皆さんがサラダを楽しむ際に、どのようなドレッシングを選んでいるか、気になるところではないでしょうか。
「ノンオイル」や「低カロリー」、さらには「カロリー30%off」といった多様な選択肢が存在します。
特にダイエットに取り組んでいる方々は、カロリーが低そうな油を含まないドレッシングを優先的に選ぶ傾向がありますよね。
しかし、見過ごされがちなのが糖質の含有量です。
糖質を過剰に摂取してしまうと、体内で脂肪として蓄積される恐れがあります。
「ノンオイル」や「低カロリー」といったドレッシングは、美味しさを維持するために意外と糖質が多く含まれていることが少なくありません。
主食や他の食材に含まれる糖質量に気を配っている方でも、調味料に含まれる糖質に対しては意外と注意が向かないことが多いのです。
代表的なドレッシングのエネルギー量と糖質量
ここでは、実際に15ml(大さじ1)あたりの糖質量を詳しく見ていきましょう。
①和風ドレッシング
エネルギー量:30kcal
糖質量:0.8g
②カロリー80%off和風ドレッシング
エネルギー量:10kcal
糖質量:2.2g
③ノンオイル青じそドレッシング
エネルギー量:8kcal
糖質量:1.4g
④ごまドレッシング
エネルギー量:54kcal
糖質量:2.6g
⑤マヨネーズ(卵黄型)
エネルギー量:103kcal
糖質量:0.1g
これらのデータからもわかるように、エネルギー量と糖質量は必ずしも比例しているわけではありません。
ドレッシングを選ぶ際には、エネルギー量だけでなく、糖質量にも注意を払わなければなりません。
糖質制限を実施しているにもかかわらず、知らないうちに糖質を過剰に摂取してしまっている可能性もあるのです。
糖質制限のダイエット中におすすめのドレッシング5選
①キューピーのオリーブオイル&オニオンドレッシング
エネルギー量:71kcal
糖質量:0.6g
[おすすめpoint]
オリーブオイルを使用しており、体に良い質の油を摂取することが可能です。

②リケンのノンオイル青じそドレッシング
エネルギー量:8kcal
糖質量:1.4g
[おすすめpoint]
さっぱりとした味わいで、低カロリーかつ糖質量も控えめです。

③キューピーのノンオイル和風ごま
エネルギー量:9kcal
糖質量:0.7g
[おすすめpoint]
低カロリー・低糖質に加え、ごまの食物繊維も摂取できるのが特長です。

④マヨネーズ
エネルギー量:103kcal
糖質量:0.1g
[おすすめpoint]
一見すると高カロリーに感じるかもしれませんが、実際の糖質量は極めて少なく、脂質を摂取することで満腹感を得やすくなります。

他の要注意の調味料
健康的でダイエットに適しているように思える和食でも、実はみりんや砂糖など糖質の多い調味料が使用されることが少なくありません。
とろみを出すための片栗粉も、実は糖質を含んでいます。
さらに、ウスターソース、トマトケチャップ、オイスターソースなどのソース類も、糖質が多く含まれている調味料です。
これらは見落としがちな調味料ですが、実際には糖質が豊富なものが多いことがわかります。
糖質制限を行う際には、これらの糖質が多い調味料を把握しておくことが非常に重要です。
糖質制限をするのはなぜか
そもそも、ダイエットを行う際に糖質制限をする理由をご存知でしょうか。
その主な理由は、インスリンの分泌量を抑えることにあります。
インスリンは、糖質を人間が生活するために必要なエネルギーに変換する役割を持つホルモンです。
糖質を摂取すると、血糖値が上昇し、それに応じてインスリンが分泌されます。
インスリンの働きにより、糖質はエネルギーに変わりますが、過剰な糖質は脂肪として蓄積されてしまいます。
このため、糖質の摂取が過剰になると体重が増加することにつながります。
また、インスリンは急激な血糖値の上昇に対しても多く分泌されるため、血糖値の上昇を緩やかにするために、まずは野菜を食べたり、食物繊維が豊富な食品を選ぶことが望ましいのです。
糖質制限の注意点
糖質制限を行う際には、極端に糖質を制限することへの注意が必要です。
糖質は重要なエネルギー源であるため、あまりにも少なくし過ぎると、他の栄養素であるたんぱく質や脂質をエネルギー源として利用することになり、非効率的な状態を引き起こすことになります。
また、エネルギー量が極端に少なくなると、飢餓状態に陥り、体が脂肪を蓄えようとしやすくなり、リバウンドを引き起こす原因となる可能性があります。
糖質制限を実践する場合は、大人の普通茶碗1杯分の糖質を8割程度に抑え、残りの2割をたんぱく質で補うことが、無理なく続けられるおすすめの方法です。
まとめ
普段見落としがちなドレッシングですが、ダイエットのために取り入れていた野菜が、実は糖質量を増加させる要因になっていた可能性もあります。
せっかく糖質制限を実施しているのに、知らず知らずのうちに糖質を多く摂取してしまっていたら、これまでの努力が水の泡になってしまうことでしょう。
そのため、ドレッシングを選ぶ際は、必ず栄養成分表示を確認してから購入するよう心がけましょう。
低糖質のドレッシングも多種多様に存在し、様々な味わいを楽しむことができます。
飽きることなく続けられるものを選び、ぜひダイエットの成功を目指しましょう。
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