では飲み口が皿になっている給水器も販売されるようになりました。

ボトルと皿が組み合わさったことから「ハイブリッド型」と呼ばれることもあります。

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この仕組みはとてもシンプルで、ウサギが皿に顔を突っ込んで水を飲むスタイルになっており(こちらに駆け寄ってくるときにアゴがびしょびしょになっている姿がとても可愛いです♡)、お皿の水が減るとボトル内の水が自然に下りてくる仕組みになっています。

ただし、こちらはお皿部分が洗いにくい箇所もあるため、これまでのノズルタイプに比べると手間がかかることがありますが、ウサギにとって自然な飲み方で水分補給をしてもらえることは大きな利点です。

3. お皿になっているタイプ

実は、私が全く知らなかったのですが、ケージに固定できる飲み皿も存在するようです。

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このタイプであれば、私が以前飼っていたやんちゃなウサギのようにお皿を吹き飛ばして、ウサギやケージ内がびしょびしょになるという惨事を防ぐことができます。

ウサギを飼っている人々の経験から生まれたアイディアなのでしょうか…。

しかし、こちらはお皿の中の水を直接飲むタイプになるため、前述の通り、毛やゴミが浮いてしまうことがあるので、清潔な飲み水を保つのは難しいかもしれません。そのため、1時間に1回程度は水を取り替える必要があるかもしれません。

3. 飲み口が筒状になっているタイプを買ってはいけない理由

ウサギに詳しい獣医さんからのアドバイスによると、飲み口がノズルになっているタイプの給水器にはウサギにとって様々なデメリットが多く潜んでいることが明らかになりました。

ここで、再度このタイプを選ばない理由をおさらいしておきましょう。

・玉を舌で押さなければ水が出ないため、思い切り水を飲むことができない

・ウサギにとって辛い姿勢で水を飲むことになる

・水を飲むのが苦手なウサギには不向きである

・高齢のウサギには向いていない

これからウサギを迎える予定の方はもちろん、既にウサギを飼っている方にも参考になれば幸いです。

4. 新しいものに交換するときの注意点

ちなみに、私はハイブリッド型を購入したのですが、私のウサギは変化を嫌がることなく、購入した初日からごくごくと水を飲んでくれています。

私のウサギはのんびりした性格なので、このような変化にも柔軟に対応できたのですが、基本的にウサギは慎重で神経質な動物です。

中には急にエサが変わったり、使っていたお皿やトイレが新しくなると嫌がって使用しないウサギもいますよね。

次回動物病院に行った際、獣医さんに給水器をお皿タイプに変更したことを伝えると、

「さすが、若いから変化にも柔軟に対応できるね」とおっしゃっていました。

したがって、飲み口がノズルタイプの給水器を長い間使用している方は、まずは従来のものをそのまま残しつつ、新しいものを横に取り付けるなどの工夫をしてみるのも良いかもしれません。

新しい牧草や新しいペレットを与えるときも、以前のものと混ぜて徐々に慣れさせていくのと同じ要領です。

新しいものに交換した際には、古いものをすぐに捨てないようにご注意ください。

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ノズル型給水器を使うべきでない理由について、納得いただけましたでしょうか?

お皿型の給水器に変更することで、あなたのウサギの幸福度が確実に向上することでしょう。

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