ブルーライトカットメガネは買ってはいけない?理由と選ぶポイントを解説

ブルーライトカットメガネについてご存知ですか?

眼に悪影響を及ぼすとされるブルーライトを効果的にカットしてくれるアイテムとして、実際に使用している方も多いのではないでしょうか。

現代社会ではスマートフォンやパソコンを使う機会が大幅に増加しているため、眼への悪影響がより一層懸念されるようになっていますよね。

そこで今回は、

 
  • ブルーライトカットメガネにはどれほどの効果があるのか?
  • 実際にブルーライトカットメガネを購入するべきなのか?
  • 購入する際の選び方や正しい使い方は存在するのか?

こうした疑問を抱える方々に向けて、この記事をお届けします。

結論を先に述べると、ブルーライトカットメガネは必ずしも必要なアイテムではありません。

ブルーライトに関するさまざまな研究の結果を見てみると、眼を守るための効果がどの程度実際にあるのかは微妙な部分もあります。

ただし、特定の状況においては必要とされる場面も確かに存在します。

この記事では、ブルーライトカットメガネとは何か購入すべきでない理由購入時のポイントや効果的な使い方おすすめのブルーライトカットメガネについて詳しく解説していきます。

記事の要点は以下の通りです。

 
  • ブルーライトはエネルギーが強く、他の光に比べて網膜に到達しやすい
  • 「ブルーライトが目に悪い」とする意見を覆す報告や研究も存在する
  • ブルーライトカットメガネは「色の識別が難しくなる」「過剰に使用すると生活リズムが崩れる」といった不便さもある
  • 購入する際は、必要に応じたカット率を選ぶことが重要

それでは、各ポイントについて詳しく解説していきます。

ブルーライトカットメガネとは?

買ってはいけない ブルーライトカットメガネ

ブルーライトカットメガネは、その名の通り、目に入るブルーライトを効果的にカットしてくれるアイテムです。

そもそも”ブルーライト”という言葉を聞いたことがある方は多いのではないかと思います。

ブルーライトとは

ブルーライトは、目に見える可視光線の一部を指します。

光の種類は波長によって異なり、ブルーライトの波長は短い範囲(380~495nm程度)に位置しています。

波長が短い光はエネルギーが強く、人体に悪影響を及ぼす可能性があるとこれまで言われてきました。

出典:https://lmanooe.blogspot.com/2021/07/blog-post_8130.html

ブルーライトは太陽光だけでなく、現代では必須のデバイスであるパソコンやスマートフォンからも放出されています。

このような人体に影響を与える可能性があるブルーライトを軽減するために、ブルーライトカットメガネという商品が開発されたのです。

ブルーライトカットメガネを買ってはいけない理由

買ってはいけない ブルーライトカットメガネ

多くの人が眼をブルーライトから保護するために、ブルーライトカットメガネを着用していると思われます。

しかし、本当にブルーライトカットメガネを購入する必要があるのでしょうか?

冒頭でもお伝えした通り、実際にはブルーライトカットメガネは必須のアイテムではありません。

ここでは、ブルーライトカットメガネを買ってはいけない理由について詳しく解説します。

ブルーライトはカットしなくても大丈夫

眼や身体に悪影響を及ぼすとされてきたブルーライトですが、

最近の研究や報告によると「ブルーライトに重大な悪影響があるとは言えない」という見解が示されています。

2021年4月14日、日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会などの6つの学会が『小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見』という共同声明を発表しました。

この共同声明の要旨は以下の通りです。

『小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見』の要旨
 
  • デジタル端末からのブルーライトは、曇天や窓越しの自然光よりもかなり少ない。
  • 太陽光は成長に良い影響を与えるため、ブルーライトカットが近視を助長する可能性がある。
  • ブルーライトカットメガネには眼精疲労を軽減する効果は全くない。
  • 日中にブルーライトカットメガネを着用する理由はない。

この声明は、「ブルーライト=眼に悪い」という強いイメージを覆す重要な内容でした。

では、なぜこれまでブルーライトが眼や身体に悪影響を与えるとされてきたのでしょうか?

実は、ある研究結果の誤解や風評が広がったことが要因とされています。

Scientific Reportに掲載された研究の中に「ブルーライトによってレチナールを加えたがん細胞が死滅した」という結果がありました。

レチナールは眼の網膜に存在する物質です。

このため、「レチナールを含む網膜にブルーライトは悪影響を及ぼす」との誤解が広まってしまったのです。

しかし、前述のように、現在では「ブルーライトが眼に悪影響を与える」という考え方が見直されつつあります。

実は不便なことも多いブルーライトカットメガネ

ブルーライトをカットし、眼に良いとされてきたブルーライトカットメガネですが、

確かに眼に有効な場面もありますが、実際には不便な点も多く存在します。

ブルーライトカットメガネの不便さ
 
  • ブルーライトカット率が高いほど、視界が黄色がかり、色の識別が難しくなる
  • ブルーライトカットメガネを外した際に、余計に眩しく感じることがある
  • 周囲から見た際に、目元が暗く見える印象を与える可能性
  • ブルーライトカット効果は、レンズを交換しないと取り除けない
  • そもそもブルーライトカットの実感が得にくい

ブルーライトカットメガネの特性として、カット率が上がるとレンズが黄色がかってくることがあります。

色を正確に識別する必要がある職業の方にとっては、これは大きなデメリットとなるでしょう。

また、ブルーライトカットメガネを外したときに、普段よりも眩しさを強く感じることもあります。

身だしに気を使う人にとっては、黄色がかったレンズによって目元が暗い印象になることも気になる要素かもしれません。

ブルーライト自体が眼に与える悪影響が少ないとされる中では、なおさらデメリットが目立ってしまうでしょう。

ブルーライトカットメガネを買うとしたら

買ってはいけない ブルーライトカットメガネ

ここまで、ブルーライトカットメガネが不要であることをお伝えしてきましたが、全く効果がないわけではありません。

作業環境や状況に応じてブルーライトカットメガネを活用することで、眼を守る効果が期待できます。

ここでは、ブルーライトカットメガネを選ぶ際のポイントや、効果的な使い方について解説します。

ブルーライトカットメガネの選び方

ブルーライトカットメガネを購入したいと考えた時、どのような観点で選ぶべきでしょうか?

重要なのは『作業状況や内容に適したブルーライトカットメガネを選ぶこと』です。

ブルーライトカットメガネによって、”ブルーライトのカット率”は異なります。

ブルーライトメガネのカット率
 
  • カット率【20~30%】:明るい場所で短時間の作業
  • カット率【40%】:明るい場所での長時間の作業
  • カット率【50~60%】:暗い場所での作業(時間は関係なし)

ブルーライトカットメガネを使用する主なシーンは、パソコンやスマートフォンなどの液晶画面で作業を行う時です。

自分が普段どのような環境で作業しているかを考慮しながら、適切なブルーライトカットメガネを選ぶことを心掛けましょう。

ブルーライトカットメガネの効果的な使い方

ブルーライトカットメガネをどのように使うことが最も効果的なのでしょうか?

ブルーライトカットメガネの効果的な使い方のポイントは、

ポイント使いすること

これが最も重要なポイントです。

ブルーライトを常時カットし続けることは、人体にとって必要な光すら遮断してしまう可能性があります。

その結果、睡眠のリズムが乱れるなどの悪影響を引き起こすことも考えられます。

したがって、作業時など必要なときだけポイント使いすることが、最も効果的な使用方法と言えるでしょう。

また、夜間は周囲が暗くなりがちですので、就寝の1~2時間前に装着して過ごすのも効果的です。

おすすめのブルーライトカットメガネ3選

買ってはいけない ブルーライトカットメガネ

これまでブルーライトカットメガネの必要性や選び方、効果的な使い方について詳しく解説してきました。

ここでは、ブルーライトカットメガネの購入を検討している方々の参考になるように、『おすすめのブルーライトカットメガネ3選』をご紹介します。

LAMIO ブルーライトカットメガネ

LAMIO ブルーライトカットメガネ

メーカー:LAMIO
ブルーライトカット率:35%以上
素材:レンズ▶プラスチック フレーム▶TR90樹脂素材
重さ:16g(フレーム+レンズ)

LAMIO ブルーライトカットメガネのおすすめポイント
 
  • ブルーライトカット率が35%以上と、必要以上にカットしすぎない
  • ブルーライトの他に紫外線もカット
  • TR90樹脂素材の柔軟性のあるフレームで、長時間の使用でも疲れにくい
  • JIS規格や日本眼鏡普及光学器検査協会で検証済みの高品質

Granvan ブルーライトカットメガネ

Granvan ブルーライトカットメガネ

メーカー:Granvan
ブルーライトカット率:35%
素材:レンズ▶プラスチック フレーム▶金属(真空IP電気メッキ)
重さ:17g(フレーム+レンズ)

Granvan
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<!– wp:cocoon-blocks/tab-caption-box-1 {"content":"Granvan ブルーライトカットメガネのおすすめポイント”,”borderColor”:”key-color”} –>
Granvan ブルーライトカットメガネのおすすめポイント
 
  • ブルーライトカット率が35%で、必要以上にカットしすぎない
  • ブルーライトの他に紫外線もカット
  • 丸メガネタイプでおしゃれ感を演出できる
  • 長時間の使用でも疲れにくいフレーム、鼻パッド設計
  • 30日以内であれば理由なく返品保証(品質に問題があれば180日以内に新品交換)

Zoff PC REGULAR TYPE

Zoff PC REGULAR TYPE

メーカー:Zoff
ブルーライトカット率:約35%
素材:レンズ▶プラスチック フレーム▶フレンチプラスチック
重さ:16g(フレーム)

Zoff PC REGULAR TYPEのおすすめポイント
 
  • ブルーライトカット率が35%で、レンズに透明感がある
  • 紫外線も99%カット
  • 超軽量なフレーム素材で長時間使用でも疲れにくい
  • テンプル部分が頭部を包み込む形で優れたフィット感
  • レンズには傷や反射防止の加工が施されており、耐久性が高い

買ってはいけないブルーライトカットメガネ【まとめ】

今回は、

 
  • ブルーライトカットメガネはどれくらい効果があるのか?
  • ブルーライトカットメガネは購入した方が良いのか?
  • 購入する際の選び方や正しい使い方はあるのか?

といった疑問を持つ方に向けて、ブルーライトの影響やブルーライトカットメガネの効果的な使い方について解説しました。

記事の重要なポイントは次の通りでした。

 
  • ブルーライトはエネルギーが強く、他の光に比べて網膜に届きやすい
  • 「ブルーライトが目に悪い」とする意見を覆す報告や研究が存在する
  • ブルーライトカットメガネには「色の認識が難しい」「多用すると生活リズムが狂う」といった不便さがある
  • 購入する際は、必要に応じたカット率を選ぶことが大切

また、おすすめのブルーライトカットメガネも紹介しました。

購入を検討する際は、ぜひこの記事を参考にして、自分にピッタリのブルーライトカットメガネを見つけてください。

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