卒業式やプロポーズといった特別なイベントから、感謝の気持ちやお土産代わりの1輪の花まで、花の贈り物は非常に便利で喜ばれる選択肢です。
ただし、花を贈る際には、花言葉に十分注意する必要があります。世の中には、非常に不吉な意味を含む花言葉が存在していることを忘れてはいけません。
そこで、どのような花言葉に気を付けるべきなのか、詳しく見ていきましょう。
恐ろしい意味を持つ花言葉
まず始めに、花言葉そのものが恐ろしい意味を持つ花をいくつか紹介します。
時には、その美しい姿からは想像もつかないような、恐ろしい花言葉が存在していることがあります。
スノードロップ
小さな白い花を下に向けて咲かせるスノードロップは、春の到来を告げる可憐な花です。
その可愛らしい姿は、贈り物としても非常に適していると思われがちですが、実際にはその見た目とは裏腹に、「あなたの死を望む」という恐ろしい花言葉がついています。
この花言葉は、純白の花が死に装束を連想させることや、死に関連するイギリスの伝説にスノードロップが登場することから由来しています。
ただし、スノードロップには「希望」や「慰め」といったポジティブな花言葉も存在します。
贈り物として選ぶ際には、こちらの花言葉を記載したカードを添えることをお勧めします。
マリーゴールド
オレンジや黄色の鮮やかなマリーゴールドは、花壇でもよく見かける人気の花です。
この花は、土の中の害虫を寄せ付けないコンパニオンプランツとしても知られています。
丈夫で花期が長いマリーゴールドの鉢植えは、インテリアとしてもとても優れたアイテムです。
しかし、マリーゴールドの花言葉は「嫉妬」という意外なものです。
贈る相手によっては、誤解を招く可能性がありますので注意が必要です。
マリーゴールドには色別の花言葉もあり、黄色は「健康」、オレンジは「予言」という意味を持っています。
快気祝いなどの贈り物として黄色のマリーゴールドを添えるのも素敵なアイデアですね。
ただし、花言葉の意味を必ず伝えることが重要です。
紫陽花
贈り物として非常に人気のある紫陽花。母の日には、華やかなラッピングやリボンをかけた紫陽花の鉢植えがよく見受けられます。
梅雨時のどんよりとした風景に、鮮やかな色を添えてくれるため、誰からも愛される花です。
しかし、そんな紫陽花の花言葉は「移り気」。これは、花が咲き始めてから終わるまでに色が少しずつ変化することに由来しています。
母の日には適していますが、恋人への贈り物としては避けた方が無難かもしれません。
ただし、白い紫陽花には「寛容」という意味があります。
何色にも染まっていない白い花は、すべての色を受け入れる心の広さを象徴しています。
お世話になった恩師や先輩への贈り物としては最適ですが、花言葉を忘れずに添えるようにしましょう。
色によっては怖い花言葉
マリーゴールドや紫陽花のように、色によって異なる意味を持つ花は他にも多く存在しています。
全体の花言葉が素敵であっても、特定の色だけがネガティブな意味を持つ花言葉もあります。
黄色の百合
明るくて魅力的な黄色の百合ですが、その花言葉は「偽り」というものです。
この言葉は、場面によっては驚かせるような意味を持つこともあるため、注意が必要です。
プレゼントとして使用されることが多い花ですが、贈る相手には十分気を付けた方が良さそうです。
濃い赤のカーネーション
カーネーションには、一見すると茶色や紫色に近いような濃い赤があります。
その深い色合いは非常にお洒落ですが、花言葉は「私の心に哀しみを」となっています。
非常に詩的ではありますが、贈り物としては難しい花言葉だと言えるでしょう。
白いゼラニウム
鉢植えとしても非常に人気のあるゼラニウム。長い茎の先に小さな花をまとめてつける姿が魅力的です。
赤やピンクなど、様々な色が存在しますが、白いゼラニウムの花言葉は「あなたの愛を信じない」というもので、絶対に恋人や配偶者に贈るべきではない花言葉です。
一方で、赤いゼラニウムには「あなたがいて幸せ」という意味がありますので、こちらの方が適しているでしょう。
本数によっては怖い花言葉
実は、花には本数ごとの花言葉も存在しています。
あまり知られていないかもしれませんが、悪い意味を持つ本数も存在するのです。
花言葉に気を付けて選ぶのであれば、本数にも注意を払うことが重要です。
17本の花
恋愛の象徴として知られる薔薇も、15本から17本に関しては、ネガティブな意味を持つことになります。
特に17本の花言葉は「絶望的な愛」ですので、プロポーズの贈り物には避けるべきです。
その一方で、「妻になってください」という意味を持つのは12本の花束で、男性からのプロポーズにはぴったりの本数です。
15本の花
15本の花には「ごめんなさい」という花言葉がついています。
こちらも、恋人や配偶者同士の贈り物には微妙な意味合いを持つため注意が必要です。
感謝の気持ちを込めた花束であっても、花言葉に詳しい方が受け取った場合には、気まずい気持ちになる可能性があります。
8本の花言葉は「思いやりに感謝します」ですので、お礼の花束には8本を選ぶのが良いと思います。
まとめ
この記事では、贈り物として避けた方が良い意味を持つ花について詳しく見てきました。
しかし、花言葉に過剰にこだわりすぎると、選択肢が狭まってしまうこともあるかもしれません。
実際に「花言葉は怖いけれど、それでもスノードロップが大好き」という方もいらっしゃいます。
最も大切なことは、プレゼントが相手を喜ばせることです。
次回、花を贈る際には、ぜひその選んだ理由を添えてみてください。
その一言が、後に素敵な思い出のきっかけとなり、大きな感動をもたらしてくれることでしょう。
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