ガムシロップは買ってはいけない!その理由とは?

アイスコーヒーやアイスティーといった冷たい飲み物には欠かせない存在である「ガムシロップ」。

砂糖とは異なり、水に非常に溶けやすく、カフェや喫茶店では当然のように使用されています。

さて、突然ですが、皆さんはガムシロップが何から作られているか知っていますか?

実は、「ガムシロップを使うことが健康に良くない可能性がある」という噂が広まっています。

今回は、ガムシロップの原材料について、またそれを購入することが望ましくない理由を詳しく解説したいと考えていますので、興味のある方はぜひ最後までお読みください。

ガムシロップは何からできている?

ガムシロップは、とろみのある透明で甘い液体です。

「砂糖とは異なり、冷たい飲み物に良く溶けるし、またはちみつや水あめとは違う成分だろう」と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際に何から作られているのかを知っている人は少ないかもしれません。

それでは、まずガムシロップの原材料についてご紹介します。

もともとのガムシロップの原材料

昔のガムシロップは、砂糖、水、そしてアラビアガムを煮込んで作られていました。

この原材料の一つであるアラビアガムの「ガム」という部分から「ガムシロップ」という名前が付けられたと言われています。

アラビアガムは、アフリカのナイル地方に自生するアラビアゴムノキやその近縁植物の樹皮から分泌される物質を乾燥させたものです。
 
アラビアガムを使用することで、粘着性を持たせ、長期保存時にも砂糖が結晶化するのを防ぐことが可能になります。

現在の主なガムシロップの原材料

現在では、アラビアガムが使用されることはほとんどなく、主にトウモロコシやジャガイモ、サツマイモなどから得られるデンプンが原材料となっています。

そのため、ガムシロップという名称ではなく、シュガーシロップやコーンシロップといった名前で販売されている商品も存在します。

ガムシロップの成分表示を確認すると、原材料名に「果糖ブドウ糖液糖」と記載されていることがわかります。

果糖ブドウ糖液糖は、「果糖とブドウ糖を含む液体の糖」という意味です。

果糖ブドウ糖液糖は、トウモロコシなどのデンプンを酵素でブドウ糖に分解し、さらに別の酵素を使用して一部を果糖に変化させて作られます。

デンプン自体は甘味を持たず、主にスープなどにとろみをつけるために使用されますが、酵素の働きによって甘味に変わります。

甘さは砂糖とほぼ同じですが、コストが安く、低温でも強い甘さを感じるという特性を持っています。

ガムシロップを買ってはいけない理由まとめ

「果糖ブドウ糖液糖?難しい言葉だけれど、人工的に作られたもので体に悪そうな印象がある」と感じた方もいるかもしれません。

それでは、具体的にガムシロップを購入しない方が良い理由をいくつかご紹介します。

原材料の問題

原材料として使用されているデンプンは、ほとんどがアメリカ産の安価なトウモロコシから作られています。

アメリカ産のトウモロコシは多くが遺伝子組み換えである可能性が高く、その安全性が不透明です。

遺伝子組み換え食品は人工的に生成されたもので、ガンやアレルギー、奇形、不妊などのリスクを引き起こす可能性があると報告されています。

血糖値が急上昇する

果糖ブドウ糖液糖は加工された甘味料であり、砂糖とは異なり食物繊維などの成分を含んでいません。

そのため、体内で瞬時に分解・吸収され、血糖値が急激に上昇してしまいます。

これにより、以下の2つのリスクが存在します。

肥満になりやすくなる

血糖値が急上昇することで、脳内に快楽物質が分泌されます。

その結果、さらなる甘い物を欲するようになり、肥満のリスクが高まると言われています。

糖尿病になりやすくなる

血糖値の急激な上昇は快楽物質だけでなく、インスリンも過剰に分泌させることになります。

このため、糖尿病の発症リスクが高まると考えられています。

その他病気のリスクがある

果糖ブドウ糖液糖には、他にもさまざまな悪影響があると考えられています。

具体的には、骨や歯、血液、血管に悪影響を及ぼし、肝臓や心臓に異常を引き起こす可能性があるとされています。

果糖ブドウ糖液糖は、アメリカで使用禁止運動が起こるほど健康に悪影響を及ぼす危険な物質と見なされています。

ちなみに、ガムシロップだけでなく、清涼飲料水(炭酸飲料やスポーツドリンク、乳酸飲料など)や調味料類(めんつゆ、ソース、ぽん酢など)、さらには多くのお菓子にも含まれています。

ガムシロップの代用品のご紹介

「ガムシロップが体に悪いということは理解した。ただ、飲み物に甘さが欲しい」という方も多いことでしょう。

そこで、一般的な(果糖ブドウ糖液糖から作られた)ガムシロップの代わりに使える商品をご紹介したいと思います。

それは、「有機栽培オーガニックシロップ」です。

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一般的なガムシロップよりも価格は高めですが、有機さとうきびを使用しているため、遺伝子組み換えの原材料は一切含まれていません。

また、果糖ブドウ糖液糖と比べても、血糖値の上昇が穏やかです。

もちろん、有機栽培オーガニックシロップであっても、過剰に摂取することは体に悪影響を及ぼす可能性があるので、注意が必要です。

まとめ:日常的に使うものだからこそ気を付けよう!

今回は、ガムシロップの原材料や購入を避けるべき理由について詳しく解説しました。

ガムシロップは人工的に生成された果糖ブドウ糖液糖で構成されており、肥満や糖尿病の原因となる可能性が指摘されています。

日常的に使用するものだからこそ、使用を控えるべきであったり、有機栽培オーガニックシロップに置き換えるなど、一度その選択肢について考えてみるのも良いかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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