
日本はもちろん、世界のどこに行っても、その名を知らない人はいないほどの知名度を持つプリングルス。このポテトチップスは、多くの人々に愛され続けています。
プリングルスは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、さらにはドラッグストアなどで手軽に手に入れることができ、パッケージには丸い顔をしたオジサンが描かれており、非常に目を引く存在です。
多彩なフレーバーが用意されており、その美味しさからつい食べ過ぎてしまうこともありますが、一方で塩分や脂質が多く含まれているのではないかと気にしている方も多いことでしょう。
この記事では、プリングルスに関する様々な情報をお伝えしたいと思いますので、ぜひご覧ください。
プリングルスとは
プリングルスは、アメリカの大手企業プロクター・アンド・ギャンブル社(P&G)が展開しているポテトチップスのブランド名です。
このブランドは、140カ国以上で広く販売されており、その年間の売上は10億ドルにも達すると言われています。
プリングルスがこれほどまでに世界中で人気を博している理由は、各国ごとに異なる味付けの工夫をしている点にあります。
そのため、さまざまな味を楽しむことができるポテトチップスとして、多くのファンに支持されていると言っても過言ではありません。
日本国内でも、うましお味やサワークリーム&オニオン味、濃厚チーズの4種の味、さらには地域限定のフレーバーなど、多様なラインナップが取り揃えられています。
プリングルスは1994年から販売を開始し、当初は「明治」が販売を手掛けていましたが、現在の2022年時点では「日本ケロッグ」がその販売を担っています。
プリングルスのカロリー

プリングルスに限らず、ポテトチップス全般を食べる際に気になるのはカロリーではないでしょうか。
それでは、プリングルスのカロリーは実際どの程度高いのか、一緒に見ていきましょう。
一般的には、1袋約60gあたりで約330kcal程度がポテトチップスのカロリーの目安となります。
プリングルスには、うましお味のほかにも黒トリュフ味やほたてバターしょうゆ味など、多くの種類が販売されています。
もちろん、味付けにはさまざまなパウダーが使われているため、味によってカロリーに多少の違いが生じることもあります。
例えば、サワークリーム&オニオン味は、100gあたり約544kcalであり、1gあたりのカロリーは5.44kcalとなります。
このカロリーを60gに換算すると、326.4kcalとなり、これは平均よりも少し低めの数値です。
また、チェダーチーズ味は100gあたり約530kcalで、1gあたり5.3kcalとなります。
これを60gに換算すると318kcalとなり、プリングルスの中では比較的カロリーが少ない方に入ります。
さらに、うましお味は100gあたり約556kcalで、計算すると1gあたり5.56kcalとなります。
この定番の味は、上記の中ではカロリーが高めで、60g換算では333.6kcalとなります。
このように、全体的に見ても平均的なカロリー数値であると言えます。
実際のカロリー数を見てみると、一般に販売されているポテトチップスと比べても、
プリングルスは特別にカロリーが高いわけではないことがわかります。
しかし、プリングルスを含むポテトチップス全般のカロリーは高めであることを念頭に置いておくことが重要です。
プリングルスの添加物

プリングルスを含むポテトチップスには、さまざまな噂が広まっています。
その中には、健康に悪影響を及ぼすのではないかと懸念される添加物の使用に関するものもあります。
そもそも食品添加物とは、安全性が政府に認められた調味料や人工甘味料、保存料などを指します。
食品添加物を長期間にわたり摂取し続けることで、体に悪影響が出る可能性があります。具体的には肥満や味覚障害、さらには発がん性リスクの上昇などが挙げられます。
たとえ安全性が確認されていても、日常的に摂取している場合にはその影響を慎重に考える必要があります。
また、ポテトチップスに含まれているかどうか注意が必要なのが、「L-グルタミン酸ナトリウム」です。
この成分はポテトチップスを美味しくするために使われており、しばしば中毒性があるとも言われています。
「L-グルタミン酸ナトリウム」は、塩味を感じにくい塩分として作用し、食べたいという脳の反応に従ってつい食べ続けてしまうため、過剰摂取の原因となることがあります。
塩分の過剰摂取は、心臓病や高血圧などの病気に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
発ガン性物質

ポテトチップスには、発がん性物質であるアクリルアミドが含まれている可能性があります。
アクリルアミドは、遺伝毒性を持つ化合物で、アミノ酸の一種であるアスパラギンと還元糖の2つが加熱(120℃以上)されることによって生成される物質です。
この物質が体内に入ると、遺伝子と結びつき、突然変異した細胞ががん細胞に変化する可能性があるのです。
高温で焼く工程を経て作られるプリングルスにも、アクリルアミドが発生していると考えられます。
わずかな量でも遺伝子を傷つけることがあるため、基準値を設けることが難しく、摂取を減らすか、できれば避けることが対策として有効です。
しかし、食品メーカーもこの問題に対処しており、カルビーや湖池屋などは、還元糖を含まないジャガイモを使用したり、フライの時間を短縮するなどの工夫を行っています。
遺伝子組み換え食品使用

実は、遺伝子組み換えトウモロコシが使用されているかどうかを調査する試験が行われたことがあります。
多くのコーンスナックやポテトチップスが調査の対象となり、その中にはプリングルスも含まれていました。
その結果、マイルドソルト味から遺伝子組み換えの成分が発見されたことが報告されています。
ただし、これは過去の話であり、現在では原材料の表示からトウモロコシの記載が消えています。
各メーカーはパッケージに原材料を表示していますが、5%以下の混入率であれば不使用と表記されることがあります。
つまり、5%未満であれば混入があっても表示しなくて良いということです。このため、パッケージの信憑性に疑問を持つ必要があります。
さらに、「ニューリーフY」や「ニューリーフ・プラス」と呼ばれる遺伝子組み換えジャガイモも検出されたことがあります。
これらの品種はジャガイモウィルスに対する耐性を持つ遺伝子を含んでおり、ある研究では体の免疫力を低下させ、腫瘍の発生を助長する可能性があるとされています。これは健康に対する懸念を呼ぶ要因となっています。
遺伝子組み換え食品は自然界には存在しないものですから、体にどのような影響を与えるかを正確に理解することが重要です。
まとめ

この記事の内容は以上です。
プリングルスは世界中で販売されている人気のお菓子ですが、調べていくうちに食べることをためらわせるような情報が出てきました。
プリングルス自体のカロリーは平均的でしたが、毎日のように食べ続けていると肥満や高血圧、心臓病などのリスクが高まります。
発がん性物質や遺伝子組み換え食品に関する懸念もあるため、どうしても食べたい場合には量を調整し、過剰摂取に注意することが大切です。

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