昔と比べて、現在のスーパーやコンビニには実に多種多様なお菓子が並んでいます。このような豊富な選択肢を見て、皆さんも「美味しそうだな」と思わず手に取ってしまうことが多いのではないでしょうか。しかし、自分の子どもに与えるお菓子については、何でも良いわけではありません。「まだ早いかな?」「体に悪影響はないかな?」といった不安を抱えながら、慎重に選ぶことが大切だと感じる方も多いと思います。
この記事では、特に幼児に与えてはいけないお菓子について詳しくご紹介します。子どもたちにとって安全で安心なお菓子を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
お菓子を選ぶ際の基準といえば
お菓子を選ぶ際に気になるポイントは、やはり人工甘味料や添加物ではないでしょうか。実は、日本国内には約800品目もの食品添加物が存在しています。全てが危険なものではありませんが、その中でも特に注意が必要なものがあります。食品添加物は大きく4つのカテゴリーに分かれ、特に指定添加物に含まれるものは危険性が高いものが多く見受けられます。
着色料や酸化防止剤、防カビ剤なども危険因子として知られていますが、今回は甘いお菓子に多く使用されている甘味料について、より詳しく解説していきます。
危険な人工甘味料5選
- アスパルテーム
- スクラロース
- アセスルファムK
- ネオテーム
- サッカリン
これらの人工甘味料は、一度は目にしたことがある方も多いと思います。お菓子やジュースなどに使用される甘味料ですが、これらは子どもだけでなく、大人にも健康に悪影響を与える可能性があり、脳卒中や認知症のリスクを高めるとされています。
アスパルテーム
アスパルテームは砂糖の180~220倍の甘味を持ち、アメリカのいくつかの研究によって脳腫瘍を引き起こす可能性が指摘されています。また、カロリーゼロやノンカロリーといった表記があるジュースやお菓子に多く含まれています。
スクラロース
スクラロースは砂糖の600倍の甘味を持ち、毒性物質である有機塩素化合物の一種です。この成分はアクエリアスやヤクルトのカロリーハーフ、フルーツヨーグルト、さらにはうまい棒などに使用されています。
アセスルファムK
アセスルファムKは砂糖の200倍の甘味を誇り、体内で分解されないために臓器や組織の機能を乱す可能性があります。カロリーゼロ系のサイダーやグミに多く使われているのが特徴です。
ネオテーム
ネオテームは砂糖の1万倍の甘味を持ち、熱に強い特性から焼き菓子に頻繁に使われています。
サッカリン
サッカリンは砂糖の500倍の甘味を持ち、粉末ジュースや清涼飲料水、乳酸菌飲料、ダイエット飲料などに多く使用されています。
これらの人工甘味料は体内で吸収されずに体外に排出されるため、カロリーはゼロとなります。しかし、ゼロカロリーの飲料やお菓子には添加物が豊富に含まれているのが現実です。
中毒性の高い人工甘味料のみで作られたお菓子と、果物やはちみつの自然な甘さを利用した無添加のお菓子、どちらを子供に与えたいかは一目瞭然ですね。
買ってはいけない幼児用菓子6選
具体的に、幼児に与えるべきでないお菓子を以下に挙げます。
・駄菓子
・こんにゃくスティックゼリー
・グミやアメなどのカラフルなお菓子
・ポッピンクッキンシリーズ
・ねりきゃんランド
・ぷっちょ
これらのお菓子の多くには、添加物や人工甘味料が使用されています。特に駄菓子については、現在では無添加のものも存在しますが、昔から変わらない商品やカラフルなものが多いため、購入時には原材料の表記をしっかりと確認することをおすすめします。
買ってもよい幼児用菓子9選
無添加で薄味の、安全で安心な幼児用お菓子を以下にご紹介します。
・ハイハイン
・マンナボーロ
・クッピーラムネ(着色料・香料不使用)
・アンパンマン幼児用ビスケット
・和光堂1歳からのおやつ
・1歳からのかっぱえびせん
・EDISON mama くちどけおこめぼー
・ザ・マルタ・セレクション のりわかめせんべい
・その他ドライフルーツや干し芋、甘栗など
簡単手作りお菓子
1歳や2歳のお子さんには少し難しいかもしれませんが、3歳くらいになると混ぜたり成型したり、さらには盛り付けを楽しむことができるようになります。遊び感覚で一緒にお菓子作りを行うのも素晴らしいアイデアです。もちろん、自宅で手作りすれば、添加物のない安全なお菓子を楽しむことができます!
・ひとくちグミ
ジュース、砂糖、レモン汁、粉ゼラチンを混ぜて型に入れ、冷やすだけで出来上がりです!
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・マフィン
ホットケーキミックス、砂糖、バター、卵を混ぜてカップに入れ、焼くだけで簡単に作れます!
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・ヨーグルトのゼリー
プレーンヨーグルト、グラニュー糖、粉ゼラチンを混ぜて器に入れ、冷やすだけで簡単に作れます。お好みのフルーツを切ってトッピングするのも楽しいですよ!
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まとめ
人工甘味料などの甘いものを過剰に摂取してしまうと、以下のような健康リスクが生じる可能性があります。
・疲れやすくなる
・虫歯になるリスクが高まる
・イライラすることが増える
・糖尿病や脂肪肝のリスクが高まる
これらの影響は、もちろん子どもだけでなく大人にも当てはまります。今は何も問題がないように見えても、将来を見据えて、子どもには安全で安心なお菓子を適度に与えることが重要です。
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