買ってはいけない!ヤバいごま油
私たちの日常生活において非常に重要な役割を果たしている「ごま油」。
「ごま」自体が健康に良いイメージを持ち、料理に独特の風味を加えることができるため、非常に重宝される調味料です。多くの方にとって、毎日の料理に欠かせない存在となっています。
それほどまでに私たちの生活に深く根付いている「ごま油」ですが、実は身体にとって良くない影響を及ぼす可能性があることが指摘されています。
え?そんなはずはない!
そう感じる方が多いのではないでしょうか。
この記事を通じて、以下のような情報をお伝えします。
それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。
なぜ?「ごま油」は身体によくないのか?
では、なぜ「ごま油」が身体に良くないとされているのでしょうか?
まず初めに、アレルギーのリスクやがんの発生率が高まるとの指摘があります。その背景には、ごま油の成分のうち40%以上が「リノール酸」と呼ばれる脂肪酸で構成されていることが挙げられます。この「リノール酸」は、私たちの身体にとって危険な成分ではなく、むしろコレステロール値を下げる作用があることが知られています。また、体内で合成できないため、食物から摂取する必要があります。このように身体にとって有益な「リノール酸」は、適量の摂取であれば健康に寄与しますが、過剰に摂取することでアレルギーや動脈硬化の原因となることが報告されており、さらには発がんリスクを高める危険性が指摘されています。
次に注目すべき点は、「ごま油」のカロリーが高く、体重増加のリスクを伴うことです。ごま油(大さじ1杯あたり)には約111kcalが含まれています。ごま油は油脂であり、サラダ油など他の油脂と同様にカロリーが高いです。そのため、「ごま油」の風味や健康的なイメージから大量に摂取してしまうと、カロリーオーバーとなり、肥満を引き起こす可能性が考えられます。
また、サプリメントなどで人気のごまの有効成分「セサミン」は新陳代謝を促進し、血中の脂質濃度を下げる効果があることで知られています。そのため、ごまはダイエットに役立つ食材としても注目されています。
しかしながら、ごま油には「セサミン」が微量しか含まれていないため、ごま油を使用した際のダイエット効果は期待しにくいと言えるでしょう。
このように、「ごま油」は私たちの身体にとって有益な側面を持ちながらも、がん発生のリスクを高めるなど、適正な量を守って摂取することが求められる食品であると言えます。
さて、適正な摂取量はどのくらいなのでしょうか?
一般的に、1日に小さじ1杯程度が目安とされています。ごま油は長時間加熱すると香りが飛ぶことがあり、香りを引き立てるために料理に多く使用しすぎる場合もありますが、そのような使い方は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
「ごま」の健康効果について
さて、「ごま」の持つ具体的な成分が私たちの身体にどのように良い影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。
まずは、抗酸化物質である「リグナン」が、私たちの身体の中で活性酸素を減少させる働きがあることが知られています。活性酸素は、細胞内の脂質(油分)を酸化させ、老化を促進したり、さまざまな病気を引き起こす危険因子となります。そして、この「リグナン」は、体内の活性酸素が過剰にならないように抑制してくれます。
「リグナン」が抗酸化力を発揮する場は、代謝や排出を担う肝臓です。肝臓は「沈黙の臓器」とも称され、体内の解毒や浄化作用を常に行っていますが、同時に活性酸素が発生しやすく、攻撃を受けやすい部位でもあります。
活性酸素の影響で肝臓の細胞が損傷を受けると、代謝が悪化し、体重が増えやすくなったり、老廃物の排出機能が低下して肌荒れなどの問題が生じることがあります。
このように、「ごま油」に含まれるリグナンが肝臓内の活性酸素を減少させることで、肝臓の機能を維持し、脂肪燃焼やアルコールの分解、老廃物のスムーズな排出を促すことが可能となるのです。
次に、「オメガ6」が豊富に含まれている点について触れます。この「オメガ6」は身体に炎症を引き起こす作用があります。ごま油には、リノール酸という脂肪酸が多く含まれています。
油脂は、脂肪酸と呼ばれる成分から構成されており、その種類は主に以下の4つがあります。
これら4つの脂肪酸をバランス良く摂取することが、健康を維持するためには不可欠です。
現在の問題として、オメガ6(ごま油やサラダ油など)の過剰摂取と、オメガ3(魚の油や亜麻仁油など)の不足が挙げられます。
これらの脂肪酸は、体内で自ら生成することができないため、食品から摂取する必要があります。
私たちは、ごま油やサラダ油などの植物油やそれを使用した加工食品からオメガ6を過剰に摂取する一方で、魚を食べる機会が減少しているため、オメガ3を十分に摂取できていないのです。そのため、オメガ6が持つ炎症作用とオメガ3の抗炎症作用のバランスが崩れ、体内の細胞が炎症によって損傷を受けています。この細胞の損傷は、アレルギーや動脈硬化、がんなどのさまざまな病気を引き起こす原因となります。
まとめ
このように、「ごま油」には抗酸化物質のリグナンが含まれていますが、過剰摂取しないよう注意し、時折利用する程度にとどめることが必要です。
油の中で特に抗酸化成分を含み、毎日使用するのに特にお勧めしたい油は「オリーブオイル」です。
植物油は一般的に熱に弱いものが多いですが、「オリーブオイル」には抗酸化力のあるオレイン酸が主成分であり、熱にも強いため、安心して料理に利用することができます。
運動やストレス管理と合わせて、食事にも気を配り、心身ともに健康で長生きできるよう努めていきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
オリーブオイルは、熱を加えると
トランス脂肪酸になります
オリーブオイルを解毒、分解する
酵素も日本人には
居ません。
踏み込んだ知識も中にはあります。
勉強になる知識提供には感謝します