子供が雨の日にお出かけする際に欠かせないアイテム、それがレインコートです。
レインコートと一口に言っても、実際には多種多様なスタイルやデザインのものがあります。
この記事では、「子供に適したレインコートを購入したいけれど、どのタイプが良いのかわからない」といった悩みや、「雨の日は危険が伴うため、少しでも安全を確保できるレインコートを探している」という方に向けて、選び方のポイントを詳しくご紹介します。
レインコートの種類と特徴
一般的なコートタイプ
コートタイプのレインコートは、丈が長めで、1枚羽織るだけで簡単に着用できるのが特徴です。
ランドセルやリュックを背負ったままでも着用できるリュック対応のデザインもあり、特に幼稚園児や小学生には非常におすすめのアイテムです。
しかしながら、このタイプのデメリットは、上半身は守られても、足元が濡れやすいという点です。
上下別、セパレートタイプ
上下に分かれたデザインのセパレートタイプは、足元が濡れるのを防ぎやすいです。
特に大雨の日などには、その利点が非常に有効に働きます。
ただし、上下が別れているため、コートタイプに比べて着脱が若干面倒になることがあります。
被るだけのポンチョタイプ
袖が無く、かぶるだけで簡単に着用できるのがポンチョタイプの魅力です。
着脱がとても簡単なため、小さなお子さんにもぴったりの選択肢です。
ロンパースタイプ
つなぎのような形状をしたロンパースタイプのレインコートは、全身をしっかりと濡れから守ることができます。
しかし、全体が一体化しているため、着脱がやや難しいという欠点もあります。
レインコートのフードに関する種類と特徴
レインコートを選ぶ際に、意外に見落としがちなのがフードのタイプです。
雨の日はすでに視界が悪くなりがちですが、フードを被ることでさらに見えにくくなってしまうため、周囲がよく見えるフードの選択が、子供の安全を守るためには重要です。
ゴム付きフード
ゴムが付いているフードは、強風で脱げてしまう心配がありません。
ただし、顔が雨で濡れてしまうというデメリットがあります。
透明窓付きフード
透明な部分があるフードは、周囲の視界を確保しやすくなっています。
ただし、風が強い状況ではフードが飛ばされるリスクがあります。
別売りのレインハット
雨の日のフードとしておすすめなのは、レインコートとは別に販売されているレインハットです。
レインハットは帽子のような形状をしており、視界が良く、安心して使用できます。
さらに、顎ひもが付いているため、風で飛ばされる心配もありません。
レインコートの色について
安全を確保するためには、自動車や自転車を運転している人に、子供の存在をしっかりと認識してもらうことが重要です。
そのためには、雨の日でも識別しやすい色のレインコートを選ぶ必要があります。
目立つ色として定番なのは、黄色です。
また、白に近い淡い色も認識されやすいとされています。
さらに、反射テープが付いていると、より高い安全性が期待できます。
レインコートの機能性
レインコートには、撥水加工と防水加工の2種類があります。
撥水加工
シリコンやフッ素で表面をコーティングしているため、水を弾く効果があります。
ただし、大量の水がかかると、布の隙間から水が染み出すことがあるため注意が必要です。
表面コーティングのみなので、撥水効果は時間の経過とともに徐々に低下します。
防水加工
防水加工は、水を通さない素材を使用していたり、素材自体に防水加工が施されているものです。
強い雨でも水を通さないため、非常に優れた機能を持っていますが、蒸れやすいという欠点もあります。
防水効果が落ちることはないため、長期間安心して使用できます。
使用シーンに応じた選び方
レインコートは、どのような場面で使用するかによって選ぶべき種類が異なります。
幼稚園への登園、小学校への登校時
リュックやランドセルを背負うことが多いため、リュック対応のコートタイプが特におすすめです。
幼児の小雨の日の散歩
幼児が散歩する際には、着脱が簡単なポンチョタイプが理想的です。
自転車のチャイルドシートに乗る場合
コートタイプを自転車のチャイルドシートで使用すると、レインコートがずり上がり、足が濡れてしまうことがあります。
そのため、足が濡れにくいセパレートタイプを選ぶのが良いでしょう。
また、自転車に乗る際は風が強くなるため、レインハットを使用するとフードが飛ばされる心配が軽減されます。
おすすめのレインコートブランド
小学生以上なら、OUTDOOR
OUTDOORは、コートタイプやポンチョタイプ、セパレートタイプなど、豊富な選択肢があります。
特に、OUTDOORのレインコートとパンツがセットになったセパレートタイプはリュック対応で、登校時にも適しています。
ただし、注意点としてサイズの取り扱いが130㎝からとなっているため、小さなお子様には向かない場合があります。
本格派ならモンベル
モンベルも多彩なレインコートを取り揃えています。
特にトレッキングレインポンチョは、幼児向けに95cmからのサイズがあり、モンベル独自の技術によって高い防水性能を誇ります。
フードは紐で調整可能で、背面には反射テープ、左胸には反射ロゴが付いており、安全面でも優れた工夫が施されています。
さらに、モンベルが独自に開発した防水透湿性素材を使用した晴雨兼用のストームハットも非常におすすめです。
まとめ
雨の日は視界が悪くなり、事故のリスクが高まります。
そのため、レインコート選びは子供の安全を確保するために非常に重要な要素です。
形やデザインだけでなく、フードの種類や機能性、色、反射テープの有無についても慎重に考慮する必要があります。
間違ったレインコートを購入するのではなく、適切な選択ができるよう、この記事を参考にしてみてください。
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