ブルーライトカットメガネについてご存知ですか?
眼に悪影響を及ぼすとされるブルーライトを効果的にカットしてくれるアイテムとして、実際に使用している方も多いのではないでしょうか。
現代社会ではスマートフォンやパソコンを使う機会が大幅に増加しているため、眼への悪影響がより一層懸念されるようになっていますよね。
そこで今回は、
こうした疑問を抱える方々に向けて、この記事をお届けします。
結論を先に述べると、ブルーライトカットメガネは必ずしも必要なアイテムではありません。
ブルーライトに関するさまざまな研究の結果を見てみると、眼を守るための効果がどの程度実際にあるのかは微妙な部分もあります。
ただし、特定の状況においては必要とされる場面も確かに存在します。
この記事では、ブルーライトカットメガネとは何か、購入すべきでない理由、購入時のポイントや効果的な使い方、おすすめのブルーライトカットメガネについて詳しく解説していきます。
記事の要点は以下の通りです。
それでは、各ポイントについて詳しく解説していきます。
ブルーライトカットメガネとは?

ブルーライトカットメガネは、その名の通り、目に入るブルーライトを効果的にカットしてくれるアイテムです。
そもそも”ブルーライト”という言葉を聞いたことがある方は多いのではないかと思います。
ブルーライトは太陽光だけでなく、現代では必須のデバイスであるパソコンやスマートフォンからも放出されています。
このような人体に影響を与える可能性があるブルーライトを軽減するために、ブルーライトカットメガネという商品が開発されたのです。
ブルーライトカットメガネを買ってはいけない理由

多くの人が眼をブルーライトから保護するために、ブルーライトカットメガネを着用していると思われます。
しかし、本当にブルーライトカットメガネを購入する必要があるのでしょうか?
冒頭でもお伝えした通り、実際にはブルーライトカットメガネは必須のアイテムではありません。
ここでは、ブルーライトカットメガネを買ってはいけない理由について詳しく解説します。
ブルーライトはカットしなくても大丈夫
眼や身体に悪影響を及ぼすとされてきたブルーライトですが、
最近の研究や報告によると「ブルーライトに重大な悪影響があるとは言えない」という見解が示されています。
2021年4月14日、日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会などの6つの学会が『小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見』という共同声明を発表しました。
この共同声明の要旨は以下の通りです。
この声明は、「ブルーライト=眼に悪い」という強いイメージを覆す重要な内容でした。
では、なぜこれまでブルーライトが眼や身体に悪影響を与えるとされてきたのでしょうか?
実は、ある研究結果の誤解や風評が広がったことが要因とされています。
Scientific Reportに掲載された研究の中に「ブルーライトによってレチナールを加えたがん細胞が死滅した」という結果がありました。
レチナールは眼の網膜に存在する物質です。
このため、「レチナールを含む網膜にブルーライトは悪影響を及ぼす」との誤解が広まってしまったのです。
しかし、前述のように、現在では「ブルーライトが眼に悪影響を与える」という考え方が見直されつつあります。
実は不便なことも多いブルーライトカットメガネ
ブルーライトをカットし、眼に良いとされてきたブルーライトカットメガネですが、
確かに眼に有効な場面もありますが、実際には不便な点も多く存在します。
ブルーライトカットメガネの特性として、カット率が上がるとレンズが黄色がかってくることがあります。
色を正確に識別する必要がある職業の方にとっては、これは大きなデメリットとなるでしょう。
また、ブルーライトカットメガネを外したときに、普段よりも眩しさを強く感じることもあります。
身だしに気を使う人にとっては、黄色がかったレンズによって目元が暗い印象になることも気になる要素かもしれません。
ブルーライト自体が眼に与える悪影響が少ないとされる中では、なおさらデメリットが目立ってしまうでしょう。
ブルーライトカットメガネを買うとしたら

ここまで、ブルーライトカットメガネが不要であることをお伝えしてきましたが、全く効果がないわけではありません。
作業環境や状況に応じてブルーライトカットメガネを活用することで、眼を守る効果が期待できます。
ここでは、ブルーライトカットメガネを選ぶ際のポイントや、効果的な使い方について解説します。
ブルーライトカットメガネの選び方
ブルーライトカットメガネを購入したいと考えた時、どのような観点で選ぶべきでしょうか?
重要なのは『作業状況や内容に適したブルーライトカットメガネを選ぶこと』です。
ブルーライトカットメガネによって、”ブルーライトのカット率”は異なります。
ブルーライトカットメガネを使用する主なシーンは、パソコンやスマートフォンなどの液晶画面で作業を行う時です。
自分が普段どのような環境で作業しているかを考慮しながら、適切なブルーライトカットメガネを選ぶことを心掛けましょう。
ブルーライトカットメガネの効果的な使い方
ブルーライトカットメガネをどのように使うことが最も効果的なのでしょうか?
ブルーライトカットメガネの効果的な使い方のポイントは、
ポイント使いすること
これが最も重要なポイントです。
ブルーライトを常時カットし続けることは、人体にとって必要な光すら遮断してしまう可能性があります。
その結果、睡眠のリズムが乱れるなどの悪影響を引き起こすことも考えられます。
したがって、作業時など必要なときだけポイント使いすることが、最も効果的な使用方法と言えるでしょう。
また、夜間は周囲が暗くなりがちですので、就寝の1~2時間前に装着して過ごすのも効果的です。
おすすめのブルーライトカットメガネ3選

これまでブルーライトカットメガネの必要性や選び方、効果的な使い方について詳しく解説してきました。
ここでは、ブルーライトカットメガネの購入を検討している方々の参考になるように、『おすすめのブルーライトカットメガネ3選』をご紹介します。
LAMIO ブルーライトカットメガネ
LAMIO ブルーライトカットメガネ
メーカー:LAMIO
ブルーライトカット率:35%以上
素材:レンズ▶プラスチック フレーム▶TR90樹脂素材
重さ:16g(フレーム+レンズ)

Granvan ブルーライトカットメガネ
Granvan ブルーライトカットメガネ
メーカー:Granvan
ブルーライトカット率:35%
素材:レンズ▶プラスチック フレーム▶金属(真空IP電気メッキ)
重さ:17g(フレーム+レンズ)

Zoff PC REGULAR TYPE
Zoff PC REGULAR TYPE
メーカー:Zoff
ブルーライトカット率:約35%
素材:レンズ▶プラスチック フレーム▶フレンチプラスチック
重さ:16g(フレーム)
買ってはいけないブルーライトカットメガネ【まとめ】
今回は、
といった疑問を持つ方に向けて、ブルーライトの影響やブルーライトカットメガネの効果的な使い方について解説しました。
記事の重要なポイントは次の通りでした。
また、おすすめのブルーライトカットメガネも紹介しました。
購入を検討する際は、ぜひこの記事を参考にして、自分にピッタリのブルーライトカットメガネを見つけてください。
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