フリースを買ってはいけない理由。気を付けることは？

ユニクロをはじめとするブランドが展開するフリースは、冬の必需品として多くの人々に親しまれています。このアイテムは、寒い季節に特に重宝されるため、広告などでも頻繁に取り上げられ、思わず手に取りたくなることが多いですよね。

しかしながら、使用するシーンによっては注意が必要で、正しい知識を持っておくことが重要です。フリースには多くの利点がありますが、実際にはデメリットも少なくないため、その点には気をつけるべきです。

そこで今回は、フリースの歴史を振り返りつつ、購入時の注意点や気をつけるべきポイントについて詳しく解説したいと思います。寒い季節にフリースの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

冬しか使えない？
静電気が発生しやすい
通気性が悪い
汗を吸いにくい
素材が弱い？
肌に合わないこともある？
まとめ

冬しか使えない？

せっかく購入したフリースですが、気温が非常に寒くならない限り、その出番が少ないと感じることがあるかもしれません。特に日本は四季があり、冬が比較的短いため、フリースを頻繁に使用する機会が限られてしまいます。

春や秋の季節には、フリースを着るのが難しいこともあり、年間を通じての使用はあまり現実的ではないことに注意が必要です。フリースは元々、登山者向けに開発されたものであり、スキーや登山などのウィンタースポーツを行う際に、低い気温に対応するために作られています。日常生活で利用する場合には、アウターとして着るのは難しいこともあるため、用途に応じて購入を検討しましょう。

静電気が発生しやすい

手すりやドアノブに触れた際に静電気が発生し、痛い思いをした経験はありませんか？フリースはポリエステル素材で作られているため、静電気を発生しやすい特性があります。

特に春先などの乾燥した季節には注意が必要です。そのため、インナーとして着用する際には、自然素材の服を選ぶなどの工夫をし、肌に触れないように心がけることが大切です。さらに、フリースの上にマウンテンパーカーを重ねることで、静電気を外に逃がさない工夫をすることができ、物に触れる際も安心です。

通気性が悪い

フリースを着て寝ていると、途中で息苦しくなって目が覚めることはありませんか？それは、前述の通り素材がポリエステルであるため、通気性が悪いことが影響しています。そのため、体の熱を外に逃がすことができず、活動中には必要に応じて脱ぐことができても、寝る時には注意が必要です。

購入を考えている場合は、ベストタイプのフリースを選ぶことをお勧めします。着脱が容易で、インナーとしても非常に使い勝手が良く、腕からの通気性も確保されているため、ぜひ検討してみてください。

汗を吸いにくい

自然素材は吸湿性に優れていますが、人工素材であるフリースはそれが欠けており、特に速乾性も低いため、蒸れる傾向があります。日本は湿度が高いことから、フリース素材はあまり適していないかもしれません。

そのため、インナーには自然素材を選び、アウターとしてフリースを重ね着することが理想的です。また、裏地がメッシュタイプのものを選ぶと良いでしょう。ボアタイプの製品は蒸れやすいので避けることをお勧めします。一方で、汗を吸いやすい素材は登山などのアウトドア活動には不向きとされることもあるため、使用シーンによって選択することが重要です。

素材が弱い？

天然素材に比べて人工素材は耐久性に欠けるため、洗濯時には十分な注意が必要です。早く傷む傾向があるため、洗濯の際はネットに入れたり、洗剤の量を少なめにすることをお勧めします。

また、繊維状の素材ではないため、万が一破れてしまった場合の修理が難しく、長期間の使用には不向きと言えます。さらに、素材に伸縮性がないため、着心地も天然素材に比べると劣る点があります。しかし、登山にはダウンジャケットが破れる危険性があるため、フリース素材が選ばれることもあります。アウターとしてマウンテンパーカーを重ねることで、耐久性と保温性の面で非常に良い組み合わせになります。