寒い季節になると、身体が思うように動かず、体調を崩してしまう方が多くなりますよね。
また、エアコンの使用によって生じる乾燥に悩まされている方も非常に多く、その影響で健康に不安を抱える人も少なくないのではないでしょうか?
こうした状況から、オイルヒーターに対する関心が高まっていますが、使用する際には注意すべき点がいくつか存在します。
とはいえ、オイルヒーターは乾燥しにくく、火災のリスクも低いという特長があり、そのため多くの利点があることも事実です。
そこで今回は、オイルヒーターを購入する際に気をつけるべき理由について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
電気代が高い
オイルヒーターの最大の欠点は、電気代が非常に高いという点にあります。一般的にはエアコンの約2倍の電気代がかかるとされています。
特に最近では電気料金が上昇しているため、長時間の使用には十分な注意が必要でしょう。
オール電化の住宅や太陽光発電を導入するなどの工夫が求められますし、さらに気密性が低い家では余計に電気代がかさむこともあります。
現在では、室温を調整できるオイルヒーターも販売されているため、これらを活用することで無駄な電気代を節約できるかもしれません。
加えて、タイマーモードを利用することで、就寝時に設定し、起床前に温めることができれば、より効率的に使用することが可能です。
部屋が温まらないかも?
部屋全体を効果的に暖めるためには、かなりの熱量が必要です。エアコンであれば比較的短時間で部屋を温めることができるかもしれませんが、オイルヒーターは風を出さない暖房方式のため、部屋全体が温まりにくい場合があります。
さらに、オイルヒーターは局所的に温まることがないため、近くにいても十分に暖かさを感じられないことがある点には注意が必要です。
そのため、部屋の広さや建物の構造に合ったオイルヒーターを選ぶことが重要です。
特に、広めの部屋や窓が多い部屋は温まりにくい傾向があるため、窓の断熱対策なども検討することが大切です。
就寝時には部屋が乾燥しづらく冷えにくい特性から、寝室での利用には非常に適しているかもしれません。
値段が高い
日本ではあまり普及していない暖房器具であるため、オイルヒーターの価格は一般的に高めです。
確かに安価な製品も存在しますが、機能性が乏しいことが多く、オイルヒーターは内部に難燃性のオイルを使用しているため、オイル漏れや温まりにくさが懸念されることがあります。
新品のオイルヒーターは特に価格が高くなるため、可能であれば中古品の購入を検討するのも良いでしょう。
オイルヒーターは非常に長持ちするため、20年近く使用できるほど頑丈で、オイル交換も不要なのが嬉しいポイントです。
現在では様々なメーカーから多様な製品が販売されているため、価格帯も広がっていますので、比較検討を行うことをおすすめします。
処分に困る
オイルヒーターの最大のデメリットの一つは、処分方法が自治体によって異なる点です。内部にオイルが含まれているため、廃棄時に厄介なことがあります。
そのため、中古でオイルヒーターを手放そうとする人も多いですが、買取価格が安くなることが多いのが現実です。
一度購入するとできるだけ長く利用することをお勧めしますが、オイル漏れの有無を判断するのが難しいため、買取業者にとってもリスクが高まります。
多くのメーカーでは、配送を利用して処分を行ってくれる場合が多いので、その点も覚えておくと良いかもしれませんね。
保管場所には注意?
冬の間に活躍するオイルヒーターですが、その重量のため保管場所を確保する必要があります。
また、出すのが面倒にならないように、できるだけすぐに使える状態にしておくことをお勧めします。
さらに、他の物の上に置いて保管することは避けるべきです。
一般的に暖房器具は冬に使用されることが多いですが、オイルヒーターは秋や春にも活用できるため、年間を通じて部屋を快適に保つことができます。
できるだけ手の届く場所に保管しておくことで、快適な住環境を作り出すことができるかもしれません。
こたつの方が便利?
暖房効率の観点から見ると、こたつに勝る暖房器具はないかもしれません。
オイルヒーターは特に木造住宅に対しては効果が薄い傾向がありますが、一方でマンションなどのコンクリート造りの住まいには高い効果を発揮することができます。
日本の住宅は気密性を重視していないことが多く、特に古い家にはオイルヒーターは適していないかもしれません。
この点を考慮すると、こたつは非常に万能な暖房器具ですが、座っていると疲れてしまい、つい寝入ってしまうこともあります。
オイルヒーターは作業をしながら利用しやすいため、生活スタイルによってそれぞれの暖房器具を使い分けることが重要です。
まとめ
オイルヒーターの利点と欠点について詳しく解説しましたが、適切な使い方をすれば非常に役立つ暖房器具となります。
欧米における暖房スタイルであるため、自宅の構造を見直すことが重要です。
特に広い部屋を暖めるのは難しいため、個室に使用するとより効果が得られるでしょう。
電気代が高いとされていますが、近年の石油価格の高騰により、生活費に大きな変化はないかもしれません。
もし購入を検討しているのであれば、まずは自分の部屋の広さを確認し、それに適した製品を選ぶように注意を払いましょう。
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