【男女別】妊活中に買ってはいけない商品とその理由

突然ですが、日本国内における不妊の実態をご存じでしょうか？

不妊の割合は年々増加しており、2018年に行われた厚生労働省の調査によれば、15歳から49歳の女性における不妊率は約10.9％、また男性の不妊率は約8.2％と推定されています。この数字は、日本における夫婦10組のうち1組が、何らかの理由で不妊に悩んでいるということを示しています。

妊活中の方々にとって、赤ちゃんを授かるためにできることは何でも試してみたいという気持ちがあるのは自然なことです。しかし、市販されている製品の中には、妊活に向いていないものが存在しているのも事実です。

今回は、妊活中に避けるべき商品とその理由について、男女それぞれに分けて詳しくご紹介いたします。

ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。

妊活に悪影響を及ぼすもの

妊活に影響を与える要因は多岐にわたりますが、以下に主なものを挙げてみます。

年齢

女性の年齢が上がるとともに、卵子の数や質が低下する傾向が見られ、結果的に妊娠が難しくなります。

生活習慣

喫煙や飲酒、ストレス、不規則な食生活や睡眠、さらには過度な運動などは、妊娠能力を低下させる可能性があります。

体重

体重が適正範囲を超えて過剰であったり、逆に不足している場合、ホルモンバランスが乱れ、それが妊娠を妨げる要因となることがあります。

疾患や治療

子宮筋腫や内膜症といった婦人科系の疾患、またがん治療に伴う影響などが妊活に影響を及ぼすこともあります。

環境汚染物質

PCBやダイオキシンなどの環境汚染物質は、妊娠や胎児の発育に対して悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

遺伝的要因

遺伝的に不妊のリスクが高い場合、これが妊活に影響を及ぼすことがあるため、しっかりとした理解が求められます。

これらの要因を考慮に入れると、妊活を始める前に健康的な生活習慣を意識し、婦人科系の疾患や不妊治療の必要性がある場合には、早めに専門医に相談することが重要です。

妊活中に買ってはいけない商品【女性編】

女性の妊活において、悪影響を及ぼす可能性のある商品は以下の通りです。

ハーブティー

ハーブティーの中には、妊娠に影響を及ぼす成分が含まれていることがあります。例えば、レモングラスに含まれるシトラールは、妊娠初期に流産のリスクを高める可能性があるため、避けることが推奨されます。

タバコ

タバコには有害物質が含まれており、これが卵子の質や数量、子宮内膜の発育、さらには卵管の機能に悪影響を及ぼすことが知られています。喫煙は卵子の質を低下させ、妊娠を困難にするため、妊活中は控えることが望ましいです。また、妊娠が成立しても流産や早産などの合併症のリスクが高まるため、特に注意が必要です。

ローションやジェル

ローションやジェルには、殺菌剤や防腐剤が含まれていることがあります。これらの成分は、膣内の健康なバランスを乱す可能性があり、結果として妊娠しにくくなることがあります。妊活中の方は、水やぬるま湯での洗浄を推奨します。

市販のダイエットサプリメント

市販のダイエットサプリメントには、妊娠に悪影響を与える成分が含まれていることがあるため注意が必要です。特に、カフェインは妊娠初期に流産のリスクを高める可能性があるため、妊活中の方は避けることが賢明です。妊活中は、栄養バランスの良い食生活と運動を心がけ、医師の指導のもとで適切なダイエットを実施することが大切です。

化粧品

化粧品の中にはホルモンバランスを乱す成分が含まれていることがあります。これらの成分は妊娠を妨げる可能性があるため、妊活中の方は特に注意が必要です。特に、パラベンやフタル酸エステルといった防腐剤や柔軟剤成分は、ホルモンバランスに悪影響を及ぼすことが知られています。化粧品を選ぶ際には、天然成分やオーガニック成分を優先することが望ましいです。

妊活中に買ってはいけない商品【男性編】

以下に挙げる商品は、男性不妊のリスクを高める要因となる可能性があります。

エナジードリンク

エナジードリンクには、カフェインやタウリンといった成分が含まれています。これらの成分は精子の運動能力や数を低下させ、結果的に男性不妊のリスクを高める可能性があるため、妊活中の男性はエナジードリンクの過剰摂取を避けることが重要です。

タバコ

タバコに含まれる有害物質は、精子の量や質、運動性、さらには形態に悪影響を及ぼすことが知られています。ニコチンやタールといった有害成分は、精子のDNA損傷や細胞分裂異常を引き起こし、精子の数や質を低下させる可能性があります。また、精子の運動性を低下させることで受精能力も低下するため、喫煙は控えるべきです。