カメラの三脚を買うときのポイント。買ってはいけない三脚とは?

カメラの三脚っていつ使うの

観光地でカメラを使っている人たちをよく見かけますが、その中には三脚を持参している方々も少なくありません。

では、三脚は具体的にどのようなシチュエーションで使用するのでしょうか。それは主に、写真撮影における手ブレを防ぐためです。

特に一眼レフカメラを購入したばかりの時期には、正しい構え方を習得していないために、手ブレの影響を受けた写真を撮ってしまうことがよくあります。

また、暗い場所での撮影においては、シャッタースピードが遅くなるため、手ブレを抑えるための工夫が必須となります。このような状況では、三脚が非常に役立つのです。

三脚のメリットと必要な理由

三脚が必要とされる理由の一つは、手ブレを防ぐことに加えて、特に風景写真を撮影する際に、太陽の光の当たり方をじっくりと待つ間も、同じ構図を維持することができるという点です。

この仕組みによって、同じポーズを長時間取り続ける必要がなくなり、大変便利に感じることでしょう。

さらに、カメラのレンズが重い場合、腕が疲れてしまうこともありますが、三脚を使用することでその疲労を軽減できるという利点もあります。

セルフタイマーを使用して、カメラから少し離れて撮影する際にも三脚は非常に役立ちます。

確かに三脚は持ち運びに少々手間がかかりますが、それ以上に安定した、ブレのない美しい写真を撮影できるという恩恵があります。

三脚の種類

三脚を選ぶ際には、脚の長さや重さ、価格などをじっくりと考慮し、自分にとって最も適したものを購入することが重要です。

材質にはカーボン製やアルミ合金製のものがありますが、それぞれに特徴があります。

カーボン製の三脚は非常に軽量で、車が通った際などの振動も迅速に収束します。この軽さに関しては、アルミ合金製よりも約20~30%も軽くなることがあります。

一方、アルミ合金製の三脚はカーボン製に比べて重く、振動も長引く傾向があります。

おすすめとしては、カーボン製の三脚が挙げられますが、価格はアルミ合金製よりも高めになっているため、予算とのバランスを考慮して選ぶことをお勧めします。

加えて、極寒の地域ではアルミ製よりも冷たくなりにくいというメリットもあります。

三脚の構造

三脚は、主に①脚、②本体、③雲台の三つの構成要素から成り立っています。

この中で、特に重要なのは③の雲台です。雲台の性能によって、三脚の使いやすさが大きく左右されます。

また、脚と雲台を交換可能なモデルも多く存在し、購入後に自分の好みに合わせて雲台を変更することもできます。つまり、カスタマイズが可能というわけです。

雲台の機能と種類

雲台は、カメラを取り付ける部分であり、上下左右や水平方向に動かしたり固定したりする機能を持っています。

雲台の性能について言えば、カメラを動かしたり固定したりする際の使いやすさを表現していると言えます。

雲台には主に①自由雲台、②3WAY雲台、③ビデオ雲台の三種類があります。

  • 自由雲台は、球状の稼働部分を持ち、上下左右、水平方向に簡単にカメラの角度を調整可能です。さらにコンパクトで場所を取らないというメリットもあります。シンプルで使いやすいので、初心者にも向いています。ただし、構図の微細な調整が難しいため、風景写真には不向きかもしれません。
  • 3WAY雲台は、上下、左右、水平方向の調整がそれぞれ独立して行えるタイプです。操作に慣れるまで少し手間取るかもしれませんが、構図の細かい調整が得意で、風景写真には適しています。ただし、瞬時の構図変更には不向きで、調整用のレバーがかさばるのが欠点です。カメラを素早く取り外せるクイックシュー付きのものを選ぶと、便利です。
  • ビデオ雲台は、上下や水平方向に滑らかに動かせる設計です。ただし、カメラを縦向きに取り付けることができないのがデメリットです。

三脚を買うときの注意点

三脚を購入する際の注意点を以下にまとめました。

  • 雲台の種類
  • 安定性
  • サイズや脚の長さ
  • 重量
  • 脚の材質
  • 脚の段数
  • ナットロックかレバーロックか
  • 耐荷重

以上の8つの注意点があります。

使いやすい三脚は、脚と雲台を合わせて3万円以上することが多いです。

初めての三脚購入を考えている方は、中古品でも良いかもしれません。

避けるべきポイントとしては、雲台を調整する際に三脚を足で押さえなければならないようなものです。

雲台の性能と三脚の重さのバランスを考慮することが大切です。

脚を収縮する際、段数が多ければ多いほど、伸ばしたときの安定性が劣ることを覚えておきましょう。

まとめ

カメラの三脚は、ブレのない美しい写真を撮影したいときに非常に役立ちます。また、カメラのレンズが重い場合でも、構図をしっかり固定して待機することができるので、腕が疲れる心配もありません。

ただし、購入を避けるべき三脚も存在し、雲台調整時に三脚を足で押さえる必要があるものは注意が必要です。

持ち運ぶ際の大きさや重さにも気を配ることが重要です。

脚と雲台が交換可能なモデルを選べば、雲台を自分の使いやすいものに変えることが可能です。

また、価格も意外に高くなることがあるため、初めての三脚購入は中古品を検討するのも良い選択肢です。

おすすめのメーカーには、SLIK(スリック)、VELBON(ベルボン)、ハクバ、ケンコー・トキナなどがあり、いずれも日本の信頼できるメーカーです。

カメラを固定するための三脚は、精密に設計されたものを選ぶことが求められます。無名のメーカーには安定性に欠ける製品も存在するため、注意が必要です。

自分に最適な三脚をぜひ見つけてみてください。

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