運動不足を感じている方々の中には、ヨガやピラティス、そして筋力トレーニングを自宅で行おうと考えている人も多いのではないでしょうか?
今回は、購入してはいけないヨガマットとその理由について詳しくまとめてみました。
買ってはいけないヨガマットその1 厚すぎる
まず初めに、ヨガを始めようとする初心者にとって、ヨガマットの厚さについては何が適切なのか分からないことが多いでしょう。
ヨガマットの厚さとは、言葉の通りマットを横から見た際の厚さを指し、1~2mm、3~5mm、6~9mm、さらには10mm以上のものまで、さまざまな厚さのものが販売されています。
初めてヨガマットを購入する際、厚みがある方が体への負担が少なくて済むかもしれないと考えて、厚めのマットを選んでしまいがちですが、それは避けるべきです。
厚すぎるマットは、立った姿勢、特に片足で立つ際にバランスを取りにくく、転倒のリスクが高まります。
さらに、体とマットの接触部分が沈み込んでしまうため、注意が必要です。
腹筋のエクササイズを行う際には、背中がマットに沈み込むことで余計な負担がかかり、プランクの姿勢を取る場合には、床を手でしっかり押さえる必要がありますが、マットが厚すぎると手が沈み込んでしまい、両手全体で安定して床を押せずに手首を痛める可能性が高まります。
厚いヨガマットは誰におすすめ?
一般的に「厚い」とされるヨガマットは、10mm前後のクッション性に優れたものです。
こうした厚いマットは、立位のポーズを行わずに座位のポーズや、寝た姿勢で行うポーズのみを実践する方に特にお勧めです。
具体的には、床に座ったままの状態や、うつ伏せまたはあおむけで体を伸ばすストレッチを目的とする方、またはリハビリを行っている方々に向いています。
厚みのあるマットは、膝立ちの際に硬い床から膝を保護してくれますし、うつ伏せやあおむけの姿勢でも床の硬さを感じることなく、快適に運動を行うことができます。
基本的には、ゆったりとした動作を行う方に適しています。
また、厚めのマットは十分な柔らかさがあるため、赤ちゃんのプレイマットとして活用することも可能です。
買ってはいけないヨガマットその2 薄すぎる
厚いマットとは対照的に、薄すぎるヨガマットも購入するべきではありません。
持ち運びの便利さや、小さく折りたたんで持ち出したいという理由から、初心者は薄いマットが良いと考えるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
薄いマットは、座位でのストレッチやリハビリには適していないため、寝て行うポーズや座位のポーズでは、マットと体の接触面が薄すぎて、背中や膝に痛みを感じることになります。
また、薄さのためにすぐにヨレてしまい、ポーズを取っている最中にめくれ上がることもあります。
薄いヨガマットは誰におすすめ?
では、薄いマットはどのような方にお勧めできるのでしょうか?
それは立位のポーズのみを行う方や、屋外でのヨガを楽しむ方です。
立位のポーズの際は、足の裏と手のひらしかマットに接触しないため、滑らないために使用するヨガマットであれば、薄いものでも問題ありません。
また、屋外ヨガで砂浜や芝生の上で行うビーチヨガや公園ヨガなどは、地面がもともと柔らかいため、マットの薄さはあまり関係ありません。
さらに、ヨガの上級者は、自身の体の使い方や筋肉の動かし方を理解していることが多いため、薄いヨガマットでも問題なく使用できるようです。
絶対に買ってはいけないヨガマットその3 滑る
厚さに関しては注意が必要ですが、薄さや厚さ以上に避けるべきなのは、滑るヨガマットです。
筆者自身もデザインを重視して可愛いヨガマットを購入した経験がありますが、実際にポーズを試みた際に滑ってしまい、大変危険を感じたことがあります。
そのヨガマットは、汗をかけばグリップ力が増し滑らないと謳っていたものの、実際にはヨガポーズの最初の段階では汗をかかないことも多く、特に冬場は汗をかくこと自体が難しい場合もあります。
自分自身の状態を把握できないポーズ(体が逆さまになるような逆転のポーズなど)を行う際には、ポーズを解くときに安定した着地が求められます。
そのため、着地の際にバランスを崩したり、強く着地してしまうと、関節をひねったり思わぬケガを引き起こす危険性があるのです。
滑るヨガマットは絶対に購入してはいけません。
買うべきヨガマットは?
では、実際にどのようなヨガマットを選べばよいのでしょうか?
それはずばり、平均的な厚さである3~5mm程度の、滑らないヨガマットです。
滑りに関してはヨガのスタイルや個人差も影響しますので、購入前には口コミをチェックすることをお勧めしますが、最近のヨガマットは性能が向上しており、比較的手頃な価格のものでも最低限のクッション性とグリップ力を兼ね備えています。
5mm前後のヨガマットは軽量で持ち運びもしやすく、さまざまなシーンで使用することができるでしょう。
上級者や屋外でのヨガを楽しむ方には薄いマットを、また自宅でのんびりとストレッチを行う際には厚いマットを選ぶなど、シーンに応じて使い分けてみてくださいね。
買ってはいけないヨガマット まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ヨガマットを購入する際の注目すべきポイントについて詳しく解説しました。
初心者がヨガやピラティス、エクササイズを始める際、まず最初に用意すべきアイテムはヨガマットです。
買ってはいけないヨガマットを念頭に置きながら、ぜひ自分に最適なヨガマットを見つけてみてくださいね。
コメント